ドゥーラ
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
ドゥーラ | |||||||||
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第71回クイーンS出走時(2023年7月30日) | |||||||||
欧字表記 | Dura[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牝[1] | ||||||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2020年2月8日(4歳)[1] | ||||||||
父 | ドゥラメンテ[1] | ||||||||
母 | イシス[1] | ||||||||
母の父 | キングヘイロー[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | ||||||||
生産者 | グランデファーム[1] | ||||||||
馬主 | サイプレスホールディングス合同会社[1] | ||||||||
調教師 | 高橋康之(栗東)[1] | ||||||||
調教助手 | 原口敬士 | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 9戦3勝[1] | ||||||||
獲得賞金 |
1億3521万2000円[1] (2023年10月15日現在) | ||||||||
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ドゥーラ(欧字名:Dura、2020年2月8日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2022年の札幌2歳ステークス、2023年のクイーンステークス。
馬名の意味は、父名より[2]。
戦績
[編集]2歳(2022年)
[編集]7月24日に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューし、スタートで出遅れてドゥアイズの4着に敗れた。
続く8月6日に行われた2歳未勝利戦ではスタートを決め、道中は好位3番手で手応え良く運び、直線では逃げ粘るドゥラエレーデをとらえて、1.3/4馬身差をつけ勝利した[3]。
9月3日、3たび札幌に遠征し、新馬戦・未勝利戦と同距離の札幌2歳ステークスに出走。経験値を生かす形で直線で抜け出し、1番人気に応え重賞初挑戦での初優勝を飾った。高橋康之調教師としても、これが重賞初制覇である[4]。GI初挑戦で出走した年末の阪神ジュベナイルフィリーズは6着に敗れる。
3歳(2023年)
[編集]3月4日のチューリップ賞より始動。単勝1番人気に支持されたが、直線で内を走るキタウイングと接触したことが原因で戦意を喪失、期待を大幅に裏切る15着惨敗に終わった[5]。クラシック1戦目の桜花賞も後方から伸びず、2戦連続の二けた順位となる14着に沈む。2戦目の優駿牝馬は大敗続きだったこともあり18頭中15番人気とあまり期待されていなかったが、後方から鋭く足を伸ばしてリバティアイランドの3着に健闘した[6]。
夏は札幌に遠征し、7月30日のクイーンステークスに出走。道中は中団の外めを追走して勝負どころでじわじわと進出し、51キロの軽ハンデも生かす形で直線外を抜け出し快勝。自身重賞2勝目、3歳馬としては2017年のアエロリット以来6年ぶりとなる同レース制覇を達成した[7]。
続くクラシック最終戦の秋華賞は5番人気で迎え、最後はハーパーとの好勝負を演じるも、3着となった同馬にハナ差及ばずの4着[8]。その後エリザベス女王杯に向け調整されていた[9]が、11月1日に左前屈腱炎のため同レースを見送り、休養に入ることが発表された。幹細胞移植の後に放牧に出され、復帰には1年以上を要する見込み[10]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2022. 7.24 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 9 | 5 | 5 | 50.3 (7人) | 4着 | 1:52.4(35.4) | 0.1 | 斎藤新 | 54 | ドゥアイズ | 476 | |
8. 6 | 札幌 | 2歳未勝利 | 芝1800m(良) | 10 | 7 | 7 | 14.6 (3人) | 1着 | 1:49.1(34.5) | -0.3 | 斎藤新 | 54 | (ドゥラエレーデ) | 464 | |
9. 3 | 札幌 | 札幌2歳S | GIII | 芝1800m(良) | 14 | 7 | 12 | 4.2 (1人) | 1着 | 1:50.0(35.7) | -0.1 | 斎藤新 | 54 | (ドゥアイズ) | 466 |
12.11 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 8 | 16 | 14.4 (6人) | 6着 | 1:33.8(35.0) | 0.7 | 斎藤新 | 54 | リバティアイランド | 470 |
2023. 3. 4 | 阪神 | チューリップ賞 | GII | 芝1600m(良) | 17 | 4 | 8 | 2.5 (1人) | 15着 | 1:35.0(34.2) | 1.0 | 戸崎圭太 | 54 | モズメイメイ | 476 |
