ディーゼル・オート・カミオン
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ディーゼル・オート・カミオン(Diesel Auto Camion, DAC)は、ルーマニアの貨物自動車メーカーであるロマン社(ROMAN)の軍事部門でのブランド名。ブラショフ県、ブラショヴに本社を構える。他国のサプライヤーに依存しない独自の軍用車両開発を目的に1977年に設立され[1]、1990年代からは工場の近代化を行っており[1]、ロマン社の軍用車部門となっている。
ロマン社は1921年に創業を開始したロムロック(ROMLOC)自動車工場を基礎として第二次世界大戦後に設立された。共産主義時代の精神から、この工場はスタグル・ロス(Steagul Rosu 赤旗)と命名されており、2000年には750,000台の車両を製造している。
なお、DACトラックはロマンのトラックと製造ラインを共有しているが、1971年に行われた西ドイツの自動車メーカーMANとルーマニア政府間で締結されたジョイントベンチャーの一部では無い。
CNシリーズとして、5トンシャーシにMAN製10.3ℓ 215馬力のディーゼルエンジンが搭載された6×6駆動式の車両が1977年に登場し、その後、4×4、8×8駆動や、出力が向上したV8エンジンやターボ搭載モデルなどの製造が行われている[1]。
モデル
[編集]- DAC 120 DE
- DAC 6135
画像
[編集]-
1989年アンリ・コアンダ国際空港で作業中のDAC 6 ターボ・トラック