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ニッコー (洋食器)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニッコー株式会社
NIKKO COMPANY
種類 株式会社
市場情報
名証メイン 5343
1989年10月3日上場
本社所在地 日本の旗 日本
924-0022
石川県白山市相木町383番地 /
【東京本社】
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-36-1
設立 1950年昭和25年)8月18日
(日硬陶器株式会社)
業種 ガラス・土石製品
法人番号 2220001008794 ウィキデータを編集
事業内容 陶磁器・住設環境機器・電子セラミック製品の製造販売
代表者 三谷明子(代表取締役社長)
資本金 34億70百万円
発行済株式総数 2417万2千株
売上高 連結:147億19百万円
単独:144億84百万円
(2024年3月期)
営業利益 連結:△147百万円
単独:△47百万円
(2024年3月期)
純利益 連結:△1億45百万円
単独:△37百万円
(2024年3月期)
純資産 連結:7億16百万円
単独:3億78百万円
(2024年3月31日現在)
総資産 連結:91億19百万円
単独:105億12百万円
(2024年3月31日現在)
従業員数 連結:607人
(2024年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 三谷充 24.66%
三谷産業株式会社 12.60%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友信託銀行再信託分・TDK退職給付信託口) 10.17%
(公財)三谷育英会 4.82%
(2024年3月31日現在)
主要子会社

ニッコーロジスティックス(株) 100%

NIKKO CERAMICS,INC  100%
外部リンク https://www.nikko-company.co.jp/
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ニッコー株式会社: NIKKO Company)は、石川県白山市に本社を置く陶磁器・住宅設備機器・環境設備機器・電子セラミックス製品の製造、販売を手がけるメーカーである。名古屋証券取引所メイン市場単独上場銘柄である。

概要

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主な製品は浄化槽・オーダーメイドバスルーム・ディスポーザーなどの住宅設備・環境設備機器、陶磁器洋食器・インテリアアイテム、セラミック基板や圧電体などの機能性セラミックなどである。2024年3月期の決算では、売上の比率は住設環境機器が69%、陶磁器が14%、機能性セラミック商品が16%となっている。

沿革

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  • 1908年明治41年) - 金沢市で旧藩主前田家と当地の有力者により日本硬質陶器として創業。
  • 1917年大正6年) - 韓国釜山市に工場進出。一時期釜山市に本社をおく。世界有数の生産規模を誇る。
  • 1950年昭和25年) - 在外資産の整理要項に関する政令により、日硬産業株式会社を整理解散。資本金3,750千円で日硬陶器株式会社を設立する。
  • 1958年(昭和33年) - 商号を日本硬質陶器株式会社に変更する。
  • 1961年(昭和36年) - 現在の本社所在地である石川県白山市に陶磁器工場を建設する。
  • 1966年(昭和41年) - 埼玉県行田市に国内初の繊維強化プラスチック(FRP)専門工場を建設し、ユニットバスなどのFRP製住宅設備機器分野へ本格的に進出。
  • 1970年(昭和45 年) - 家庭用浄化槽の製造販売を開始
  • 1974年(昭和49年)- 水処理プラント機器分野進出
  • 1978年(昭和53年)- ニッコーファインボーンチャイナ誕生
  • 1983年(昭和58年) - 商号を現在のニッコー株式会社へ変更。電子セラミック事業に参入。
  • 1989年平成元年) - 名古屋証券取引所市場2部へ株式を上場
  • 1998年(平成10年)- ディスポーザー生ごみ処理システム開発へ共同出資
  • 2008年(平成20年) - 100周年を迎える。新しいロゴマークを制定。浄化槽のメンテナンス業務を行うニッコーエムイー株式会社を設立。
  • 2012年(平成24年) - 電子セラミック事業部から機能性セラミック商品事業部へ名称を変更。
  • 2013年(平成25年) - 東京オフィスを東京本社に改称し、2本社制へ移行。
  • 2015年(平成27年) - 住設環境機器事業部が水創り事業部、環境プラント事業部、システムバス事業部の3 つの事業部に分割。その後、システムバス事業部からバンクチュール事業部へと変更。オーダーメイドシステムバスブランド「BAINCOUTURE®️」を立ち上げる。[1]
  • 2016年(平成28年) - ニッコーエムイー株式会社を吸収合併。
  • 2017年(平成29年)- 水処理分野の海外進出。浄化槽の輸出販売を行う。
  • 2021年(令和3 年)- ディスポーザー「CIALAC®」の製造販売開始。ジェネラルストア「LOST AND FOUND TOKYO STORE 」「 NIKKO SHOWROOM/STORE」を渋谷区富ヶ谷にオープン。
  • 2022年(令和4 年)- 捨てられる食器をリサイクルした肥料「BONEARTH®」の製造販売開始

