トミー・ユン
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토미 윤(尹泰 善) | |
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生誕 |
不明 韓国・ソウル |
国籍 | アメリカ合衆国 |
職業 | 漫画家、キャラクターデザイナー、クリエイティブ・ディレクター、ゲームデザイナー |
活動期間 | 1992年から現役 |
ジャンル | 擬人観、アクション、SF |
代表作 |
『Speed Racer:Born to Race』 『Racer X』、『ロボテック・シリーズ』 |
公式サイト | http://www.tommyyune.com/ |
トミー・ユン(英: Tommy Yune、ハングル表記朝鮮語: 토미 윤 、漢字変換 「尹泰 善」、愛称「ユーニー」" Yoonie "[1])は、韓国人の漫画家である。アメリカ合衆国在住。
人物
[編集]トランスフォーマー、科学忍者隊ガッチャマン(Battle of the Planets)、ロボテックなどの古典的なテレビアニメ・シリーズを始めとするアニメーション産業のリメイク版の潮流に続いた『スピード・レーサー・シリーズ(Speed Racer)』(マッハGoGoGo)の漫画化である『スピード・レーサー:天性のレーサー』(Speed Racer: Born to Race)(直訳:「競走の為に生まれてきた」)への日本漫画流儀の英語漫画(OELマンガ)描画作業によって知られるようになった。
テレビゲームに於けるクレジットタイトルは、キャラクターデザイナーとしての「FX ファイター」、「ロボテック:バトルクライ」(Robotech: Battlecry)[注釈 1]、および受賞を受けたジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト/The Journeyman Projectシリーズを含んでいる。
初の漫画作品は、1992年の擬人観のカルトシリーズ『バスター・ザ・アメージング・ベアーズ』(Buster the Amazing Bear(直訳:「やんちゃな不思議な熊たち」)を処女作として、何年かの後にテレビゲーム・デザイナーとして「ワイルドストーム・プロダクション」(Wildstorm Productionsで主宰者のジム・リー(Jim Lee)に参加した。
1999年に『スピード・レーサー(Speed Racer)』(邦題:『マッハGoGoGo』)を描いて、イラストを図説した後に、2000年には日本漫画流儀の英語漫画(OELマンガ)のミニシリーズ、「覆面レーサーX」(Racer X、更に2001年には「あられもない脚線美のセクシーギャルが跳ね回るような」お色気スパイ・アクション・ガール漫画 「デンジャー・ガール:カミカゼ」(Danger Girl: Kamikaze(Kamikaze)、日本語の対訳語彙による変換は「危ない少女:神風・旋風」)を仕上げた。
原典の「スピードレーサー」もまた、2000年に再出版された際、グラフィック・ノベルとして「天性のレーサー」(Born to Race、直訳「レース/競走のために生まれてきた)と副題を与えられて出版された。
長編アニメーションにおける処女作は、ケビン・アルティエリ(Kevin Altieri)のGen13(正確な表記は上付き数字の『Gen¹³』)のコンピュータグラフィックス(CG)オープニング動画を作成したことであった。
2001年にワイルドストーム・プロダクション(Wildstorm Productionsを退社。)[2]し、ハーモニーゴールド USA(Harmony Gold USA)社の『ロボテック・シリーズの再展開(再起動)』プロジェクトに伴い、同社のクリエイティブ・ディレクターの役職に就任した。
兄の「スティーブ・ユン」(Steve Yun)(彼の兄弟である『ロボテック公式ウェブページ』のウェブマスター)に参加した。
ロボテック・シリーズの物語(サーガ)の後方支援スタッフの1人であり、同時に『ロボテック:シャドウ・クロニクル』(影の年代記)の映画監督でもある[3]。
アニメエキスポ 2007 「パイ投げ」事件
[編集]カリフォルニア州ロングビーチにおいて、2007年開催された「アニメ・エキスポ 2007」の開催4日目である7月2日に、「ミスター・シラー」という名前を持ち、かねてよりロボテック公式ウェブサイト(Robotech.com)のフォーラムに、「キーロン・プライム」(Khyron‐Prime)というユーザー名[注釈 2]というユーザー名で出入りしていた、この複数の名前を持つ不満鬱憤を抱えた、ある男性のコアなロボテックファンは、ホイップクリームを大量に盛ったアルミ箔製のパイ皿(プレート)をパイ投げし、遠距離にもかかわらず、意図した通りトミーの顔に命中した。
シラーの意図した主攻撃対象は、ハーモニーゴールド USAの従業員とロボテック公式ウェブサイト(Robotech.com)のウェブマスターであるスティーブ・ユン(Steve Yun)で、トミーは二次的な攻撃目標であった。
パイ投げの後に、ユンによって皮肉と受け取られる彼ら兄弟両名の写真撮影の為に、カメラ目線でポーズをとる前に、ユンはパイ皿を拾って、シラーに「お返し」をした。
この事件の後、シラーはアニメ・エキスポから永久追放された[4]。
映像作品目録
[編集]- ロボテック:シャドウ・クロニクル(影の年代記)(Robotech: The Shadow Chronicles(2006年) - 監督
- ロボテック・シリーズ三部作:デジタル・リマスター拡張編集版(エクステンド・エディション)(Robotech: Remastered Extended Edition)(2003年) - 新規オープニング・フィルム製作と、各話の題字(エピソード・タイトル)
- Gen¹³(2000年) - オープニング・アニメーション
テレビゲーム作品(未発売除く)
[編集]- ロボテック:侵略(Robotech: Invasion)(2004年) - プロデューサー
