ネック&ネック
『ネック&ネック』 | |||||||||||||
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チェット・アトキンス&マーク・ノップラー の スタジオ・アルバム | |||||||||||||
リリース | |||||||||||||
録音 |
テネシー州ナッシュビル CA Workshop, Sound Emporium ロンドン Hillbilly Heaven | ||||||||||||
ジャンル | カントリー・ミュージック | ||||||||||||
時間 | |||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | ||||||||||||
プロデュース | マーク・ノップラー | ||||||||||||
専門評論家によるレビュー | |||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||
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チェット・アトキンス アルバム 年表 | |||||||||||||
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『ネック&ネック』(原題:Neck and Neck)は、カントリー・ギタリストのチェット・アトキンスが、マーク・ノップラーと連名で1990年に発表したスタジオ・アルバム。アトキンスの所属レーベルであるコロムビア・レコードから発売され、ノップラーがプロデュースした。
背景
[編集]レコーディングはナッシュビルとロンドンで行われ、アルバムのクレジットに記載されている「CA Workshop」は、アトキンスの自宅の階下にあるスタジオのことである[6]。
ノップラーが書き下ろした「ネクスト・タイム・アイム・イン・タウン」を除けば全曲ともカヴァーだが、「ゼアル・ビー・サム・チェンジス・メイド」には、オリジナル・ヴァージョンにはなかったパロディの歌詞が組み込まれた[7][8]。なお、「ヤケティー・アクス」はアトキンスが1965年に発表したアルバム『More of That Guitar Country』に収録されていた曲で、ブーツ・ランドルフの曲「Yakety Sax」を改題したカヴァーである[9]。10曲中5曲はインストゥルメンタルとなっている[8][10]。
本作のレコーディングには、ノップラーと共にダイアー・ストレイツ及びノッティング・ヒルビリーズで活動していたガイ・フレッチャーや、後にダイアー・ストレイツのサポート・メンバーとなるポール・フランクリンも参加した。また、当時MCAレコードに所属していたヴィンス・ギルとスティーヴ・ウォリナーもゲスト参加している[7]。
反響・評価
[編集]アトキンスの母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で127位、『ビルボード』のカントリー・アルバム・チャートで27位を記録[5]。グラミー賞では「プア・ボーイ・ブルース」が最優秀カントリー・コラボレーション・ウィズ・ボーカル賞を、「ソー・ソフト、ユア・グッバイ」が最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞した[5]。
ノルウェーでは合計9週トップ20入りして、最高5位に達する大ヒットを記録[1]。全英アルバムチャートでは41位に達して、アトキンスにとっては27年振りの全英チャート入りとなった[3]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ダイレクトかつ渋いアプローチによって、『ネック&ネック』はアトキンスがリリースしてきたレコードの中でも特に焦点が絞られ、そして恐らく最も称賛に値する作品となっている」と評している[11]。
収録曲
[編集]- プア・ボーイ・ブルース "Poor Boy Blues" (Paul Kennerley) – 4:03
- スウィート・ドリームス "Sweet Dreams" (Don Gibson) – 3:25
- ゼアル・ビー・サム・チェンジス・メイド "There'll Be Some Changes Made" (Billy Higgins, Benton Overstreet / Parody Lyrics by Chet Atkins, Mark Knopfler, Margaret Archer) – 6:28
- ジャスト・ワン・タイム "Just One Time" (D. Gibson) – 4:12
- ソー・ソフト、ユア・グッドバイ "So Soft, Your Goodbye" (Randy Goodrum) – 3:18
- ヤケティー・アクス "Yakety Axe" (Boots Randolph, James Rich / Lyrics by Merle Travis) – 3:24
- ティアーズ "Tears" (Stéphane Grappelli, Django Reinhardt) – 3:54
- タヒチアン・スキーズ "Tahitian Skies" (Ray Flacke) – 3:18
- アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス "I'll See You in My Dreams" (Isham Jones, Gus Kahn) – 2:58
- ネクスト・タイム・アイム・イン・タウン "The Next Time I'm in Town" (M. Knopfler) – 3:26
参加ミュージシャン
[編集]- チェット・アトキンス - ギター、ボーカル
- マーク・ノップラー - ギター、ボーカル
- ポール・フランクリン - スティール・ギター、ドブロ、ペダブロ
- ガイ・フレッチャー - キーボード、ベース、ドラムス
- フロイド・クレイマー - ピアノ(on #2)
- エドガー・メイヤー - ベース
- スティーヴ・ウォリナー - ベース
- ラリー・ロンディン - ドラムス
- マーク・オコーナー - フィドル、マンドリン
- ヴィンス・ギル - バックグラウンド・ボーカル
脚注・出典
[編集]- ^ a b norwegiancharts.com - Mark Knopfler & Chet Atkins - Neck And Neck
- ^ Mark Knopfler & Chet Atkins - Neck And Neck - dutchcharts.nl
- ^ a b CHET ATKINS | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b c “Neck and Neck - Chet Atkins, Mark Knopfler - Awards”. AllMusic. 2016年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月11日閲覧。
- ^ Chet Atkins and Mark Knopfler by Tom Redmond - misterguitar.us - 2015年2月16日閲覧
- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Neck and Neck caters to fans of Atkins, not Knopfler - The Tech - article by Chris Wanjek - 2015年2月16日閲覧
- ^ More of That Guitar Country - Chet Atkins | AllMusic - Review by Richard S. Ginell
- ^ チェット・アトキンス&マーク・ノップラー / ネック&ネック (廃盤) - CDJournal - 2015年2月16日閲覧
- ^ Neck and Neck - Chet Atkins, Mark Knopfler |AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine