トマス・ウッドコック

トマス・ウッドコック
トマス・ウッドコック; KCVO DL
	ガーター・セレモニーに際してノロイ・アルスター統括紋章官（英語版）として行進する姿。
生誕	1951年5月20日（73歳）
国籍	イギリス
出身校	イートン・カレッジ
職業	紋章官 ,系譜学者
活動期間	1978–
団体	紋章院
肩書き	ガーター主席紋章官
任期	2010–
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トマス・ウッドコック（英: Thomas Woodcock,KCVO DL FSA、1951年 5月20日 - ）は、イギリスの紋章院付紋章官、系譜学者。イギリス最高位の紋章官ガーター主席紋章官を務めた。

経歴

ダラム大学及びケンブリッジ大学に学ぶ^[1]。1975年に当時のガーター主席紋章官アンソニー・ワグナー（英語版）の研究助手となり、紋章官としての経歴を歩み始める。1978年に赤十字紋章官補（英語版）となる^[2]。1982年にはサマセット紋章官（英語版）に昇進している^[3]。さらに、1997年には上級紋章官であるノロイ・アルスター統括紋章官（英語版）に就任した^[4]。2010年4月には最高位の紋章官ガーター主席紋章官に任官した^[5]^[6]。その後、2021年に同紋章官を退任した^[7]。

紋章官職以外にも、1990年にロンドン考古協会フェローに選出されている^[8]。また、2005年には統監を補佐するランカシャー副統監に就いている^{[注釈 1]}^[10]。

ウッドコックは1996年国王誕生日叙勲（英語版）に際して、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ルテナント(LVO)に叙された^[11]。続く2011年（英語版）にはコマンダーに位階を進めている^[12]。また、2017年にウィンザー紋章官（英語版）ウィリアム・ハント（英語版）の後を受けて、聖ジョン騎士団（英語版）ジェネラロジストに任じられている^[13]。その翌年に同騎士団オフィサーを叙勲した^[14]。また、ウッドコックは紋章官引退後の2021年国王誕生日叙勲（英語版）時にロイヤルヴィクトリア勲章ナイトコマンダー(KCVO)に進んだ^[15]。

^ “The Officers of Arms - College of Arms”. www.college-of-arms.gov.uk. 2021年5月3日閲覧。
^ "No. 47661". The London Gazette (英語). 12 October 1978. p. 12091.
^ "No. 49155". The London Gazette (英語). 1 November 1982. p. 14201.
^ "No. 54756". The London Gazette (英語). 6 May 1997. p. 5349.
^ "No. 59385". The London Gazette (英語). 8 April 2010. p. 6033.
^ "Woodcock, Sir Thomas, (born 20 May 1951)". Who's Who (英語). Vol. 1920–2021 (2019, December 01 ed.). A & C Black. 2021年5月3日閲覧。 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入)
^ "No. 63408". The London Gazette (英語). 5 July 2021. p. 77.
^ ^a ^b “Mr Thomas Woodcock” (英語). Society of Antiquaries of London. 2021年5月3日閲覧。
^ "No. 54654". The London Gazette (英語). 17 January 1997. p. 675. 2011年8月28日閲覧。
^ ^a ^b "No. 57843". The London Gazette (英語). 16 December 2005. p. 16252.
^ "No. 54427". The London Gazette (英語). 14 June 1996. p. 4.
^ "No. 59808". The London Gazette (Supplement) (英語). 11 June 2011. p. 4.
^ The College of Arms Newsletter no. 51 (July 2017)
^ “Order of St John | The Gazette”. www.thegazette.co.uk. 2021年5月3日閲覧。
^ "No. 63377". The London Gazette (Supplement) (英語). 12 June 2021. p. B4.