ディエス・ナタリス
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『ディエス・ナタリス』(Dies Natalis)は、ハワード・ハンソンが作曲した楽曲。
概要
[編集]生まれ育ったネブラスカ州の州成立100周年を記念して1967年に作曲され、1967年11月13日に作曲者の指揮でオマハ交響楽団(Omaha Symphony Orchestra)により初演された。
タイトルはラテン語で「誕生の日」という意味があり、これはキリストの降誕、すなわちクリスマスを意味する。作曲者が子どもの頃にスウェーデン系ルーテル教会で歌ったというクリスマス・キャロルの旋律を引用し、序奏とコラール、変奏と終曲という構成になっている。
1972年にはハンソンがかつて校長を務めていたイーストマン音楽学校創立50周年を記念して吹奏楽に改訂、編曲された。この吹奏楽版は1972年4月7日にイーストマン音楽学校のイーストマン劇場で開催された創立50周年記念演奏会でドナルド・ハンスバーガーの指揮、イーストマン・ウィンド・アンサンブルの演奏により初演された。
編成
[編集]- 管弦楽版
木管 | 金管 | 打 | 弦 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Fl. | 2, Picc. | Hr. | 4 | Timp. | ● | Vn.1 | ● |
Ob. | 2, Eng.Hn. | Trp. | 3 | 他 | S.D., B.D., T.D., Cym., Tub.Bells, Xylo. | Vn.2 | ● |
Cl. | 2, B.Cl. | Trb. | 3 | Va. | ● | ||
Fg. | 2, C.Bn. | Tub. | 1 | Vc. | ● | ||
他 | 他 | Cb. | ● |
- 吹奏楽版
木管 | 金管 | 弦・打 | |||
---|---|---|---|---|---|
Fl. | 2, Picc. | Crnt. | 3, Tp. 3 | Cb. | |
Ob. | 2, C.A. | Hr. | 4 | Timp. | ● |
Fg. | 2, Cfg. | Tbn. | 3 | 他 | S.D., B.D., T.D., Cym., Tub.Bells, Xylo. |
Cl. | 4, E♭, Alto, Bass | Bar. | ● | ||
Sax. | Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 | Tub. | ● |
参考文献
[編集]- トッド・サリヴァン(Todd E. Sullivan):CD解説『LAUDE - Music of Howard Hanson』(ジョン・ボイド指揮、管楽フィルハーモニア吹奏楽団)KLAVIER K11158、2006年