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デュークス・マヨ・ボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Duke’s Mayo Bowl
スタジアムバンク・オブ・アメリカ・スタジアム
場所ノースカロライナ州シャーロット
開催期間2002–現在
参加
カンファレンス
ACC
Big Ten (偶数年)
SEC (奇数年)
過去の参加
カンファレンス
AAC
ペイアウトUS$4,780,461(2019)[1]
スポンサー
旧称
クイーンシティ・ボウル(2002, 仮名称)
コンチネンタル・タイヤ・ボウル (2002–2004)
マイニキ・カーケア・ボウル(2005–2010)
ベルク・ボウル (2011–2019)
2023年のマッチアップ
ノースカロライナ大英語版 vs. ウエストバージニア大英語版 (ウエストバージニア 30-10)
2024年のマッチアップ
未定 (未定)

デュークス・マヨ・ボウルは、2002年よりノースカロライナ州シャーロットバンク・オブ・アメリカ・スタジアムにて行われているボウル・ゲームである。シャーロットがジョージ3世の王妃の名前にちなんでいたため、当初は"クイーンシティー・ボウル"となっていたが、スポンサーの関係で名称は数度変更されている。現在はACCチームが毎年出場し、対戦相手はSEC,Big Ten,Big 12チームのいずれかが出場している。

歴史

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2002年にレイコム・スポーツ英語版(現在のグレイ・テレビジョン)によってシャーロットでのボウル・ゲーム開催が発表。当初はクイーンシティー・ボウルという大会名称だったが、コンチネンタル・タイヤ・ボウル(2002-04年),マイニキ・カーケア・ボウル(2005-10年),ベルク・ボウル(2011-19年)と名称が変わり現在の大会名となっている。

開始当初はACCチームと旧ビッグ・イースト・カンファレンス英語版が出場していたが、2013年の解体に伴いACC5位チームと、AAC3位チームが出場していた。

2011年にシャーロットに本拠を置くデパートチェーンのベルク英語版が3年契約(2013年まで)のスポンサーシップに同意。その後6年の契約延長となり2019年までの間は"ベルク・ボウル"として大会が行われた[2]。 2014年CFPチームのセレクトが行われた後、大会側はACC2位チームとSECチームの2位が選出される形に変更。

2019年11月20日、ベルクは2019年大会以降のスポンサー撤退を公表[3]。2020年6月にデュークス・マヨネーズ英語版が新スポンサーとなることが決定[4]。スポンサーの提案により、チーム勝利時に行われるゲータレード・シャワー英語版の代わりにマヨネーズの入った大きなジャーを勝利コーチの頭に落とすのが現在慣例となっている。

また同年に、2025年まではACCチームの対戦相手が偶数年はBig Tenチーム、偶数年はSECチームとなるスケジューリングとなった[5]。その年に選出されないチームはラスベガス・ボウル英語版への出場が予定されている[6]

2020年大会の試合では勝利したウィスコンシン大のQBグラハム・マーツ英語版が不用意にトロフィーを壊してしまうというアクシデントが発生した[7]

