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ドミニク・レイエス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドミニク・レイエス
基本情報
本名 ドミニク・ヴィンセント・レイエス
(Dominick Vincent Reyes)
通称 ザ・デバステーター
(The Devastator、破壊者)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1989-12-26) 1989年12月26日(34歳)
出身地 カリフォルニア州ヘスペリア
所属 ケージ・コンバット・アカデミー
テイシェイラMMA & フィットネス
身長 193cm
体重 93kg
リーチ 196cm
階級 ライトヘビー級
バックボーン ボクシング、レスリング、キックボクシング、柔術
総合格闘技戦績
総試合数 18
勝ち 14
KO勝ち 9
一本勝ち 2
判定勝ち 3
敗け 4
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ドミニク・レイエスDominick Reyes1989年12月26日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家カリフォルニア州ヘスペリア出身。テイシェイラMMA & フィットネス所属。UFC世界ライトヘビー級ランキング11位[1]

来歴

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幼少の頃からレスリングとアメリカンフットボールを始めた。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校時代にはアメリカンフットボールでディフェンシブバック(セイフティ)として1年時からスターティングメンバーに選ばれ活躍し、最終的にはチームのキャプテンを務めた。大学卒業後に兄弟が経営する「ケージ・コンバット・アカデミー」で総合格闘技のトレーニングを開始した。

2013年にアマチュアデビュー戦を行い、5連勝の記録でプロへ転向[2]

プロでも6連勝を収めるとUFCと契約を交わした。

UFC

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2017年6月25日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Chiesa vs. Leeでヨアキム・クリステンセンと対戦し、左ストレートで開始29秒のTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、UFCデビュー戦を白星で飾った。

2018年10月6日、UFC 229でライトヘビー級ランキング7位のオヴィンス・サンプルーと対戦し、3-0の判定勝ち。

2019年3月16日、UFC Fight Night: Till vs. Masvidalでライトヘビー級ランキング6位のヴォルカン・オーズデミアと対戦し、2-1の判定勝ち。

2019年10月18日、UFC on ESPN: Reyes vs. Weidmanで元UFC世界ミドル級王者のクリス・ワイドマンと対戦し、1R序盤に左ストレートでダウンを奪い、パウンドでTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、自身の無敗記録を12に伸ばした。

2020年2月8日、UFC 247のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者ジョン・ジョーンズに挑戦。序盤から中盤にかけてスタンドの攻防で善戦したものの、僅差で0-3の5R判定負け。王座獲得に失敗し、キャリア13戦目にして初黒星を喫した。接戦ではあったが、MMA FightingがSNSで行ったファンアンケートでは、ジョーンズ勝利支持が42.1%、レイエス勝利支持が57.9%となり[3]、北米主要メディア記者の判定では21人中14人がレイエスの勝利を支持した[4][5][6]

2020年9月27日、UFC 253のUFC世界ライトヘビー級王座決定戦でライトヘビー級ランキング3位のヤン・ブラホヴィッチと対戦し、2Rに左フックでダウンを奪われパウンドでTKO負け。王座獲得に失敗した。

2021年5月1日、UFC on ESPN: Reyes vs. Procházkaでライトヘビー級ランキング5位のイリー・プロハースカと対戦し、左スピニングバックエルボーで2RKO負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2022年11月12日、1年6カ月ぶりの復帰戦となったUFC 281でライトヘビー級ランキング12位のライアン・スパンと対戦し、左ジャブから右フックで1RKO負け。4連敗となった。この試合はスパンの体重超過により、206.6ポンドのキャッチウェイト契約で行われた[7]

2024年6月8日、UFC on ESPN: Cannonier vs. Imavovダスティン・ジャコビーと対戦。カウンターの左ストレートを効かせ、追撃の左膝蹴りでダウンを奪い最後はスタンドパンチ連打で1RKO勝ち。約4年8カ月ぶりの白星となった[8]

2024年12月7日、UFC 310でライトヘビー級ランキング13位のアンソニー・スミスと対戦し、パウンドで2RTKO勝ち[9]

ファイトスタイル

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The Devastator(破壊者)のニックネームの由来となった強烈なキックと、左ストレートを軸とした切れのあるパンチを持つファイター。テイクダウンの攻防にも優れており、テイクダウンディフェンスの成功率は80%を越えている。

人物・エピソード 

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  • 兄アレックスも同じく総合格闘家であり、UFCへの参戦経験を持つ[10]

戦績

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総合格闘技 戦績
18 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
14 9 2 3 0 0 0
4 3 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
アンソニー・スミス 2R 4:46 TKO(パウンド) UFC 310: Pantoja vs. Asakura 2024年12月7日
ダスティン・ジャコビー 1R 2:00 KO(スタンドパンチ連打) UFC on ESPN 57: Cannonier vs. Imavov 2024年6月8日
× ライアン・スパン 1R 1:20 KO(左ジャブ) UFC 281: Adesanya vs. Pereira 2022年11月12日
× イリー・プロハースカ 2R 4:29 KO(左スピニングバックエルボー) UFC on ESPN 23: Reyes vs. Procházka 2021年5月1日
× ヤン・ブラホヴィッチ 2R 4:36 TKO(左フック→パウンド) UFC 253: Adesanya vs. Costa
【UFC世界ライトヘビー級王座決定戦】
2020年9月27日
× ジョン・ジョーンズ 5分5R終了 判定0-3 UFC 247: Jones vs. Reyes
【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】
2020年2月8日
クリス・ワイドマン 1R 1:43 TKO(左ストレート→パウンド) UFC on ESPN 6: Reyes vs. Weidman 2019年10月18日
ヴォルカン・オーズデミア 5分3R終了 判定2-1 UFC Fight Night: Till vs. Masvidal 2019年3月16日
オヴィンス・サンプルー 5分3R終了 判定3-0 UFC 229: Khabib vs. McGregor 2018年10月6日
ジャレッド・キャノニア 1R 2:55 TKO(左アッパー) UFC Fight Night: Maia vs. Usman 2018年5月19日
ジェレミー・キンボール 1R 3:39 リアネイキッドチョーク UFC 218: Holloway vs. Aldo 2 2017年12月2日
ヨアキム・クリステンセン 1R 0:29 TKO(左ストレート) UFC Fight Night: Chiesa vs. Lee 2017年6月25日
ジョーダン・パウエル 1R 0:53 KO(ハイキック) LFA 13: Millender vs. Holland 2017年6月2日
マーカス・ゴーバン 1R 0:27 KO(ハイキック) Hoosier Fight Club 32 2017年2月11日
タイラー・スミス 1R 1:35 TKO() KOTC: Martial Law 2016年9月18日
ケリー・グレイ 5分3R終了 判定3-0 KOTC: Sinister Intentions 2015年10月17日
ジェシー・グラス 1R 0:55 ギロチンチョーク Gladiator Challenge: Carnage 2015年4月3日
ホセ・リーバス 1R 3:23 TKO() KOTC: Fisticuffs 2014年12月4日

獲得タイトル

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表彰

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  • ブラジリアン柔術 青帯
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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