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ナイル諸語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナイル諸語
話される地域エチオピアの旗 エチオピア南西部
SPLA/Mの「新スーダン」旗 南スーダン
 コンゴ民主共和国北東部
ウガンダの旗 ウガンダ北部
 ケニア西部
タンザニアの旗 タンザニア北部
言語系統ナイル・サハラ語族?
下位言語

ナイル諸語(ナイルしょご、Nilotic languages)はナイル・サハラ語族東スーダン語派英語版に属する言語グループである。話者はスーダン南部からタンザニアの間の広い地域に居住するナイロート族の人々である。ナイロート族は主に牛の放牧に従事している。ケニアおよびタンザニアの牧畜民マサイ言語はここに属する。このグループに属し話者が多いとされる言語はルオ語ディンカ語テソ語キプシギス語ヌエル語ランゴ語マサイ語アチョリ語ナンディ語トゥルカナ語アルル語バリ語カリモジョン語トゥゲン語トポサ語ポコット語ロトゥゴ語ケヨ語である(Rottland 1981)[1]

分類

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大きく分けて西・東・南の3つのグループに分類される。言語名は特に断りがない限り『言語学大辞典』(三省堂)による。分類は Hammarström et al. (2019) による。

脚注

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  1. ^ 稗田 (1989).
  2. ^ 稗田, 乃「ダトーガ語(バジュータ方言)の子音体系について」『スワヒリ&アフリカ研究』第8巻、1998年、81-94頁、doi:10.18910/71091 

参考文献

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英語:

  • Creider, Chet A. (1989). The syntax of the Nilotic languages: Themes and variations. Berlin: D. Reimer. ISBN 3-496-00483-5 
  • Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin, eds (2016). “Nilotic”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/nilo1247 
  • Lewis, M. Paul; Simons, Gary F.; Fennig, Charles D., eds. (2015). Ethnologue: Languages of the World (18th ed.). Dallas, Texas: SIL International.

日本語:

関連文献

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ドイツ語:

  • Rottland, Franz (1981). "Die nilotischen Sprachen". In Bernd Heine, Thilo C. Schadeberg and Ekkehard Wolff (eds.), Die Sprachen Afrikas: Mit zahlreichen Karten und Tabellen. Hamburg: Helmut Buske. ISBN 3871184330 NCID BA03900861

関連項目

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外部リンク

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