トイ・ソルジャー (1991年の映画)
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トイ・ソルジャー | |
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Toy Soldiers | |
監督 | ダニエル・ペトリ・Jr |
脚本 |
ダニエル・ペトリ・Jr デヴィッド・コープ |
製作 |
ジャック・E・フリードマン ウェイン・S・ウィリアムズ バトリシア・ハースコヴィック |
製作総指揮 |
マーク・バーグ クリス・ザーパス |
出演者 | ショーン・アスティン |
音楽 | ロバート・フォーク |
撮影 | トーマス・バースティン |
編集 | マイケル・カーン |
配給 |
トライスター 松竹富士 |
公開 |
1991年4月26日 1991年8月10日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 スペイン語 |
興行収入 | $15,073,942[1] |
『トイ・ソルジャー』(Toy Soldiers)は、アメリカのアクション映画。公開は1991年。 ダニエル・ペトリ・Jr監督。
ストーリー
[編集]全寮制の高校をテロリストグループが占拠。目的は判事の息子であるドナヒューを人質に、刑期中の父親の釈放。しかしドナヒューは事件前に連邦保安官によって保護されており、人質にとることはできなかった。
が、生徒は皆金持ちの息子であり、ドナヒューなど必要ないと考えたテロリストは生徒を人質に政府に釈放を要求する。FBIや陸軍が包囲した学校中にC3爆薬を仕掛け、さらにリーダーの手首に巻いたリモコンでいつでも爆破できるようにセット。人数が1人欠員すると5人射殺の制裁を与える措置までとった。
外部との連絡が絶たれてしまった高校内で、ワルガキ組のリーダー、ビリー(ショーン・アスティン)は何とか敵の詳細な情報を外部へ流せないかと策を練る。さらに手首のリモコンを不能にするため、リモコンの受信機の内蔵チップをラジコン飛行機のチップと交換するという手段に出る。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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VHS版 | フジテレビ版 | |||
ウィリアム・“ビリー”・テッパー | ショーン・アスティン | 遠藤直人 | 竹村拓 | |
ジョセフ・“ジョーイ”・トロッタ | ウィル・ウィトン | 正木慎也 | 鳥海勝美 | |
ジョナサン・“スナッフィ”・ブラッドベリー | キース・クーガン | 高木延秀 | 成田剣 | |
ヘンリー・“ハンク”・ガイルズ3世 | T・E・ラッセル | 志賀泰伸 | 相沢正輝 | |
リカルド・モントーヤ | ジョージ・ペレス | 柳沢超 | 菊池英博 | |
デレク(ヨーグルト) | ショーン・フェラン | 古川栄司 | 子安武人 | |
エドワード・パーカー教頭 | ルイス・ゴセット・ジュニア | 藤本譲 | 富田耕生 | |
ロバート・グールド校長 | デンホルム・エリオット | 広瀬正志 | 納谷悟朗 | |
クレイマー陸軍少将 | R・リー・アーメイ | 秋元羊介 | ||
オーティス・ブラウンFBI副支局長 | メイソン・アダムズ | 茶風林 | ||
ルイス・カリ | アンドリュー・ディヴォフ | 内海賢二 | 玄田哲章 | |
ジャック・ソープ | マイケル・チャンピオン | 伊井篤史 | ||
エンリケ・カリ | ジェシー・ドーラン | 土方優人 | ||
アルバート・トロッタ | ジェリー・オーバック (ノンクレジット) |
徳丸完 |
- フジテレビ版:初回放送1994年6月4日『ゴールデン洋画劇場』
- 2019年3月6日発売のBlu-rayには全ての日本語吹替を収録
登場人物
[編集]- ウィリアム・テッパー
