コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

トリアコンタメロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トリアコンタメロン』、正確には『トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景』(Triakontameron, 30 Moods and Scenes in Triple Measure)は、30作品(5曲ずつの全6巻からなる)から構成されるピアノ組曲で、1919年から1920年にかけてレオポルド・ゴドフスキーにより作曲された[1]。30曲の各曲は、いずれも1日のうちに書かれた。タイトルにもある通り、一貫して3/4拍子で作曲されている。全曲を演奏するには約70分を要する。

トリアコンタメロンというタイトルは、ジョヴァンニ・ボッカッチョの物語集『デカメロン』から着想を得たものである。30曲中、第1曲『タンジールの夜 Nocturnal Tangier』、第11曲『なつかしいウィーン Alt Wien』、第12曲『エチオピアのセレナーデ Ethiopian Serenade』の3曲は有名でたびたび演奏される[2]

脚注

[編集]
  1. ^ 他のゴドフスキー作品同様に、各曲の終わりに作曲の時期及び場所が記されている
  2. ^ 邦題については、ナクソスレーベルが販売する本組曲のCDの紹介ページ[1]を参考にした。演奏はコンスタンティン・シチェルバコフ

出典

[編集]
  • David Ewen, Encyclopedia of Concert Music. New York; Hill and Wang, 1959.

外部リンク

[編集]