試合結果

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ランキングは当時のAP通信投票英語版に基づいている。

日付 名称 勝利チーム 敗戦チーム 来場者数[8]
2002/12/28 コンチネンタル・タイヤ・ボウル バージニア大英語版(ACC) 48 ウエストバージニア大英語版 22 73,535
2003/12/27 バージニア大 23 ピッツバーグ大英語版(Big East) 16 51,236
2004/12/30 No.25 ボストン・カレッジ英語版(Big East) 37 ノースカロライナ大英語版(ACC) 24 73,258
2005/12/31 マイニキ・カーケア・ボウル ノースカロライナ州立大英語版(ACC) 14 サウスフロリダ大英語版(Big East) 0 57,937
2006/12/30 No.23 ボストン・カレッジ 25 海軍兵学校英語版(無所属) 24 52,303
2007/12/29 ウェイクフォレスト大英語版(ACC) 24 コネチカット大英語版(Big East) 10 53,126
2008/12/27 ウエストバージニア大 31 ノースカロライナ大 30 73,712
2009/12/26 No.17 ピッツバーグ大 19 ノースカロライナ大 17 50,389
2010/12/31 サウスフロリダ大 31 クレムソン大英語版(ACC) 26 41,122
2011/12/27 ベルク・ボウル ノースカロライナ州立大 31 ルイビル大英語版(Big East) 24 58,427
2012/12/27 シンシナティ大英語版(Big East) 48 デューク大英語版 34 48,128
2013/12/28 ノースカロライナ大 39 シンシナティ大 17 45,211
2014/12/30 No.13 ジョージア大英語版(SEC) 37 No.20 ルイビル大(ACC) 14 45,671
2015/12/30 ミシシッピ州立大英語版(SEC) 51 ノースカロライナ州立大 28 46,423
2016/12/29 No.18 バージニア工科大英語版(ACC) 35 アーカンソー大英語版(SEC) 24 46,902
2017/12/29 ウェイクフォレスト大 55 テキサスA&M大英語版 52 32,784
2018/12/29 バージニア大(ACC) 28 サウスカロライナ大英語版(SEC) 0 48,263
2019/12/31 ケンタッキー大英語版(SEC) 37 バージニア工科大 30 44,138
2020/12/30 デュークス・マヨ・ボウル ウィスコンシン大英語版(Big Ten) 42 ウェイクフォレスト大 28 1,500
2021/12/30 サウスカロライナ大 38 ノースカロライナ大 21 45,520
2022/12/30 メリーランド大英語版(Big Ten) 16 No.25 ノースカロライナ州立大 12 37,228
2023/12/27 ウエストバージニア大(Big 12) 30 ノースカロライナ大 10 42,925

Source:[9]

MVP

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2005年大会MVPのスティーブン・トゥロック英語版
MVP 大学 ポジション
2002 ワリ・ランディ英語版 バージニア大英語版 RB(TB)
2003 マット・ショーブ バージニア大 QB
2004 ポール・ピーターソン英語版 ボストン・カレッジ英語版 QB
2005 スティーブン・トゥロック英語版 ノースカロライナ州立大英語版 LB
2006 ジョロン・ドゥンバー英語版 ボストン・カレッジ LB
2007 ケネス・ムーア英語版 ウェイクフォレスト大英語版 WR
2008 パット・ホワイト ウエストバージニア大英語版 QB
2009 ディオン・ルイス英語版 ピッツバーグ大英語版 RB
2010 B.J.ダニエルズ英語版 サウスフロリダ大英語版 QB
2011 マイク・グレノン英語版 ノースカロライナ州立大 QB
2012 ブレンドン・ケイ英語版 シンシナティ大英語版 QB
2013 ライアン・スウィッツァー英語版 ノースカロライナ大英語版 WR
2014 ニック・チャブ ジョージア大英語版 RB
2015 ダック・プレスコット ミシシッピ州立大英語版 QB
2016 キャム・フィリップス英語版 バージニア工科大英語版 WR
2017 ジョン・ウォルフォード英語版 ウェイクフォレスト大 QB
2018 オラミデ・ザキアス英語版 バージニア大 WR
2019 リン・ボウデン英語版 ケンタッキー大英語版 QB
2020 ジャック・サンボーン英語版 ウィスコンシン大英語版 LB
2021 ダケレオン・ジョイナー サウスカロライナ大英語版 WR/QB
2022 ジャコリアン・ベネット英語版 メリーランド大英語版 DB
2023 ギャレット・グリーン英語版[10] ウエストバージニア大 QB

チーム別出場回数

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2023年段階の出場回数をまとめている (22試合, トータル44チーム).

