トーマス・ジェンキンソン・ウッドウォード
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トーマス・ジェンキンソン・ウッドウォード(Thomas Jenkinson Woodward、1745年頃 – 1820年)は、イギリスの役人、植物学者である。
略歴
[編集]ケンブリッジシャーのハンティンドンの出身で、両親を早く失うが資産は残された。イートン・カレッジ、ケンブリッジ大学のクレア・ホールで学び、1769年に卒業した。サフォーク郡の行政官(magistrate)、副統監(deputy-lieutenant)に任じられ、後にノーフォーク州のウォルコットでも働いた。植物学者として評価され、1789年にロンドン・リンネ協会のフェローに選ばれた。
サミュエル・グッドイナフの"Observations on the British Fuci"(London, 1797)の共著者であり、1784年から1794年の間に王立協会のフィロソフィカル・トランザクションズやロンドン・リンネ協会の紀要(Transactions of the Linnean Society of London)に7編の論文を発表した。ウッドウォードが協力した植物学者の著作には、ジェームズ・エドワード・スミスの"English Botany"やウィリアム・ウィザリングの"Systematic Arrangement of British Plants"の第2版、トーマス・マーティン(Thomas Martyn )によるフィリップ・ミラーの"Gardeners' Dictionary"の改定版などがある。
シシガシラ科のシダ植物の属名、Woodwardia(和名、コモチシダ属)に献名されている。