ディエゴ・マルティーナ
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ディエゴ・マルティーナ(イタリア語: Diego Martina、1986年7月26日 - )は、イタリアの詩人、翻訳家、イラストレーター。日本在住。2019年より、黒田杏子に俳句を師事する。現代詩、俳句、エッセイを執筆、刊行。その他、翻訳家として日本の近現代詩と、俳句の翻訳本をイタリア語訳し出版。また、2023年から翻訳家 栗原俊秀と「フメット」というイタリアコミックを日本語に共訳し、日本で紹介する活動を開始。
経歴
[編集]2005年にローマ・ラ・サピエンツァ大学東洋研究学部日本学科に入学。2011年、東京大学教養学部に留学。2013年にローマ・ラ・サピエンツァ大学東洋研究学部日本学専攻修士課程修了。現在、東京大学と相模女子大学でイタリア語の非常勤講師を務める。2022年、第76回 芭蕉翁献詠俳句にて特入選。
詩集
[編集]- 『元カノのキスの化け物』(アートダイジェスト、2018)ISBN 978-4862920317
単行本未収録作品
[編集]- 「くるみの蝉が唄う頃に」(朝日新聞の「あるきだす言葉たち」2018年9月12日)
- 「観覧車の空」(「詩とファンタジー」44号、巻頭詩)
評論・エッセイ
[編集]- 『誤読のイタリア』(光文社、2021)ISBN 978-4334045203
連載
[編集]- 「神保町散策」(『藍生俳句誌』2020年1月~12月、全12回、俳文)
- 「イタリア語で読む初めての一冊」(NHKラジオ『まいにちイタリア語』 2022年4月~2023年3月 、 全12回 )
- 「詩人・ディ絵語の絵本案内」(『この本読んで!』2021年秋号~現在にいたる、絵本の紹介)
- 「イタリア人の鎌倉日記」(『かまくら春秋』2023年1月~現在にいたる、文芸/俳文)
翻訳
[編集]- Una solitudine di due miliardi anni luce(谷川俊太郎『二十億光年の孤独』)(Bulzoni、2012)ISBN 978-8878706491
- minimal(谷川俊太郎『minimal』)(dei Merangoli、2019)ISBN 978-8898981489
- Solo la luna in silenzio(夏目漱石『静かな月だけが』)(dei Merangoli、2019)ISBN 978-8898981236
- L'odore dell'acqua(黒田杏子『水のにほひ』)(dei Merangoli、2022)ISBN 978-8898981878
- Chiodi battuti(赤野四羽『打たれた釘』、俳句集)(iQdb、2023)ISBN 979-8395008732
共訳
[編集]- 『秒速5000km』(マガジンハウス、2023年5月) ‐ マヌエレ・フィオール原作漫画の翻訳(栗原俊秀との共訳)ISBN 978-4838732388
- 『バスキア』(花伝社、2023年8月) ‐ パオロ・パリージ原作漫画の翻訳(栗原俊秀との共訳)ISBN 978-4763420756
ラジオ出演
[編集]- 『ニンジニアネットワーク イタリア流俳句時間』(FM愛媛、2024年1月 - ) ‐ 毎週土曜日 14:55~15:00・毎週日曜日16:55~17:00の週2回に放送。