ナミエガエル
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ナミエガエル | |||||||||||||||||||||||||||
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ナミエガエル Limnonectes namiyei
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Limnonectes namiyei (Stejneger, 1901) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Namiye's frog |
ナミエガエル (Limnonectes namiyei) は、ヌマガエル科クールガエル属に分類されるカエル。
分布
[編集]形態
[編集]体長オス7.9-11.7cm、メス7.2-9.1cm。メスよりもオスの方が大型になる。体形は太い。吻端は突出せず、鼓膜は皮下に埋もれる。背面の色彩は褐色で、暗褐色の斑紋が点在する。腹面の色彩は白く、暗色の不規則な斑紋が入る。
瞳孔は菱形で、赤い。後肢の趾の間には水掻きが発達する。指趾の先端は丸く膨らむ。
オスは頭部が大型で、下顎の牙状突起がより顕著。
生態
[編集]山地にある常緑広葉樹林内を流れる渓流の周辺に生息する。半水棲。夜行性で、昼間は岩の隙間などで休む。
食性は動物食で、昆虫、甲殻類、ミミズなどを食べる。水中でも採食を行う。
繁殖形態は卵生。4-6月に渓流内の水深の浅い場所や湧水溜りなどに卵を産む。幼生は6-8月に変態し、幼体になる。生後3-4年で性成熟するとされる。
人間との関係
[編集]生息地では食用や薬用とされていたこともある。現在は沖縄県の天然記念物のため、捕獲および流通は禁止されている。
開発による生息地の減少を受け、生息数は減少している。
2016年に、種の保存法により国内希少野生動植物種に指定されている[2]。
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)
出典
[編集]- ^ Yoshio Kaneko, Masafumi Matsui (2004). "Limnonectes namiyei". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature.
- ^ 環境省 国内希少野生動植物種一覧(両生類)
参考文献
[編集]- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、126、211頁。
- 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、305頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、45頁。