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テン (Y&Tのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『テン』
Y&Tスタジオ・アルバム
リリース
録音 ファンタジー・スタジオ、サウンド・シティ・スタジオ、プリファード・サウンド・スタジオ[1]
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル ゲフィン・レコード
プロデュース マイク・ストーン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 110位(アメリカ[3]
  • Y&T アルバム 年表
    コンテイジャス
    (1987年)
    テン
    (1990年)
    イエスタデイ・アンド・トゥデイ・ライヴ
    (1991年)
    テンプレートを表示

    テン[注釈 1]』(Ten)は、アメリカ合衆国ハードロックバンドY&T1990年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。前身のイエスタデイ&トゥデイ時代のアルバムおよび、ライブ・アルバムも含めると通算10作目に当たる。

    背景

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    ジョーイ・アルヴィスの脱退に伴い、ステフ・バーンズが後任ギタリストに迎えられた[4]。「シティ」は、当時アリス・クーパー・バンドのギタリストだったアル・ピトレリがソングライティングに貢献した曲で、1991年にピトレリがクーパーのバンドを脱退した後には、ステフ・バーンズが後任を務めた[5]。本作のレコーディングでは、元ジャーニースティーヴ・スミスが、大部分の曲でドラムスを担当している[6]

    バンドは本作を最後に一度解散するが、1995年には解散時と同じラインナップで再結成した[4]

    反響・評価

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    アメリカでは本作がBillboard 200で110位に達し、収録曲「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク」は『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで31位を記録した[3]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「"Don't Be Afraid of the Dark"には良いリフもあるが、レコードの大部分は強い印象に欠け、際立ったスタイルも閃きもなく、よく出来たメインストリーム・メタルに過ぎない」と評している[2]。一方、ポール・エリオットは2024年、「レッド・ツェッペリンを思わせるタメの効いたリフを持つ"Hard Times"、アコースティック楽器により織り込まれた"Ten Lovers"、熟達したAORの"Don't Be Afraid of the Dark"など、一流のハードロック・レコードである」と評している[6]

    収録曲

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    1. ハード・タイムス - "Hard Times" (Dave Meniketti, Phil Kennemore) – 5:14
    2. ルーシー - "Lucy" (P. Kennemore) – 4:43
    3. ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク - "Don't Be Afraid of the Dark" (Robert White Johnson, Taylor Rhodes) – 4:51
    4. ガール・クレイジー - "Girl Crazy" (D. Meniketti, P. Kennemore, Jimmy DeGrasso) – 4:01
    5. シティ - "City" (D. Meniketti, P. Kennemore, J. DeGrasso, Al Pitrelli) – 5:37
    6. カム・イン・フロム・ザ・レイン - "Come in from the Rain" (D. Meniketti, Stef Burns) – 6:03
    7. レッド・ホット&レディ - "Red Hot & Ready" (D. Meniketti, P. Kennemore) – 4:19
    8. シーズ・ゴーン - "She's Gone" (D. Meniketti, P. Kennemore, J. DeGrasso) – 4:17
    9. レット・イット・アウト - "Let It Out" (Jeff Paris, Moon Calhoun) – 4:46
    10. テン・ラヴァーズ - "Ten Lovers" (P. Kennemore) – 6:06
    11. ゴーイン・オフ・ザ・ディープ・エンド - "Goin' Off the Deep End" (D. Meniketti, P. Kennemore) – 4:32
    12. サレンダー - "Surrender" (D. Meniketti, P. Kennemore, J. DeGrasso) – 5:24

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注

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    注釈

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    1. ^ 1991年再発CD (MVCG-21007)、2009年再発CD (UICY-94057)、2012年再発CD (UICY-25144)の帯に準拠。日本初回盤CD (WPCP-3461)の帯の表記は『TEN』だった。

    出典

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    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Ten - Y&T - Album”. AllMusic. 2024年3月15日閲覧。
    3. ^ a b Y&T - Awards”. AllMusic. 2013年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月15日閲覧。
    4. ^ a b Rivadavia, Eduardo. “Y&T Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年3月15日閲覧。
    5. ^ Al Pitrelli - 1990 to 1992”. destroyerofharmony (2022年4月11日). 2024年3月15日閲覧。
    6. ^ a b Elliott, Paul (2024年3月7日). “The Y&T albums you should definitely own”. loudersound.com. Future plc. 2024年3月15日閲覧。