4. 9 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 13 | 30.6 (8人) | 14着 | 1:33.2(34.2) | 1.1 | 戸崎圭太 | 55 | リバティアイランド | 472 |
5.21 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 7 | 13 | 103.4(15人) | 3着 | 2:24.1(34.1) | 1.0 | 斎藤新 | 55 | リバティアイランド | 472 |
7.30 | 札幌 | クイーンS | GIII | 芝1800m(良) | 14 | 5 | 7 | 4.5 (1人) | 1着 | 1:46.7(34.5) | -0.2 | 斎藤新 | 51 | (ウインピクシス) | 458 |
10.15 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(稍) | 18 | 3 | 5 | 26.5 (5人) | 4着 | 2:01:6(34.1) | 0.5 | 斎藤新 | 55 | リバティアイランド | 478 |
- 競走成績は2023年10月15日現在
血統表
[編集]ドゥーラの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 ドゥラメンテ 2012 鹿毛 |
父の父 キングカメハメハ2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
父の母 アドマイヤグルーヴ2000 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | ||
Wishing Well | ||||
エアグルーヴ | *トニービン | |||
ダイナカール | ||||
母 イシス 2012 青鹿毛 |
キングヘイロー 1995 鹿毛 |
*ダンシングブレーヴ | Lyphard | |
Navajo Princess | ||||
*グッバイヘイロー | Halo | |||
Pound Foolish | ||||
母の母 アラマサスナイパー2003 黒鹿毛 |
ステイゴールド | *サンデーサイレンス | ||
ゴールデンサッシュ | ||||
*ターミナルフラワー | Salt Lake | |||
Positioned | ||||
母系(F-No.) | ターミナルフラワー(USA)系(FN:5-g) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス:3×4(18.75%) Halo:4×4×5(15.63%) |
[§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ドゥーラ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年10月15日閲覧。
- ^ “競走馬情報 - ドゥーラ”. 日本中央競馬会. 2023年10月15日閲覧。
- ^ “【札幌1R・2歳未勝利】3番人気のドゥーラがデビュー2戦目で初V 斎藤新騎手「成長力に期待」”. スポーツ報知 2022年9月4日閲覧。
- ^ “1番人気ドゥーラが出世レースを制す 斎藤騎手「必ず伸びると信じていました」/札幌2歳S”. (2022年9月3日) 2022年9月4日閲覧。
- ^ “【チューリップ賞】1番人気ドゥーラはまさかの15着 直線で戦意喪失「他馬にぶつけられて」”. 東京スポーツ. (2023年3月4日) 2022年10月14日閲覧。
- ^ “【オークス】15番人気ドゥーラ大健闘3着 斎藤「いいレースを見せてくれた」”. スポーツニッポン. (2023年5月21日) 2022年10月14日閲覧。
- ^ “【クイーンS】ドゥーラが鮮やかに差し切り快勝! 6年ぶり3歳馬Vで秋へ弾み”. サンケイスポーツ. (2023年7月30日) 2022年10月14日閲覧。
- ^ “【秋華賞】クイーンS勝ちドゥーラ鼻差及ばず4着 斎藤新騎手「勝ちに行く競馬をした。崩れなかったのは地力」”. 馬トク報知 (2023年10月15日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ “秋華賞4着ドゥーラ、エリザベス女王杯を視野に調整 高橋康師「もまれた経験が生きる」”. スポニチ競馬Web (2023年10月17日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ “秋華賞4着ドゥーラ、左前屈腱炎が判明 幹細胞移植をして1年以上の休養へ”. スポニチ競馬Web (2023年11月1日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ “ドゥーラ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月15日閲覧。
- ^ “ドゥーラの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年10月15日閲覧。
- ^ a b c "血統情報:5代血統表|ドゥーラ". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年9月5日閲覧。
- ^ a b c d "ドゥーラの血統表|競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月5日閲覧。