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ディアコデキシス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディアコデキシス
Diacodexis pakistanensisPakicetus inachus
地質時代
始新世
(約5540万 ~ 4620万年前)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目 Ornithischia
: ディコブネ科
Dichobunidae
: ディアコデキシス属
Diacodexis
Cope, 1882
  • D. antunesi
  • D. gracilis
  • D. ilicis
  • D. kelleyi
  • D. metsiacus
  • D. minutus
  • D. pakistanensis
  • D. primus
  • D. secans
  • D. woltonensis
  • ?†D. absarokae

ディアコデキシス(Diacodexis)は、ディコブネ科の小型の草食性哺乳類絶滅した属である。5540万年前から4620万年前まで、北アメリカヨーロッパパキスタンに生息した。

記載

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顎骨の一部

既知の偶蹄目として最古のものである。現存のダイカー亜科に似て、体長は約50cmだが、尾はずっと長い。後世の多くの偶蹄目とは異なり、未だ各々の足に5本の足指を持っていたが、3番目と4番目の足指は既に伸長していた。また、各々の足指に小さな蹄があった。歯からは、葉や柔らかい芽、果実等を食べていたことが示唆される[1]

その長い脚から、走るのは速く、かなり長い距離をジャンプできたと考えられている。

形態

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Legendre & Roth 1988により、4つの個体の化石標本が調査されている。

  • 標本1:3.22 kg
  • 標本2:2.89 kg
  • 標本3:2.62 kg
  • 標本4:2.24 kg

化石の分布

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広く分布し、化石はパキスタン、ヨーロッパ、北アメリカから見つかっている。

出典

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  1. ^ Palmer 1999, p. 266

関連文献

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  • Legendre, S.; Roth, C. (1988). “Correlation of carnassial tooth size and body weight in recent carnivores (Mammalia)”. Historical Biology 1 (1): 85–98. doi:10.1080/08912968809386468. 
  • Palmer, D. (1999). The Marshall Illustrated Encyclopedia of Dinosaurs and Prehistoric Animals. London: Marshall Editions. ISBN 1-84028-152-9