トマス・キッドシリーズ
表示
『トマス・キッド・シリーズ』(Thomas Kydd series)は、ジュリアン・ストックウィン(1944年 - )著の、トマス・ペイン・キッドを主人公とした海洋冒険小説のシリーズ。日本ではハヤカワ文庫より「海の覇者 トマス・キッド」として出版されている。翻訳は大森洋子。
概要
[編集]『ホーンブロワーシリーズ』や『オーブリー&マチュリンシリーズ』などと同じく、舞台はナポレオン戦争期のイギリス海軍をベースに創作されているが、主人公の出発点が、当時の軍艦において最下級である強制徴募兵(陸者)としてスタートする点を特徴とする。
シリーズとしては全11巻を予定していたが、著者によると15巻まで延びるとのこと。
主な登場人物
[編集]- トマス・ペイン・キッド
- イギリス内陸の街ギルフォードのカツラ職人。ある日、強制徴募隊に徴募され、無理矢理に戦列艦デューク・ウイリアム号の水兵にされてしまう。
- ジョー・ボウヤー
- 右も左も判らないキッドに、水兵としての技術を教え込む熟練水兵。
- ニコラス・レンジ
- キッドの友人。伯爵家の長男。囲い込みにより領民が自殺してしまい、自らに科した罰として水兵に身をやつして生きている。
- ネッド・ダウド
- トップ台員。
- トウビー・スターク
- 砲手長。熟練の下士官。
- ドゴ
- 熟練水兵。
- シシリア
- キッドの妹。
作品一覧
[編集]
|
|