ナノダイヤ
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ユニ ナノダイヤ(英: uni NanoDia)は、2008年に三菱鉛筆から発売されたシャープペンシル芯である。
同社によれば、世界で初めてナノダイヤモンドを配合したシャープペンシル芯であり、これにより強度を保ちながらより滑らかな書き味を実現する。製品には芯1本(60mm)あたり約4億個のナノダイヤモンドが配合されており、黒鉛粒子の間にナノダイヤモンド粒子が入り込み摩擦を減らすことで、滑らかかつ紙への黒鉛の乗りが良くなるという[1]。
2010年には世界で初めてナノダイヤモンドを芯に配合した鉛筆『ナノダイヤえんぴつ』が発売。2014年にはカラーシャープ芯『ユニ ナノダイヤ カラー』および教科書などの塗工紙向けに改良した『ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯』が発売された。
2021年12月に[2]、『ユニ ナノダイヤ』と『ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯』が生産終了した[3][4]。
脚注
[編集]- ^ 経済産業省 2012.
- ^ 日経BP 2021.
- ^ “ユニ ナノダイヤ”. 三菱鉛筆. 2022年3月23日閲覧。
- ^ “ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯”. 三菱鉛筆. 2022年3月23日閲覧。
参考文献
[編集]- “シャープ替芯『ユニ ナノダイヤ』”. 三菱鉛筆 (2008年9月11日). 2017年1月13日閲覧。
- “かきかた鉛筆「ナノダイヤえんぴつ」”. 三菱鉛筆 (2010年11月25日). 2017年1月13日閲覧。
- “「クルトガ スタンダードモデル 0.7mm」「ユニ ナノダイヤ カラー」”. 三菱鉛筆 (2014年9月12日). 2017年1月13日閲覧。
- “「ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯」”. 三菱鉛筆 (2014年10月21日). 2017年1月13日閲覧。
- “三菱鉛筆、滑らかに書ける児童向け鉛筆 芯にダイヤ粒子配合”. 日経QUICKニュース (日経QUICKニュース社). (2010年11月25日)
- “消しやすいカラフル替え芯 三菱鉛筆”. 日経QUICKニュース (日経QUICKニュース社). (2016年11月11日)
- “第45号 ナノダイヤを使った鉛筆”. 産業技術メールマガジン 技術のおもて側、生活のうら側. 経済産業省 (2012年3月29日). 2017年1月13日閲覧。
- “13年ぶりブランド刷新 Z世代をつかんだ「uni」シャープ替え芯”. 日経BP (2021年8月30日). 2022年3月23日閲覧。