トーマス・ハンプソン
トーマス・ハンプソン | |
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トーマス・ハンプソン(2014年) | |
基本情報 | |
出生名 | Thomas Walter Hampson |
生誕 | 1955年6月28日(69歳) |
出身地 | アメリカ合衆国、インディアナ |
学歴 | 南カリフォルニア大学 |
ジャンル | オペラ |
職業 | 歌手 |
公式サイト | The official Website of Thomas Hampson |
トーマス・ウォルター・ハンプソン(Thomas Walter Hampson, 1955年6月28日 - )は、アメリカ合衆国生まれのオペラ歌手(バリトン)である。
経歴
[編集]アメリカ合衆国、インディアナ州のエルクハートに生まれる。1978年、79年の夏の間にウェスト音楽アカデミーでマルシアル・サンゲールらに学び、そこでロッテ・レーマン賞を受賞。南カリフォルニア大学に進み、マルシャル・サンゲルとホルスト・ギュンターに師事。1981年、メトロポリタン歌劇場のオーディションで1位を獲得。その後ヨーロッパに渡り、デュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラでデビューした。1985年からチューリッヒ歌劇場で、モーツァルトのオペラなどを歌い、次第に国際的に注目を集める[1]。1986年、メトロポリタン歌劇場でモーツァルトの『フィガロの結婚』を歌いデビュー。同年、レナード・バーンスタインのオーディションに招かれ、1987年にプッチーニの『ラ・ボエーム』をバーンスタイン指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の演奏で歌う。1988年ザルツブルク音楽祭出演。その後バーンスタイン指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共にマーラーの歌曲『さすらう若人の歌』、『亡き子をしのぶ歌』などを録音するなど世界的に活躍している。
ニューイングランド音楽院、ウィットワース大学、サンフランシスコ音楽院の名誉教授である[2]。
これまでにバーンスタインやアーノンクール、テンシュテット、ラトルなど世界的指揮者と共演している。
評価
[編集]これまでに170を超える録音を行っている。受賞が多く、グラミー賞に6度ノミネートしており、1度受賞している。またエディソン賞も5回、フランス・ディスク大賞、グラモフォン賞、エコー・クラシック賞、コンセルトヘボウ賞やその他多数の賞も受賞している。ウィーン国立歌劇場の宮廷歌手の称号、フランス芸術文化勲章コマンドール、2017年にはヴォルフ・メダルを授与されている[3]。
オペラでは80以上の役のレパートリーを持ち、モーツァルトやロッシーニはもちろん、チャイコフスキーなども含まれる。一方、屈指のリート歌手としても知られており、とりわけシューベルトやマーラーの歌曲は高く評価されている[1]。
主なレパートリー
[編集]オペラ
[編集]- グルック:『トーリードのイフィジェニー』のオレスト
- モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』のドン・ジョヴァンニ、『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵
- ロッシーニ:『ギヨーム・テル』のギヨーム・テル
- ヴェルディ:『ドン・カルロ』のロドリーグ
- トマ:『ハムレット』のハムレット
- ショーソン:『アルテュス王』のアルテュス王
- マスネ:『タイス』のアタナエル、『ウェルテル』のアルベール
など
歌曲
[編集](作曲者名のみ)
など
脚注
[編集]- ^ a b “トーマス・ハンプソン - TOWER RECORDS ONLINE”. 2020年3月11日閲覧。
- ^ “トーマス・ハンプソン - ナクソス・ミュージック・ライブラリー”. 2024年2月5日閲覧。
- ^ “[http://www.kajimotomusic.com/gho2019/ アンドリス・ネルソンス指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2019年5月来日ツアー]”. 2020年3月11日閲覧。