ニッコロ・ディ・トンマーゾ
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ニッコロ・ディ・トンマーゾ Niccolò di Tommaso | |
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ニッコロ・ディ・トンマーゾ作の祭壇画 | |
生誕 |
1320年頃 フィレンツェ |
死没 |
1410年頃 フィレンツェ |
ニッコロ・ディ・トンマーゾ(イタリア語:Niccolò di Tommaso)は、14世紀にフィレンツェ、ナポリ、ピストイアで活躍したイタリアの画家である。
経歴
[編集]1346年頃にアルテ・デイ・メディチ・エ・スペジアリに参加したと記録されている。マーゾ・ディ・バンコの影響を示しているが、1370年までにサンタ・マリア・ノヴェッラ教会のストロッツィ礼拝堂でナルド・ディ・シオーネと一緒に働いていた。同年、ピストイアのサン・ジョヴァンニ・フオルシヴィタス教会で働いた。1371年、サント・アントニオ・アバテ教会のために多翼祭壇画を描くためにナポリに行った[1]。トスカーナに戻ると、ニッコロはピストイアのタウ教会のためにフレスコ画を描いた。彼は、聖母の戴冠(ヴェネツィアのアカデミア美術館) と、無実の人々の虐殺(フィレンツェのウフィツィ美術館)を描いた。彼は更に、フィレンツェにあるサン・ロレンツォ聖堂の聖母子像を描いた[2]。
脚注
[編集]- ^ 現在は、ナポリのカポディモンテ美術館に保管されている。
- ^ Museo Thyssen-Bornemiza, short biography.