- 本作の主人公。3度も退学経験のあるワルガキ軍団のリーダーで、寮の地下に忍び込んでウォッカを飲んだり、電話線を利用してアダルト・チャンネルを聴いたりしていた。そのために教頭から鍋洗いの罰を受ける。テロリストに占拠された際に情報を外部に流す策を友人とともに練る。各自の協力で学校外へ出ることに成功、情報を軍の包囲部隊に渡す。ジョーイが射殺されたときには自暴自棄になっていたが、友人らの説得でやる気を取り戻し、生徒を逃がすことに成功。さらにルイスの手首のリモコンの受信機をラジコン飛行機の受信機と交換し、リモコンを接続不能にさせた。
- ジョセフ・トロッタ
- 父親がマフィアのボスで、それに負い目を感じている。テロリストに占拠された際は過激な対策を考え、友人らに止められている。絵が得意でテロリストの似顔絵を描き、外部に流した。父親からの要請で解放されることになったが、それをよく思わなかったジョセフは見張りを殴り倒し、サブマシンガンでテロリストの一人、ホルヘに対抗するも射殺される。
- ジョナサン・ブラッドベリ
- 喘息持ちで吸入器を持ち歩いている。喫煙者でビリーが学校へ戻る際にマッチとタバコを利用したタイマーで発火させ、警報器を作動させる。リモコンを不能にさせる作戦の際は発作の芝居をしてルイスを校長室からおびき出し、ランプが消えるその瞬間も自身に注目させた。
- ヘンリー・ガイルズ3世
- ガタイのいい眼鏡をかけた黒人の少年。ビリー不在の際に列に並びなおすも見抜かれてしまう。食堂にいた見張りを気絶させ、ビリーの作戦に協力した。
- リカルド・モントーヤ
- メキシコ系アメリカ人でスペイン語が話せる。ルイスには「話せない」と言ったが、すぐに見抜かれてしまい、膝を殴打される。テロリストの名前をスペイン語の会話から把握し、情報として外部に流した。
- デレク
- ワルガキ軍団ではないが、ビリーたちとたまたま同室になったために協力する少年。ラジコンに詳しく、ビリーが学校外へ出る際に屋根の見張りをラジコン飛行機で注目させた。リモコンを不能にさせる作戦でもビリーに受信器すり替えの作業手順を指示するなど活躍した。
- エドワード・パーカー
- 教頭(Dean)でビリーの非行に手を焼いている。ビリーの所持していたウォッカを持って学校外へ出ていたためにテロリストが占拠した際は不在であった。その後、FBIや軍に協力したり、校長の代わりに自分を人質に替えろなどとテロリストに交渉するなど活躍。最後はビリーを助けるために窓から飛び込むも撃たれてしまった。
- クレイマー少将
- 武装テロリストに占拠された学校を包囲する陸軍部隊の指揮官。交渉の切り札がある事情で失われたことから、対テロ特殊作戦部隊デルタフォースとヘリコプター部隊による強襲を決断する。
- オーティス・ブラウン
- FBI副支局長(Deputy Assistant Director)。テロリストとの連絡(交渉)にあたる。また人質の父兄との対応にも頭を悩ませる。
- ルイス・カリ
- テロリストのリーダーで手首に爆弾のリモコンを巻いている。裁判所の人質、国境警備隊員や学校の守衛を男女関係なく容赦なく殺すが、生徒は1人も殺していない(ジョーイの一件はホルヘの独断)。デルタフォース突入の際にはビリーを人質にとって校長室に立てこもり、リモコンのスイッチを押すも、受信機をすり替えられたラジコン飛行機が作動しただけに終わり失敗。次に信管の配線を切断し爆発させようとしたとき、窓を割って飛び込んできたパーカー教頭に気を取られ、その隙にデルタフォース隊員に射殺された。
- ジャック・ソープ
- テロリストの中で唯一のアメリカ人。ルイスの腹心。C3爆薬の信管の配線、定時の人数確認などを行なった。デルタフォース突入の際に校舎の屋根で、向かってくるヘリに対戦車ロケットで対抗しようとするも、隠密に接近していた攻撃ヘリにより機関砲で射殺された。
その他
[編集]- ビリーからうがい薬のウォッカを買ったバーグとザーパスは、製作総指揮の2人の名である。
脚注
[編集]- ^ “Toy Soldiers (1991)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月9日閲覧。