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テンニンチョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンニンチョウ
テンニンチュウ
テンニンチョウ(オス生殖羽) Vidua macroura
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
上科 : スズメ上科 Passeroidea
: テンニンチョウ科 Viduidae
: テンニンチョウ属 Vidua
: テンニンチョウ V. macroura
学名
Vidua macroura
(Pallas, 1764)
英名
Pin-tailed whydah
Vidua macroura + Lonchura cucullata

テンニンチョウ(天人鳥、Vidua macroura)は、テンニンチョウ科テンニンチョウ属に分類される鳥。

分布

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アンゴラウガンダエチオピアエリトリアガボンガーナカメルーンガンビアギニアギニアビサウケニアコートジボワールコンゴ共和国コンゴ民主共和国ザンビアシエラレオネジンバブエスーダンスワジランド赤道ギニアセネガルソマリアタンザニアチャド中央アフリカ共和国トーゴナイジェリアナミビアニジェールブルキナファソブルンジベナンボツワナマラウイマリ共和国モーリタニアモザンビーク南アフリカ共和国リベリアルワンダレソト

形態

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全長オス34cm(繁殖期)、メス12cm。下面の羽毛は白い。

嘴の色彩は赤い。

オスは生殖羽は頭頂から後頭、上面が黒い羽毛で覆われる。また尾羽のうち中央部の4枚が伸長する。オスの非生殖羽やメスは頭頂部から後頭や上面が灰褐色の羽毛で覆われる。

生態

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サバンナに生息する。

食性は雑食で、種子昆虫類などを食べる。

繁殖形態は卵生。オスは樹上にいるメスの頭上で停空飛翔(ホバリング)し、求愛する。メスはカエデチョウ類の巣に卵を産む(托卵)。卵から孵化した雛は托卵対象の鳥類の雛と一緒に成長することもある。

人間との関係

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ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されており、おそらくかご抜けした個体が野外で観察されている。托卵により繁殖するのだが、托卵対象となるカエデチョウ類も愛玩鳥として輸入され、かご抜けにより野生化しているためか、東京や京都では繁殖行動も確認されている[2]

参考文献

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  1. ^ BirdLife International (2012). "Vidua macroura". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2013年2月17日閲覧
  2. ^ 川上和人(文)、叶内拓哉(写真)『外来鳥ハンドブック』文一総合出版、2012年5月17日。ISBN 978-4-8299-8103-0  p.72

外部リンク

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