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デルタフェライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

デルタフェライト(delta ferrite)とは、純鉄(高純度の)において1392–1536 °C(融点)の温度領域にある鉄の相(組織)である[1]。この領域において、鉄は体心立方格子構造をとる。δFeδ鉄(デルタてつ)ともいう。純度100 %の鉄において、1536 °Cを超えると鉄は液体になる。

デルタフェライトは、Fe-C状態図において、1494 °Cで最大溶解量0.1 %までの炭素を固溶できる。

通常、常温で使う炭素鋼の場合、デルタフェライトは他の相に変態するため、機械的性質の直接的な影響はほとんど無い。

出典

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  1. ^ 『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、213頁

参考文献

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関連項目

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