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テンポ (インドネシアの雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンポ
編集長 Setri Yasra
カテゴリ ニュース雑誌英語版政治
刊行頻度 週刊
発行者 Tempo Inti Media
総発行部数
(2010年)
300,000[1]
創刊者 ゴエナワン・モハマド
ユスリル・ジャリヌス
創刊号 1971年3月6日[2]
インドネシアの旗 インドネシア
言語 インドネシア語
英語(英語版)
ウェブサイト en.tempo.co
ISSN 0126-4273
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テンポ』(Tempoオールキャップスにスタイルされる)は、もっぱらニュースと政治を扱うインドネシアの週刊誌。ゴエナワン・モハマド英語版ユスリル・ジャリヌス英語版によって創刊され、創刊号は1971年3月6日に発行された[3]

この雑誌のモットーは、「Enak Dibaca dan Perlu」(読んで楽しく、必要な)である[4]

沿革

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新秩序時代

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1994年6月21日スハルト(1921年-2008年)大統領の新秩序 (New Order) 体制の下で、情報大臣ハルモコ英語版(1939年–2021年)は、国家の安定に対する脅威であるとして、他のニュース雑誌『Editor』と『DeTik』とともに、『テンポ』の発行を禁じた[5]。この発禁に対抗して、多数のジャーナリストたちが結集して独立ジャーナリスト連合英語版 (Aliansi Jurnalis Independen) が結成された[6]。『テンポ』の刊行は、1998年にスハルトが失脚した後、再開された[7]。.

新秩序後の時代

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この雑誌は、独立した地位を保ち続け、2010年6月27日号にリークされた文書に基づいて警察の腐敗についての記事を掲載し、6人の警察幹部が数百万ドルに及ぶ銀行口座を持っており、月給がおよそ1600米ドル程度であるにもかかわらず、中には1千万米ドルを超えるものもあると報じた。

この一件に関する記事が発表される号が刊行された日の早朝、警察とつながりがあると見られた役人たちが、攻撃的な記事が掲載された号の雑誌を買い占めようと無駄な試みをした。彼らはジャカルタの中心部で3万部を買い占めたが、他の地域には影響は及ばなかったし、売り手も価格を低下の倍に釣り上げてこの需要が高い号の残部を販売した。『テンポ』は3万部を追加で増刷して供給した。一連の動きは、この問題をめぐって世間の耳目をさらに引くことになった[8]

数日後の7月6日ジャカルタの中心部にあるこの雑誌の編集部が、バイクに乗った2人の黒づくめの男たちによって爆弾襲撃された。被害は軽微であったが、この襲撃は警察が関与しているものと思われた[9]


『テンポ』は、Tempo.co によってインターネット上でも情報を発信している[10]

週刊誌とは別に、『テンポ』は日刊新聞『コラン・テンポ (Koran Tempo)』を発行している[11]。同紙は、政治経済に関して、調査報道に準じたニュースを掲載している。同紙はインドネシア語だけで刊行されているが、Tempo.co では、英語など、他の言語のバージョンも読むことができる。同紙のジャーナリズムは、インドネシアの他の日刊新聞とは異なっている。『テンポ』は、彼ら自身の言う「ストーリーの背後のストーリー」を提供している。読者に提供されるのは、最新の事件のことだけでなく、記事の続報やニュースの背後である。

雑誌

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『テンポ』誌はインドネシア語で発行されている。2000年9月12日から、『テンポ』は英語版の刊行も始めた。

歴代編集長

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脚注

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  1. ^ Prayudi. Textual Analysis of Tempo News Magazine Representation of Terrorism. Jurnal Ilmu Komunikasi Terakreditasi, 8 (1). (2010):41.
  2. ^ March 6 In History: First Edition Of Tempo Magazine Published”. VOI (2021年3月6日). 2023年11月20日閲覧。
  3. ^ “Indonesia: 'Tempo' cofounder dies of stroke”. Jakarta Post (Asia Media). (2009年2月4日). オリジナルの2009年4月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090418023356/http://www.asiamedia.ucla.edu/article-southeastasia.asp?parentid=104219 2009年2月21日閲覧。 
  4. ^ Enak Dibaca dan Perlu”. TEMPO.CO. 2023年11月18日閲覧。
  5. ^ Duncan McCargo (2003). Media and Politics in Pacific Asia. Psychology Press. pp. 77–. ISBN 978-0-415-23374-3. https://books.google.com/books?id=V4tjkf39YMgC&pg=PA77 
  6. ^ Sejarah Aliansi Jurnalis Independen”. Aliansi Jurnalis Independen. 2023年11月18日閲覧。
  7. ^ Bringing Back a Legend: Tempo Magazine Reopens in Jakarta”. Committee to Protext Journalists. 2023年11月18日閲覧。
  8. ^ Sunanda Creagh (2010年7月1日). “Magazine on Indonesia police corruption disappears”. Reuters. 2023年11月18日閲覧。
  9. ^ "The Test of Indonesia's Press Freedom", Asia Sentinel, 7 July 2010
  10. ^ Berita Terkini, Berita Hari Ini Indonesia dan Dunia - Tempo.co”. www.tempo.co. 17 April 2018閲覧。
  11. ^ Koran Tempo”. Koran Tempo. 2023年11月18日閲覧。
  12. ^ "Tempo Media Director Toriq Hadad Passes Away". Tempo (英語). 8 May 2021. 2023年11月20日閲覧
  13. ^ "Profil Arif Zulkifli". Tempo (インドネシア語). 2023年11月20日閲覧
  14. ^ "Wahyu Dhyatmika". World Association of News Publishers (英語). 2023年11月20日閲覧

外部リンク

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