日本硬質陶器

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創業社の日本硬質陶器株式会社は、明治中期に、九谷焼製造業者の林屋次三郎石川県立工業学校教諭の友田安清と吉村又男、九谷焼窯元の細川善六の4名により硬質陶器(1200~1300度の高温で焼いた陶器)の開発が始められ、1905年に能美郡国府村鍋谷で適した原料を発見し焼成に成功、1906年に合名会社林屋組を設立して製造販売を開始したところ好評を得て需要が拡大したため、前田候と県下の有力者らが林屋組を買収する形で事業拡大し、1908年に日本硬質陶器株式会社として発足した[2]。「ファイアンヌ」の名で軍や学校、病院、工場、旅館をはじめ、和洋食器として広く普及した[2]

創業者の林屋次三郎は宝暦年間に金沢で創業した茶店「林屋」の三代目当主・林屋新兵衛の次男として生まれ、若くして店を構え九谷焼の改良に努め、1902年の内国勧業博覧会に出品したほか、ベルギーでの万国博覧会では名誉大金牌を受けた[3]。その後輸出向け製品の開発を模索する中で、同郷の大阪商船社長中橋徳五郎より英国ジョンソン・ブラザーズ社(en:Johnson Brothers)の皿を見せられて製造を勧められ、硬質陶器「フィアンス」の開発を始めた[3]

所在地

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本社

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  • 本社 - 石川県白山市
  • 東京本社 - 東京都千代田区

工場所在地

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  • 白山工場 - 石川県白山市
  • 鶴来工場物流センター - 石川県白山市
  • 埼玉工場 - 埼玉県行田市

ショールーム

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  • 陶磁器ショールーム
- 石川県白山市
- 東京都渋谷区
- 大阪府大阪市中央区
  • バンクチュールショールーム
- 東京都千代田区
- 大阪市中央区  
- 愛知県名古屋市中区

オフィス・営業所

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  • 東京オフィス
- 東京都渋谷区
  • 大阪オフィス
- 大阪府大阪市中央区
  • 名古屋オフィス
- 愛知県名古屋市中区
  • 国内事業所
- 盛岡営業所
- 仙台営業所
- つくば営業所
- 宇都宮営業所
- 前橋営業所
- 埼玉営業所
- 千葉営業所
- 静岡営業所 
- 名古屋営業所
- 金沢営業所
- 大阪オフィス
- 和歌山営業所
- 広島営業所
- 高松営業所  

直営店

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  • NIKKO SHOWROOM / STORE - 東京都渋谷区
  • LOST AND FOUND TOKYO STORE - 東京都渋谷区 

 

グループ企業

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国内関連会社

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  • 三谷産業株式会社
  • ニッコーロジスティックス株式会社

海外関連会社

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  • NIKKO CERAMICS, INC.(アメリカにおける総販売代理店、連結対象)
  • N&I ASIA PTE LTD.(東南アジアにおける販売代理店)
  • PATRA PORCELAIN CO.,LTD(タイ

受賞

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グッドデザイン賞

  • 2021年度 UYUN(ウユン)
  • 2022年度 DISK(ディスク)
  • 2022年度 BONEARTH(ボナース)

いしかわエコデザイン賞

  • 2023 製品領域 大賞

  BONEARTH(ボナース)

NEW ENERGY ETHICAL AWARD

Tableware International Awards of Excellence

  • 2018 Licensed Collaboration 部門 世界1位

  墨の瞬 [すみのとき]

  • 2020 Hospitality Dinnerware 部門 世界1位

  NOVEL DRAGON [ノーベルドラゴン]

  • 2021 Hospitality Dinnerware 部門 世界1位

  HALO [ヘイロ]

crQlr Awards(サーキュラー・アワード)

  • 2021 CIRamics Prize/ モノを大切に扱う心を養うで賞

  NIKKO Circular Lab(ニッコーサーキュラーラボ)

脚注

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  1. ^ 沿革 | 企業情報”. NIKKO ニッコー株式会社 石川県 白山市. 2024年9月27日閲覧。
  2. ^ a b 日本硬質陶器株式会社御成『鶴駕巡啓記』 (石川県立金沢第一中学校校友会, 1909)
  3. ^ a b 近代洋皿と青色釉分析 武部真木[他] (愛知県埋蔵文化財センター, 2012-05)

出典

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  • ニッコー株式会社 会社案内 2024
  • ニッコー株式会社創業75年の回顧と未来への出発(発行 星野鈴三郎 , 編集 小出種彦)

外部リンク

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