コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ナイティ・ナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナイティ・ナイト
Nighty Night
出演者 ジュリア・デイヴィス
アンガス・デイトン
レベッカ・フロント
ケヴィン・エルドン
マーク・ガッティス
ルース・ジョーンズ
マイケル・フェントン・スティーブンズ
フェリシティー・モンタギュー
マーク・ウォットン
製作
製作総指揮 ジュリア・デイヴィス
制作 Baby Cowプロダクションズ
放送
放送局BBC Three、BBC Two
放送国・地域イギリス
放送期間2004年 1月6日 - 2005年 10月11日
放送時間30分
回数12
公式ウェブサイト
テンプレートを表示

ナイティ・ナイト』(原題:Nighty Night)は、イギリスBBCで放送されたブラックコメディ[1][2][3] のTVドラマである。
主演と脚本をジュリア・デイヴィスが務める。2004年1月6日からBBC Threeにて放送が開始され、そのダークユーモアで広く知られる。
物語は、ナルシスト気質のサイコパス、ジル・ティレル(ジュリア・デイヴィス)とその助手である、喘息持ちで頭の鈍いリンダ(ルース・ジョーンズ)に焦点が当てられており、ジルの夫テリー(ケヴィン・エルドン)が癌を発症した所から始まる。ジルは夫が癌である事実を利用し、近所に引っ越してきたばかりの、多発性硬化症を患う車椅子の女性キャシー・コール(レベッカ・フロント)を思い通りに操ろうとする。ジルは、キャシーの夫である女好きの医者ドン・コール(アーガス・デイトン)に執着するようになる。

テーマ音楽

[編集]

シーズン1、2の冒頭、またシーズン1のエンディングロールに流れるテーマ音楽は、マカロニ・ウェスタン映画「ミスター・ノーボディ」からの引用である。イタリア人映画作曲家エンニオ・モリコーネが作曲を手がけている。

出演者

[編集]
  • ジュリア・デイヴィス(ジル・ティレル)
  • レベッカ・フロント(キャサリン・コール)
  • アンガス・デイトン(ドン・コール)
  • ケビン・エルドン(テリー・ティレル) ※シリーズ1
  • ルース・ジョーンズ(リンダ)
  • マイケル・フェントン・スティーブンズ(ゴードン・フォークス) ※シリーズ1、シリーズ2(ゲスト出演)
  • フェリシティー・モンダギュー(スー・フォークス)
  • キティー・フィッツジェラルド(ジョーイ) ※シリーズ1
  • マーク・ゲイティス(グレン・バルブ)
  • ラルフ・ブラウン(ジャック) ※シーズン2

イギリス国外での放送

[編集]

オーストラリアではABC TVにて2005年3月23日より、毎週水曜日午後9時から放送されていた。[4]

評価

[編集]

シリーズ1はバンフ・アワード(Banff Award)を受賞した。デイヴィスの演技はロイヤル・テレビジョン・ソサイエティー・アワード(Royal Television Society Award)に表彰され、高い評価を得た。[5]

英紙ガーディアンは、この作品を「洗練された不愉快な喜劇」と呼び、また「『ジ・オフィス(The Office)』は “不愉快さから生まれる笑い”を世間に浸透させたかもしれないが、『ナイティ・ナイト』は更にその先を行った」と評した。[6]
米紙タイムズは「極めて強力で、見事なまでに完全な残虐性が、安っぽいピンヒールで社会的ルールを全て踏みにじっている」と表現した。[7]

アメリカ版

[編集]

2006年6月、セックス・アンド・ザ・シティのクリエイターであるダレン・スターがアメリカン版の脚本を担当する予定であり、パイロット版の製作が既に依頼されていることを公表した。プロダクション会社Baby Cowの創設者であるスティーブ・コーガンとヘンリー・ノーマルは、共同で製作総指揮を務める予定であった。[8]

脚注

[編集]
  1. ^ Hawker, Phillipa (November 18, 2005). “Nighty Night – DVD Reviews – Film – Entertainment – smh.com.au”. The Sydney Morning Herald. May 3, 2016閲覧。 “この新たなイギリスのブラックコメディの中で、脚本家ジュリア・ディヴィスは度肝を抜くような狂喜じみた女性、ジル・ティレルを演じている”
  2. ^ Pfarr, Jodie (August 23, 2007). “Black, Tasteless, Yet Terribly Funny – TV & Radio – Entertainment”. The Age. May 3, 2016閲覧。 “この真っ暗なブラックコメディは、確実に好き嫌いが分かれる”
  3. ^ Naughty but Nighty”. The Sun (June 24, 2004). May 3, 2016閲覧。
  4. ^ ABC TV Programming Airdate: Nighty Night (episode one)”. ABC Television Publicity. 6 January 2011閲覧。
  5. ^ ナイティ・ナイト受賞一覧
  6. ^ Gareth McLean (19 April 2004). “ナイティ・ナイトはシットコムに革命を起こすか?(Will Nighty Night change the sitcom for ever?)”. The Guardian. https://www.theguardian.com/culture/2004/apr/19/media.television 17 August 2011閲覧。. 
  7. ^ Stephen Armstrong (7 March 2004). “新たな暗黒の女王(The new queen of darkness)”. The Times. http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/article1036152.ece 17 August 2011閲覧。. 
  8. ^ http://www.hollywood.com/news/Nighty_Night_Comes_to_the_US/3505163

外部リンク

[編集]