ネオジムウェークフィールド石
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ネオジムウェークフィールド石(ネオジムウェークフィールドせき、 Wakefieldite-(Nd))は、2011年に発表された日本産新鉱物で、産業技術総合研究所の鉱物学者守山武などにより、高知県香美市の有瀬(あらせ)層状鉄マンガン鉱床から発見された[1]。 化学組成はNd(VO4)で、正方晶系。ゼノタイム(Xenotime)のグループに属し、既に発表されていたウェークフィールド石(Wakefieldite)(ランタン・セリウム・イットリウムを主としたものがある)と同形同構造でネオジムを主とした種である。
模式地標本では黒色の鉄マンガン鉱石の中にイットリウムウェークフィールド石、ランタンウェークフィールド石と共に産出し[2]、電子顕微鏡などが無ければ分析は困難である。
脚注
[編集]- ^ Moriyama, T. et al. (2011): Wakefieldite-(Nd), a new neodymium vanadate mineral in the Arase stratiform ferromanganese deposit, Kochi Prefecture, Japan. Resource Geol., 61, 101-110.
- ^ 浜根大輔、ネオジムウェークフィールド石 / Wakefieldite-(Nd)、東京大学物性研究所
関連項目
[編集]外部リンク
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