トリムタブ (バックミンスター・フラー)
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バックミンスター・フラーが提唱したトリムタブとは、小さな部分が、巨大な全体をわずかな力で動かす働きのことを指し、彼の思想で頻繁に使用された概念である。
本来のトリムタブとは、船舶において舵自体につける更に小さな舵のことをいう。これになぞらえて、フラーはか弱い個人でも最大限の決意を持って正しいことを行えば、人類という巨大な船を動かしうると主張した。
彼の墓標にも「Call me trimtab」という碑が刻まれていることからも、彼が自らの存在を「トリムタブ」と見なしていたことがうかがえる。
参考文献
[編集]- 『クリティカル・パス―人類の生存戦略と未来への選択』バックミンスター・フラー、 梶川 泰司 訳 白揚社 ISBN 4826900848