  • 複数回出場チーム
ランク チーム 出場回数 記録
1 ノースカロライナ大 6 1–5
2 ノースカロライナ州立大 4 2–2
3 バージニア大 3 3–0
ウェイクフォレスト大 3 2–1
ウエストバージニア大 3 2–1
6 ボストン・カレッジ 2 2–0
シンシナティ大 2 1–1
ピッツバーグ大 2 1–1
サウスフロリダ大 2 1–1
バージニア工科大 2 1–1
サウスカロライナ大 2 1–1
ルイビル大 2 0–2
  • 1度のみ出場のチーム

勝利(5): ジョージア大, ケンタッキー大, メリーランド大, ミシシッピ州立大, ウィスコンシン大 敗北 (6): アーカンソー大, クレムソン大, コネチカット大, デューク大, 海軍兵学校, テキサスA&M大

2023年現在、ACC加盟14チームのうち10チームは出場。残り4チームはフロリダ州立大英語版ジョージア工科大英語版マイアミ大英語版シラキュース大英語版である。ピッツバーグ大・ボストンカレッジ・ルイビル大はACC所属前は旧ビッグ・イースト・カンファレンスでの出場回数も含んでいる(ピッツバーグ大は2度とも、ボストンカレッジ・ルイビル大は各1度ずつ出場している)。

カンファレンス別出場数

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Conference Record Appearances by season
Games W L Win pct. Won Lost
ACC 22 10 12 .455 2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2011, 2013, 2016, 2017, 2018 2004, 2008, 2009, 2010, 2012, 2014, 2015, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023
The American 11 5 6 .455 2004, 2008, 2009, 2010, 2012 2002, 2003, 2005, 2007, 2011, 2013
SEC 7 4 3 .571 2014, 2015, 2019, 2021 2016, 2017, 2018
Big Ten 2 2 0 1.000 2020, 2022
Big 12 1 1 0 1.000 2023
無所属 1 0 1 .000 2006
  • The Americanの記録は旧ビッグ・イースト・カンファレンス分も含めたデータである。 record includes appearances of the Big East Conference, as The American retains the charter of the original Big East, following its 2013 realignment. Teams representing the Big East appeared in 10 games, compiling a 5–5 record.
  • 無所属:海軍兵学校(2006)2チームのうち8チームが出場、1

マイアミ大ラトガース大・シラキュース大・テンプル大の4チームが未、うちバージニア工科大はACC所属後の参加となった。

脚注

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  1. ^ 2019 Bowl Schedule”. collegefootballpoll.com. December 13, 2019閲覧。
  2. ^ Belk bowl announces six-year extension of partnership with Atlantic coast conference”. Belk Bowl Official Website. Charlotte Collegiate Football. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月5日閲覧。
  3. ^ Holcomb (November 20, 2019). “RIP Belk Bowl? SEC bowl game expected to lose current sponsorship”. saturdaydownsouth.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  4. ^ “Duke's Mayonnaise replaces Belk as sponsor of Charlotte bowl game”. ESPN.com. AP. (June 18, 2020). https://www.espn.com/college-football/story/_/id/29328468/duke-mayonnaise-replaces-belk-sponsor-charlotte-bowl-game June 18, 2020閲覧。 
  5. ^ McMann (June 4, 2019). “Big Ten to add three bowl games, drop Holiday, Gator in 2020” (英語). mlive.com. August 25, 2019閲覧。
  6. ^ Solari (June 4, 2019). “Big Ten adds Las Vegas, Charlotte, Phoenix to football bowl destinations for 2020” (英語). Detroit Free Press. August 25, 2019閲覧。
  7. ^ Duke's Mayo Bowl trophy shatters in Wisconsin locker room” (英語). ESPN. 31 December 2020閲覧。
  8. ^ ベルク・ボウル・メディアガイド”. belkbowl.com (2017年12月29日). 2024年8月2日閲覧。
  9. ^ "Belk Bowl" (PDF). Bowl/All Star Game Records. NCAA. 2020. p. 14. NCAA.orgより2021年1月3日閲覧
  10. ^ @RyanDecker_ (2023年12月27日). "Mayo Bowl MVP Garrett Greene, plus Beanie Bishop & Lee Kpogba standing up front". X(旧Twitter)より2023年12月27日閲覧