ニュートンの円盤
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ニュートンの円盤(ニュートンのえんばん、英: Newton disc)は、アイザック・ニュートンが考案した、7色で塗り分けた円盤のことである。この円盤は高速で回転しているときに限って白色に見える[1]。
これによってアイザック・ニュートンは、白色光が虹で見られる7色の組み合わせから成ることを実証した。ニュートンの円盤は異なった7色で円盤を着色することで作ることができる。また、光の三原色である、赤・緑・青だけでも同様の効果を得ることができ、これらは残像効果によって生じる[2][3]。この発見は、光は無色などではなく、混ざりあうことで白色へと薄れていき、それが人間には無色に見えるのだと示す[3]こととなり、白色光が全ての可視光線から構成されることを証明された[1]。
円盤の中心に棒を刺し、独楽にしたものもあり、日本ではニュートンの7色独楽などと呼ばれている。
出典
[編集]- ^ a b John Avison (2014). The world of physics. Nelson Thornes. p. 31. ISBN 9780174387336
- ^ Thomas B. Greenslade, Jr.. “Newton's Color Wheel”. Instruments for Natural Philosophy. Kenyon College. 2016年12月22日閲覧。
- ^ a b Rajesh Kumar; Poonam Srivastava; Sapna Khurana. Saraswati science. Saraswati House Pvt. p. 164. ISBN 9789351991724