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トニー・アブレイユ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トニー・アブレイユ
Tony Abreu
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2013年9月3日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 プエルト・プラタ州プエルト・プラタ
生年月日 (1984-11-13) 1984年11月13日(39歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 内野手
プロ入り 2002年 アマチュア・フリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約
初出場 2007年5月22日
年俸 $498,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

エタニスラオ・トニ・アブレイユEtanislao Toni "Tony" Abreu , 1984年11月13日 - )は、ドミニカ共和国プエルト・プラタ州プエルト・プラタ出身の元プロ野球選手内野手)。

経歴

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ドジャース時代

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2002年、17歳でロサンゼルス・ドジャースと契約を結ぶ。2005年には、フロリダ・ステートリーグの首位打者を獲得するなどマイナーリーグで着実に力を付けた。

2007年5月22日、メジャーデビューを果たした。メジャー昇格後は打撃でもそれなりに結果を残し、守備でもセカンド、サード、ショートを守る器用さを見せて59試合に出場した。

2008年は、怪我に悩まされて丸一年を棒に振る。

2009年に、実戦に復帰を果たす。メジャーでは6試合出場にとどまったが、マイナーでは77試合に出場して打率.336、11本塁打、53打点を記録した。

ダイヤモンドバックス時代

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2009年10月9日、トレードアリゾナ・ダイヤモンドバックスへと移籍する。

2010年も二塁、三塁、遊撃を守り、81試合に出場する。しかし、5月終了時点までは3割を超えていた打率が、6月以降は126打数24安打、打率.190と打撃不振でマイナー落ちも経験するなどレギュラー定着とはならなかった。この時もマイナーでは24試合で打率.351、21打点を記録した。

2011年11月2日にFAとなった。

ロイヤルズ時代

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2011年12月1日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約した。

2012年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーしていたが、8月5日に2年ぶりにメジャーに昇格した。メジャーでは22試合の出場にとどまったが、AAA級オマハでは打率.322、9本塁打、73打点をマーク。シーズン終了後にDFAとなった。

ジャイアンツ時代

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A+級フレズノ時代
(2013年8月15日)

2013年2月4日にウェーバーサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍[2]

2014年1月17日にジャイアンツと1年契約に合意した[3]が、3月23日に放出された。3月28日にジャイアンツとマイナー契約を結び、AAA級フレズノ・グリズリーズで開幕を迎えた。開幕後はAAA級で64試合に出場し、6本塁打29打点3盗塁、打率.281だった。7月21日に放出されたが、7月25日にジャイアンツとメジャー契約を結んだ[4]。昇格後は3試合に出場したが、4打数無安打と結果を残せず、7月29日にDFAとなった[5]

メキシカンリーグ時代

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2015年メキシカンリーグベラクルス・レッドイーグルスと契約。6月19日に解雇となる。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレー。

米独立リーグ時代

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2016年は球団に所属しなかった。

2017年2月21日に、アトランティックリーグブリッジポート・ブルーフィッシュと契約した[6]。11月1日に、球団解散による分配ドラフトでニューブリテン・ビーンズ英語版に移籍することとなった[7]

2018年2月13日に、再契約を結んだ[8]が、5月4日に引退を発表した。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2007 LAD 59 178 166 19 45 14 1 2 67 17 0 0 0 2 7 1 3 21 5 .271 .309 .404 .713
2009 6 11 8 0 2 0 0 0 2 1 0 1 0 0 3 0 0 2 0 .250 .455 .250 .705
2010 ARI 81 201 193 16 45 11 1 1 61 13 2 1 0 4 4 0 0 47 8 .233 .244 .316 .560
2012 KC 22 74 70 5 18 2 1 1 25 15 0 0 0 1 2 0 1 13 1 .257 .284 .357 .641
2013 SF 53 147 138 21 37 12 3 2 61 14 0 2 1 1 6 1 1 33 5 .268 .301 .442 .743
2014 3 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .000 .000 .000
MLB:6年 224 615 579 61 147 39 6 6 216 60 2 4 1 8 22 2 5 116 20 .254 .283 .373 .656

年度別守備成績

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二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)




































2007 LAD 25 19 48 0 10 1.000 28 14 57 4 6 .947 7 7 18 1 3 .962
2009 1 4 3 0 1 1.000 1 1 3 0 0 1.000 -
2010 ARI 12 16 18 3 3 .919 20 11 33 1 1 .978 15 16 33 6 12 .891
2012 KC 11 19 32 1 10 .981
2013 SF 30 45 57 2 15 .981 3 0 2 0 0 1.000 3 2 7 1 0 .900
2014 1 2 1 0 0 1.000 1 0 0 0 0 ---- -
MLB 80 105 159 6 39 .978 59 29 105 5 9 .964 29 30 63 8 18 .921

背番号

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  • 6 (2007年)
  • 21 (2009年)
  • 3 (2010年)
  • 31 (2012年)
  • 10 (2013年 - 2014年)

脚注

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  1. ^ Tony Abreu Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年10月26日閲覧。
  2. ^ 賢介にライバル出現 ジ軍がユーティリティー内野手を獲得”. スポニチ Sponichi Annex (2013年2月6日). 2013年2月25日閲覧。
  3. ^ Chris Haft (January 17, 2014). “Giants avoid arbitration with Blanco, Petit, Abreu”. MLB.com. January 18, 2014閲覧。
  4. ^ Ryan Hood (July 25, 2014). “Adrianza, Scutaro placed on disabled list”. MLB.com. July 26, 2014閲覧。
  5. ^ Chris Haft (July 29, 2014). “Ishikawa returns to Giants; Perez also recalled”. MLB.com. July 31, 2014閲覧。
  6. ^ World Series Champion Abreu Joins 'Fish”. bridgeportbluefish.com (February 21, 2017). February 24, 2017閲覧。
  7. ^
  8. ^ Bees Sign Former Big Leaguer Abreu and Local Product Gouin”. New Britain Bees. February 13, 2018閲覧。

関連項目

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外部リンク

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