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ドライソケット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドライソケットとは、抜歯後の血餅血液ゼリー状になったもの)がみられないために歯槽骨が露出し、傷に強い痛みがあることをいう。抜歯の偶発症で、下顎の埋伏智歯の抜歯後のものが多い。

通常の場合、抜歯後に麻酔が切れれば痛みがあるが、その後は次第に痛みが弱くなっていく。しかし、ドライソケットの場合は、2 - 3日後くらいから次第に痛みが強くなっていく。

原因

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通常、抜歯後の傷は血餅で塞がれるが、患者が過剰なうがいをしたり傷を気にして触ることにより、血餅が十分に形成されなかったり脱落してしまうことによる。また、感染による炎症で血餅が溶解することもある。

治療

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傷口の洗浄消毒。抜歯した傷口内部を掻爬(そうは)して再出血させ、血餅を形成させることもある。