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万葉ラブストーリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドラマ万葉ラブストーリー』(ドラマまんようラブストーリー)は、NHK奈良放送局が制作し、2006年から2010年にかけて放送されたテレビドラマである。

概要

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その7割を恋の歌が占めるともいわれる「万葉集」(奈良時代に編纂されたという日本最古の和歌集[1]。これを題材に現在の奈良を舞台にした短編の恋物語ラブストーリー)脚本を、「秋」「夏」「春」「冬」の順番で公募した(脚本コンテスト)。審査員によって選ばれた作品が毎回3編ずつドラマ化された[2]

審査員は、井筒和幸[注 1](映画監督)、上野誠(万葉学者・奈良大学教授)、今井雅子(脚本家)らが務めた。「冬」は一般審査員による審査も導入された。4回のうち、入選(最優秀賞)該当なしで、佳作のみの回もあった(「秋」と「春」)。

ドラマ・万葉ラブストーリー

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2006年7月7日に放送された。開局70周年を記念して制作された。

放送作品[2]
  1. 苦いアップルパイ
  2. 受心メール1件
  3. すれ違いの天の川

万葉ラブストーリー 秋

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本作より、脚本をコンテスト形式にて公募した[3]。応募総数は458件であった(2007年9月18日発表)[4]。第1話には第2話の二人が(レンタサイクルの客)、第2話には第3話の二人が(観光客)、さりげなく出演して作品世界がリンクしているという。

  1. 万葉歌碑はハート色(佳作、脚本:馬場秀子
  2. 二度目の初恋(佳作、脚本:西村有加
  3. フルムーン・ハネムーン(佳作、脚本:藤井香織

万葉ラブストーリー 夏

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応募総数:572件(2008年6月18日発表)[5]

  1. 人込みさがし(佳作、脚本:宮埜美智)(平城宮跡なら燈花会
  2. 花守り[注 2](佳作、脚本:縞古都実)(長谷寺
  3. 誰そ彼からの手紙(入選、脚本:高橋幹子)(ならまちおふさ観音

万葉ラブストーリー 春

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応募総数:654件(2009年1月28日発表)[6]

  1. 恋はももいろ(佳作、脚本:佐々木紀子
  2. 愛しき、古(佳作、脚本:福島敏朗
  3. 春日影の庭(佳作、脚本:橋目真理子

万葉ラブストーリー 冬

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応募総数は759件であった(2009年10月14日発表)[7]。放送された2010年は、平城遷都1300年を迎えた年でもあった。

  1. 世界でいちばん長い道(佳作、脚本:長谷川薫)(十津川村谷瀬の吊り橋
  2. 棚田のマレビト(入選、脚本:山下雅洋)(明日香村棚田
  3. 貝ボタン(佳作、脚本:荒木敏子)(川西町奈良市若草山焼き

脚注

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注釈
  1. ^ 「冬」は、審査に参加したか否か、名前がない。
  2. ^ 応募時のタイトルは「つらつら椿」。
出典
  1. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
  2. ^ a b ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
  3. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2008年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。 - 2007年11月22日付お知らせ
  4. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
  5. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
  6. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。
  7. ^ ドラマ万葉ラブストーリー:::NHK奈良放送局”. 2010年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月25日閲覧。

外部リンク

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