テセロイキン
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識別 | |
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CAS番号 | 136279-32-8 |
ATCコード | L03 |
PubChem | SID: 47205821 |
KEGG | D02749 |
化学的データ | |
化学式 | C698H1127N179O204S8 |
分子量 | 15,547.22 g·mol−1 |
テセロイキン(Teceleukin)は、遺伝子組換えヒトインターロイキン-2であり、N末端にメチオニンが結合した134個のアミノ酸残基からなるタンパク質である[1]。
効能・効果
[編集]副作用
[編集]重大な副作用は[1]、
- 体液貯留(12.4%)
- 毛細血管漏出症候群〔体重増加(5.8%)、浮腫(4.3%)、胸水・腹水・肺水腫等の水分貯留(3.5%)、尿量減少(1.6%)〕、循環血漿量減少〔血圧低下(2.7%)〕
- 鬱血性心不全(0.4%)
- 抑うつ(0.8%)、自殺企図
- 誘発感染症、感染症の増悪
- 好中球機能抑制
- 自己免疫現象
- 強皮症、溶血性貧血、糖尿病
である。
その他、10%以上に現れる副作用として、発熱(73.3%)、悪寒・戦慄(39.9%)、全身倦怠感(34.9%)、頭痛・頭重感、好酸球増多(69.4%)、ALT上昇、AST上昇、食欲不振(36.8%)、悪心・嘔吐が挙げられる。
薬物動態
[編集]静脈内投与後、最も多く分布する臓器は腎臓である[2]。血中からは2相性(0.23hr、1.46hr)に消失するが、代謝経路は不明である[3]。
参考資料
[編集]- ^ a b “イムネース注35 添付文書”. www.info.pmda.go.jp. PMDA. 2021年9月13日閲覧。
- ^ 西内偉格, 甲斐包子, 吉田真里子, 高岸靖, 山田秀雄, 永井修吾, 刈谷巽, 佐々木緊「遺伝子組換え型ヒトインターロイキン-2(S-6820)の体内動態に関する研究(第1報):S-6820投与後のラットにおける検討」『薬物動態』第5巻第2号、日本薬物動態学会、1990年、165-177頁、doi:10.2133/dmpk.5.165、ISSN 0916-1139。
- ^ 金沢春幸ら (1990). Biotherapy 4: 1182-1187.