トマス・ネルソン (第2代ネルソン伯爵)
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第2代ネルソン伯爵トマス・ネルソン(英語: Thomas Nelson, 2nd Earl Nelson、出生名トマス・ボルトン(Thomas Bolton)、1786年7月7日 – 1835年11月1日)は、イギリスの貴族。
生涯
[編集]トマス・ボルトン(1782年ごろ – 1834年10月17日)と妻スザンナ(Susanna、1813年7月16日没、エドマンド・ネルソンの娘、初代ネルソン伯爵ウィリアム・ネルソンの姉)の息子として、1786年7月7日に生まれ、10日にノリッジのセント=マイケル=アット=プリーで洗礼を受けた[1]。ノリッジの学校に通った後、1807年7月6日にケンブリッジ大学ピーターハウスに入学、1811年にB.A.の学位を、1814年にM.A.の学位を修得した[2]。
1803年に母の弟にあたる初代ネルソン子爵ホレーショ・ネルソンがバス勲章を授与されるとき、その授与式に出席した[1]。
1834年、ウィルトシャー州長官を務めた[1]。
1835年2月28日に母の弟にあたる初代ネルソン伯爵ウィリアム・ネルソンが死去すると、ネルソン伯爵位を継承した[1]。1806年7月22日の議会立法に基づき、爵位継承と同時に姓をネルソンに改めた[1]。しかし、自身も同年11月1日にウィルトシャーのブリックワース・ハウス(Brickworth House)で死去[2]、長男ホレーショが爵位を継承した[1]。
家族
[編集]1821年2月21日、フランシス・エリザベス・エア(Frances Elizabeth Eyre、1796年ごろ – 1878年3月28日、ジョン・モーリス・エアの娘)と結婚[1]、5男2女をもうけた[3]。
- ホレーショ(1823年8月7日 – 1913年2月25日) - 第3代ネルソン伯爵[4]
- ジョン・ホレーショ(John Horatio、1825年1月15日 – 1917年9月28日) - イートン・カレッジとハーロー・スクールで教育を受けた後、1843年7月1日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学、1846年にM.A.の学位を修得した[5]。その後は聖職者になった[5]。1857年8月27日、スーザン・スペンサー=チャーチル(Susan Spencer-Churchill、1898年2月2日没、チャールズ・スペンサー=チャーチル卿の長女)と結婚、子供あり[3]
- フランシス・キャサリン(1877年4月14日没) - 1855年1月25日、ロバート・ジョン・ペティワード(Robert John Pettiward)と結婚、子供あり[3]
- スザンナ(1900年4月8日没) - 1865年6月27日、アレクサンダー・コルヴィン・ブラント(Alexander Colvin Blunt)と結婚[3]
- モーリス・ホレーショ(1832年1月2日 – 1914年9月6日) - 海軍軍人。1863年4月21日、エミリー・バーラード(Emily Burrard、1906年9月24日没、第2代準男爵サー・チャールズ・バーラードの娘)と結婚、子供あり[3]
- エドワード・フォイル(Edward Foyle、1833年11月11日 – 1859年9月8日) - イートン・カレッジで教育を受けた後、1851年10月21日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学、1855年にM.A.の学位を修得した[6]
- ヘンリー(1835年7月28日 – 1863年11月28日) - イートン・カレッジで教育を受けた後、1854年2月15日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学した[7]。落馬事故で生涯未婚のまま死去した[7]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g Cokayne, George Edward, ed. (1893). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (L to M) (英語). Vol. 5 (1st ed.). London: George Bell & Sons. pp. 8–9.
- ^ a b "Nelson (sometime Bolton), Thomas. (NL807T)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ a b c d e Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth P., eds. (1915). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, the Privy Council, Knightage and Companionage (英語) (77th ed.). London: Harrison & Sons. p. 1484.
- ^ "Nelson, Horatio, Earl. (NL841H)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ a b "Nelson, the Hon. John Horatio. (NL843JH)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ "Nelson, the Hon. Edward Foyle. (NL851EF)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ a b "Nelson, the Hon. Henry. (NL854H)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
イギリスの爵位 | ||
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