- ロボテック:バトルクライ)。[注釈 1](Robotech: Battlecry)(2002年) - プロデューサー、キャラクターデザイン
- 熟練職人プロジェクト 3:時の遺産(The Journeyman Project 3: Legacy of Time)(1998年) - クリエイティブ・ディレクター、コンセプト・デザイン(概念設計)
- 熟練職人プロジェクト:極上のペガサス(天馬)/(The Journeyman Project: Pegasus Prime)(1997年) - コンセプト・デザイン(概念設計)、特殊効果(VFX)
- FX ファイター(1995年) - キャラクターデザイン
- 熟練職人プロジェクト(The Journeyman Project)(1992年) - コンセプト・デザイン(概念設計)
著書目録
[編集]- 星界から(Robotech: From the Stars)
- ロボテック:シャドウ・クロニクル(影の年代記)の美術(The Art of Robotech: The Shadow Chronicles)(2007年)
- シャドウ・クロニクル(影の年代記)へ序曲(Robotech: Prelude to the Shadow Chronicles)(2005年–2006年) - ストーリー
- 侵略(Robotech: Invasion)(2004年) - ストーリー、表紙絵
- 星界から(Robotech/Robotech: From the Stars)(2002年–2003年) - ストーリー、表紙絵
- デンジャー・ガール:カミカゼ(Danger Girl: Kamikaze)(2001年) - ストーリー、本編作画
- 覆面レーサーX(Racer X)(2000年) - ストーリー、表紙絵
- スーパーマン(Superman) Y2K(2000年) - コンピュータグラフィックス(CG)作画
- スピードレーサー(Speed Racer)/スピードレーサー:天性のレーサー(Speed Racer: Born to Race)(1999年–2000年) - ストーリー、描画
- バスター・ザ・アメージング・ベアー(Buster the Amazing Bear)(1992年–1995年) - ストーリー、本編作画
受賞
[編集]- 今月の一冊 - 1999年8月ウィザード・マガジン(Wizard Magazine) (スピードレーサー)
- 特選賞:技術的で創造的な優秀性 - 1997年ニューメディア・インヴィジョン(挑戦)賞(ジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト3)
- 金メダル:最優秀総合デザイン、アニメーション - 1997年ニューメディア・インヴィジョン(挑戦)賞(ジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト3)
- 銀メダル:最優秀アニメーション、グラフィックス - 1996年ニューメディア・インヴィジョン(挑戦)賞(ジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト:極上のペガサス)
- 最終候補作:最良アクション/アーケード・ゲーム・ソフトウェア・プログラム - 1996年コーディ賞(Codie award) (FX ファイター)
- 金メダル:最良アニメーション、グラフィックス - 1993年ニューメディア・インヴィジョン(挑戦)賞(ジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト)
- 銅メダル:最良プロダクション・デザイン(メカニカルデザイン) - 1993年ニューメディア・インヴィジョン(挑戦)賞(ジャーニーマン(熟練職人)・プロジェクト)
- 最優秀賞 - 1991年社会に於ける目新しいデザイン賞(Society for News Design) (オレンジ郡レジスタ(Orange County Register))
- 1位入賞:最優秀グラフィックス - 1990年カリフォルニア新聞出版者協会 (UCLA・デイリー・ブルーイン(Daily Bruin)学生新聞)
- 2位入賞:最優秀グラフィックス - 1990年カリフォルニア新聞出版者協会 (UCLA・デイリー・ブルーイン(Daily Bruin)学生新聞)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b " Battlecry "とは鬨の声(ときのこえ)の意味。古代の合戦で、士気を鼓舞し、敵に対して戦闘の開始を告げるために発する叫び声。また、戦勝の喜びの表現としても発した。転じて単に『戦闘開始』という意味でも使われる。
- ^ ロボテックの「キーロン(Khyron)」(日本原作版の超時空要塞マクロス「カムジン・クラヴシェラ」)と「ゾア・プライム(Zor Prime)」《 日本原作版超時空騎団サザンクロスの「サイフリート・ヴァイス」》からそれぞれ「名」と「姓」(ファミリーネーム)を抜きだし、合成したもの。
出典
[編集]- ^ ロボテック公式ウェブサイト「ユーニー」としても知られる。(Robotech.com profile " Also known as: Yoonie ") Archived 2006年3月17日, at the Wayback Machine.
- ^ ロボテックシリーズの再起動の為にワイルドストーム社を去った - アニメニュースネットワーク(ANN)より(Tommy Yune Leaves Wildstorm for Robtech - Anime News Network)〔2001年7月25日 東部夏時間 22時59分掲載の記事〕
- ^ ハーモニーゴールドUSA社のエンターテインメントカタログ(Harmony Gold Entertainment Catalog)
- ^ “Robotech's Tommy Yune Pied(ロボテックのトミー・ユン、クリームパイを投げられる)”. アニメニュースネットワーク (2007年7月5日). 2013年4月28日閲覧。