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デイヴ・コーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デイヴ・コズから転送)
デイヴ・コーズ
Dave Koz
基本情報
出生名 David Stephen Koz
生誕 (1963-03-27) 1963年3月27日(61歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス サン・フェルナンド
ジャンル スムーズジャズフュージョン
職業 ミュージシャン
担当楽器 サクソフォーンEWI
活動期間 1987年 -
レーベル キャピトル・レコードランデヴー・エンタテインメントコンコード・レコード
公式サイト davekoz.com

デイヴ・コーズ[1]Dave Koz1963年3月27日 - )は、アメリカ合衆国フュージョンサックス奏者。

バイオグラフィ

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カリフォルニア州ロサンゼルスサン・フェルナンド出身のユダヤ系。兄に倣いサックスを始める。カリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学し、卒業後はボビー・コールドウェルとの知遇を得ることで、ミュージシャンの道に選んだ。彼のヒット曲「ハート・オブ・マイン (Heart of Mine)」のバックでサックスを取っているのも彼である。

初期の頃はデヴィッド・コーズの名でクレジット。ザ・リッピントンズトム・スコットジェフ・ローバーのバンドに参加し、L.A.系のフュージョン・ミュージシャンとして名を上げた。1990年にデビュー・アルバム『デイヴ・コーズ』をキャピトル・レコードからリリース。1993年のセカンド・アルバム『ラッキー・マン』にはフィル・ペリーメイシオ・パーカー等をゲストに迎え、70万枚のセールスを上げており、ゴールド・ディスクを獲得した。その1994年には、自らパーソナリティを務めるラジオ番組『Dave Koz Radio Show』をスタートし、ラジオシーンを始めとして人気を集めるようになる。1996年には3枚目のアルバム『Off The Beaten Path』をリリース。1997年にはクリスマス企画アルバム『December Makes Me Feel This Way』をリリース。2000年にはアルバム『ザ・ダンス』をリリースし、大ヒット。なお、国内盤(東芝EMI)には宇多田ヒカルの「First Love」のカバー曲とアジア向けのボーナス・トラックが収められている。2001年にはクリスマスの企画アルバム『A Smooth Jazz Christmas』をリリース。

ソロ活動の一方、2002年フランク・コディハイマン・カッツランデヴー・エンタテインメント(Rendezvous Entertainment)を設立し、副社長兼芸術監督に就任。ジョナサン・バトラークリス・ボッティカーク・ウェイラム等のアルバムを傘下のレーベルからリリースしている。2004年には「Radio & Records」の年間最優秀賞を獲得。同年、『ピープル』誌の「最もホットな50人の独身男性」の一人にも選ばれた。また、同年4月に『アドヴォケイト』誌のインタビューでゲイであることをカミングアウトした。

2005年4月には、日本のラジオ局J-WAVEとカリフォルニアのラジオ局THE WAVEとの共同番組『Smooth Air』のパーソナリティをするようになる。2006年3月から4月にかけてカーク・ウェイラムらとともに「ランデヴー・オール・スターズ」として来日公演し、同年8月に本人名義で初来日公演した。同年9月にシングル「It Might Be You」を発表、2007年1月には映画音楽のスタンダード集『アット・ザ・ムービーズ』を発表した。

初来日以来コンスタントに公演をしており、アンコールでは「夏の思い出」や「小さい秋見つけた」等、来日した時の季節に合わせた日本の楽曲を演奏している。「東京JAZZ 2006」にも出演し、チック・コリアラリー・カールトン等多くのベテラン勢がいる中、最も多くの支持を得る。

2008年8月に、ランデヴー・エンタテインメントがマック・アヴェニュー・レコードに売却されたことが報じられる。だがブランド名は残り、レーベルは継続されることとなる[2]。キャピトルとの契約のため、自主レーベルからソロ・アルバムを出すことはできなかった。

2009年6月にコンコード・レコードに移籍[3]。9月にデイヴはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前を刻むことを果たした[4]

2010年にコンコードよりアルバム『ハロー・トゥモロウ』を発表。2013年には、2011年のブルーノート東京におけるライブの模様を収録したアルバム『Live at the Blue Note Tokyo』を発表した。同年にサックス奏者のジェラルド・アルブライトミンディ・エイベアリチャード・エリオットらと「デイヴ・コーズ&フレンズ」名義でアルバム『サマー・ホーンズ』を発表。2014年には4枚目のクリスマス・アルバムとなる『ハート・アンド・ソウル・オブ・クリスマス -The 25th of December-』を発表している。

ディスコグラフィ

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ジェームス・イングラム(左)とデイヴ・コーズ

スタジオ・アルバム

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  • 『デイヴ・コーズ』 - Dave Koz (1990年)
  • 『ラッキー・マン』 - Lucky Man (1993年)
  • Off the Beaten Path (1996年)
  • December Makes Me Feel This Way (1997年)
  • 『ザ・ダンス』 - The Dance (1999年)
  • A Smooth Jazz Christmas (2001年)
  • Golden Slumbers: A Father's Lullaby (2002年)
  • Saxophonic (2003年)
  • Golden Slumbers: A Father's Love (2005年)
  • 『アット・ザ・ムービーズ』 - At the Movies (2007年)
  • Memories of a Winter's Night (2007年)
  • 『ハロー・トゥモロウ』 - Hello Tomorrow (2010年)
  • 『サマー・ホーンズ』 - Dave Koz & Friends – Summer Horns (2013年)
  • 『ハート・アンド・ソウル・オブ・クリスマス -The 25th of December-』 - The 25th Of December (2014年)
  • Collaborations: 25th Anniversary Collection (2015年)
  • Dave Koz & Friends: 20th Anniversary Christmas (2017年)
  • Dave Koz and Friends: Summer Horns II From A to Z (2018年)
  • A New Day (2020年)

ライブ・アルバム

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  • Live in Trinidad (1996年)
  • Live at the Blue Note Tokyo (2013年)

コンピレーション・アルバム

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  • 『グレイテスト・ヒッツ』 - Greatest Hits (2008年)

映像作品

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  • Live From Trinidad (1997年)

脚注

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  1. ^ デイヴ・コズ」の表記もある。
  2. ^ Dave Koz Sells Rendezvous Record Label”. Smooth Jazz Vibes (August 2008). 2008年8月15日閲覧。
  3. ^ Dave signs a new deal with Concord Records”. davekoz.com (June 2009). 2009年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月13日閲覧。
  4. ^ http://www.davekoz.com/edigests/2009-09-04_star.htm”. davekoz.com (September 2009). 2009年9月28日閲覧。

外部リンク

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