トゥーネ船
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トゥーネ船 (ノルウェー語: Tuneskipet) は、ノルウェーのオスロ市ビグドイ地区にあるヴァイキング船博物館に展示されている三隻のヴァイキング船の一つである[1][2][3]。
なお、日本語のカタカナ表記としては、「テューネ号」[4]、「テューネ船」[5]というのもある。
概要
[編集]トゥーネ船はヴァイキング船として一般に知られるロングシップよりも小型のカーヴに相当する船で、1867年にノルウェーのエストフォル県トゥーネ教区に位置していたRolvsøy島のハウゲン農場内の船葬墓から発掘された。船の名は発見されたトゥーネ教区にちなんで付けられた[6][7]。
トゥーネ船はかなり断片的な不完全な状態で発見され、現在も復元されていないが、全長は22メートル程度あったと考えられている。幅は約4.35メートルで、11あるいは12組のオールで漕いでいたと考えられる。西暦900年前後に建造されたと考えられ、船体はオーク材の鎧張り構造で頑丈に造られている。
参考文献
[編集]- Sverre Marstrander (1999) Tuneskipet (Sarpsborg: Borgarsyssel Museum) ISBN 8299266424
脚注・出典
[編集]- ^ Av John Johansen (20 October 2011). “Vil omdøpe Tuneskipet til "Haugenskipet"”. Fredrikstad Blad. August 15, 2016閲覧。
- ^ “Tune” (Norwegian). Kulturhistorisk museum. Universitetet i Oslo. 10 December 2012閲覧。
- ^ Anne-Sofie Hjemdahl. “Vikingskipshuset på Bygdøy”. Store norske leksikon. August 15, 2016閲覧。
- ^ 鐙麻樹 (2015年1月16日). “オスロでゆったり歴史めぐり、ヴァイキング船博物館”. All About. 2018年4月18日閲覧。
- ^ 庄司邦昭『ショージ先生の船の博物館めぐり〈世界編〉』春風社、2003年、2頁。ISBN 9784921146696。
- ^ “The Tune ship 900 AD”. Vikingskip og norske trebåter. April 17, 2018閲覧。
- ^ Frans-Arne Stylegar. “Tuneskipet”. Store norske leksikon. August 15, 2016閲覧。
関連項目
[編集]- ヴァイキング - ヴァイキング船
- ゴクスタ船、オーセベリ船 - トゥーネ船と共にオスロのヴァイキング船博物館で展示されている。