テメシュ級モニター
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テメシュ級モニター | |
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艦級概観 | |
艦種 | モニター艦 |
艦名 | ドナウ川の支流 |
前級 | Szamos級 |
次級 | Save級 |
性能諸元 | |
排水量 | 常備:442トン 満載:486トン |
全長 | 57.7m 56.2m(水線長) |
全幅 | 9.56m |
吃水 | 1.2m |
機関 | 形式不明石炭専焼缶1基 +レシプロ機関1基1軸推進 |
最大 出力 |
1,500hp |
最大 速力 |
竣工時:13.0ノット |
航続 距離 |
-ノット/-海里 |
燃料 | -トン(石炭) |
乗員 | 78名 |
兵装 | シュコダ 12cm(35口径)単装砲2基 (1917年:9cm(45口径)単装砲1-2基) シュコダ 4.7cm(43口径)単装速射砲2基 |
兵装 (「アルデアル」, ルーマニア海軍, 第二次世界大戦)[1] | シュコダ 12cm(35口径)単装砲2門 ラインメタル37mm機関砲6門 エリコン20mm機関砲4門 |
装甲 | 舷側:40mm 主砲塔:40mm 司令塔:25mm |
テメシュ級河川モニター (S.M.S. Temes klass) は、オーストリア=ハンガリー帝国海軍が建造した河川モニター艦の艦級である。
概要
[編集]本級は、国際河川であるドナウ川の権益を守るためにオーストリア=ハンガリー帝国海軍により建造された河川用のモニターである。第一次世界大戦では、緒戦のベオグラード進攻作戦で支援砲撃を行うなど、ドナウ川流域での実戦に参加した。
艦形
[編集]河川での使用に適した、浅吃水で操縦性に優れる船型を採用した。浅水域で推進器が損傷するのを避けるため、艦底中央部から艦尾にかけて凹みを設け、その中に推進器を配置している。舵も、保針性と舵効を確保するため前後に長い一枚舵を採用している。
甲板上は、中央部に機関室囲壁を含む上部構造物があり、その前部に艦橋を配置した。艦橋直前の左右両舷に12cm単装主砲各1基を、後甲板の中心線上に9cm単装砲1基を置き、上部構造物上の両舷に4.7cm速射砲各1基を配置した。
同型艦
[編集]1914年に「テメシュ」として竣工。1920年にルーマニア海軍に譲渡され「アルデアル(Ardeal)」と改名。1944年にソ連に拿捕され「アゾフ(Azov)」と改名。1945年にルーマニア海軍に返却後1946年解体処分。名称はドナウ川の支流テメシュ川(現在のティミシュ川)にちなむ。
1914年に「ボドログ」として竣工。1918年にユーゴスラビア海軍に譲渡され「サヴァ(Sava)」と改名。1941年4月12日に自沈。クロアチア陸軍により浮揚後、1944年9月8日に再度自沈。1962年に浮揚後に解体処分。名称はドナウ川の支流ボドログ川にちなむ。
脚注
[編集]- ^ Mark Axworthy, London: Arms and Armour, 1995, Third Axis, Fourth Ally: Romanian Armed Forces in the European War, 1941–1945, pp. 352-353 and 30
参考図書
[編集]- 「Conway All The World's Fightingships 1906–1921」(Conway)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Monitors of the Danube Flotilla, 1870-1918オーストリア=ハンガリー帝国のモニター艦の説明。
- [1]本艦に関する写真、図を集めたページ。