テチャーナ・マリャルチュック
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テチャーナ・マリャルチュック(ウクライナ語:Тетяна Малярчук、1983年 - )は、ウクライナの現代作家、ジャーナリスト。1983年にイヴァーノ=フランキーウシクに生まれた。ターニャ・マリャルチュック表記もある[1]。
オーストリアのウィーン在住で、ウクライナ語とドイツ語で執筆をする。2019年時点で小説7作と児童書1冊を発表している[2]。ジャンルやスタイルは幅広く、マジック・リアリズムの作品や、思想家ビャチェスラフ・リピンスキの伝記的小説、ディストピア小説などがあり、物語では人と違った面を持つ主人公が多い[1][3]。
主な著作
[編集]- 『Ендшпіль Адольфо, або троянда для Лізи』, 2004
- 『上から下へ。恐怖の本』/『Згори вниз. Книга страхів』, 2006
- 『あたしがどうやって聖人になったか』/『Як я стала святою』, 2006
- 『Говорити』, 2007
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- オリガ・ホメンコ(Ольга Хоменко)「独立後の現代ウクライナ文学:プロセス、ジャンル、人物」『スラヴ文化研究』第16巻、東京外国語大学ロシア東欧課程ロシア語研究室、2019年3月、104-127頁、2024年3月3日閲覧。
- ヴァルター・フォーグル, 山田カイル(訳)「実験、政治、ユーモア:現代オーストリア文学の傾向」『ああいう、交遊、EU文学』、駐日欧州連合代表部、2023年10月、2024年5月23日閲覧。
関連文献
[編集]- オリガ・ホメンコ(Ольга Хоменко)「女性の顔を持つウクライナ : 歴史的な伝統,社会規範,メディアでのイメージと最近のトレンド」『神戸学院経済学論集』第52巻3・4、神戸学院大学経済学会、2021年3月、13-27頁、2024年3月3日閲覧。