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ノース・サマセット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノース・サマセット
: North Somerset
Stone building with colonnaded entrance. Above is a clock tower.
ノース・サマセットはサマセットの一部である
ノース・サマセットはサマセットの一部である
イギリスの旗 イギリス
構成国 イングランドの旗 イングランド
リージョン サウス・ウェスト・イングランド
典礼カウンティ サマセット
庁舎所在地 ウェストン=スーパー=メア
設立日 1996年4月1日
政府
 • 種別 単一自治体
 • 首長 ナイジェル・アシュトン
: Nigel Ashton
 • カウンシル 保守党
 • 国会議員 (en ジョン・ペンローズ英語版(保守党)
リアム・フォックス(保守党)
面積
 • 合計 374.68 km2 (144.66 mi2)
人口
(2014年中盤)(80位 (en
 • 合計 208,154人
 • 密度 560人/km2 (1,400人/mi2)
等時帯 UTC+0 (GMT)
 • 夏時間 UTC+1 (BST)
ISO 3166コード GB-NSM
ウェブサイト 公式ウェブサイト
ノース・サマセット
ノース・サマセットの位置(サマセット内)
ノース・サマセット
ノース・サマセット
サマセットにおけるノース・サマセットの位置
単一自治体
  • ノース・サマセット
セレモニアル・カウンティ
リージョン
構成国イングランドの旗 イングランド
イギリスの旗 イギリス
郵便番号BS8, BS20-25, BS41, BS48-49
警察エイヴォン・アンド・サマセット
消防デヴォン・アンド・サマセット
救急医療サウス・ウェスタン
欧州議会サウス・ウェスト・イングランド
英国議会
    • ウェストン=スーパー=メア (en
    • ノース・サマセット (en
場所一覧
イギリス
イングランド
サマセット
北緯51度23分 西経2度48分 / 北緯51.38度 西経2.8度 / 51.38; -2.8座標: 北緯51度23分 西経2度48分 / 北緯51.38度 西経2.8度 / 51.38; -2.8

ノース・サマセット(北サマセット、: North Somerset)は、イングランド単一自治体である。地区は典礼カウンティであるサマセットに含まれているが、独立した非都市カウンティとしても治められている。庁舎本部はウェストン=スーパー=メアのタウン・ホールに置かれている[注 1]

ノース・サマセットはブリストルバース・アンド・ノース・イースト・サマセットメンディップ英語版セッジムーア英語版と境界を接する。ノース・サマセットにはウェストン=スーパー=メア選挙区 (en・ノース・サマセット選挙区 (enと2つの国政選挙区が設置されている。

歴史

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1974年4月1日から1996年3月31日まで、この地区はカウンティ・オブ・エイヴォン英語版のウッドスプリング・ディストリクトに含まれていた。「ウッドスプリング」(: Woodspring)という名前は、ウェストン=スーパー=メアのすぐ北東にある海岸近くにあった、中世の孤立した教会・ウッドスプリング小修道院英語版に因むものである。ウッドスプリング・ディストリクトは、ウェストン=スーパー=メア、クリーヴドン英語版ポーティスヘッド英語版の両都市ディストリクト (enロング・アシュトン・ルーラル・ディストリクト英語版、そしてアクスブリッジ・ルーラル・ディストリクト英語版の一部から構成されていた。

政府は1996年4月1日に新しい単一自治体を設置し、「ノース・ウェスト・サマセット」(北西サマセット、: North West Somerset)との名称にすることを提案したが[1]、議会(カウンシル)での投票の結果現在の「ノース・サマセット」との名称が選ばれ、「ノース・ウェスト・サマセット」の名称は広くは使用されなかった。議会で合法的にこの名称が選ばれたか法的疑義が残るとされていたが[2]2005年に議会は疑義が晴れたと発表している[3]

政治

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地元議会でもあるノース・サマセット・カウンシル英語版の選挙は4年ごとに行われ、現在では選挙1回毎に61人の評議員 (Councillorが選出される。1995年に単一自治体として初めての選挙が行われてから、選挙結果は保守党が議会統制を担うか、多数派政党がいないかのどちらかである。直近の選挙では、2007年の選挙 (en・2011年の選挙 (en2015年の選挙 (en全てで保守党が多数派となっている。以下に2011年・2015年の選挙結果を示す。

政党名 評議員数
2011年[4] 2015年[5]
  保守党 42 36
  無所属 7 5
  自由民主党 6 4
  労働党 5 3
  緑の党 1 1

内包地区

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ノース・サマセットの中での主要地区は、海岸沿いのウェストン=スーパー=メア、ポーティスヘッド、クリーヴドン、そしてベッドタウンネイルシー英語版である。以下に地区名をABC順に示す。

観光スポット

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ノース・サマセットの自然環境や浜辺の町は、近隣の町から来る観光客に人気である。有名な自然スポットには次のようなものがある。

またこの地区で有名な宗教的建築としては、キューストーク英語版にある聖ポール教会や、ウッドスプリング小修道院英語版が挙げられる。

教区

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

以下にノース・サマセット地区の行政教区(: Civil parish)やタウンの一覧を挙げる。

表内で「ロング・アシュトン」はロング・アシュトン・ルーラル・ディストリクト英語版: Long Ashton Rural District)、「アクスブリッジ」はアクスブリッジ・ルーラル・ディストリクト英語版(英: Axbridge Rural District)を示す。出典は表の最下部にまとめて示した。

写真 教区名 分類 人口 以前の地元自治体 座標 出典
3階建てで四角い石造りの建物の前に草地が広がり、草地と教会とは石壁で仕切られている アボッツ・リー英語版
Abbots Leigh
行政教区 799 ロング・アシュトン 北緯51度28分 西経2度39分 / 北緯51.46度 西経2.65度 / 51.46; -2.65 (Abbots Leigh) LA
白地に黒で「バックウェル」と書かれた英語の道路標識。もう1枚下に加えられた標識には地区が1997年の南西イングランド・ウェールズ地区「ヴィレッジ・オブ・イヤー」を獲得したと書かれている バックウェル英語版
Backwell
行政教区 4,589 ロング・アシュトン 北緯51度25分 西経2度44分 / 北緯51.41度 西経2.73度 / 51.41; -2.73 (Backwell) LA
石造りのバンウェル状のアーチ門と細長い窓の付いた外観で、手前には草地がある バンウェル英語版
Banwell
行政教区 2,919 アクスブリッジ 北緯51度19分 西経2度52分 / 北緯51.32度 西経2.86度 / 51.32; -2.86 (Banwell) AB
Water contained within stone walls to the right of road. In the background stone house with red roof. バロウ・ガーニー英語版
Barrow Gurney
行政教区 349 ロング・アシュトン 北緯51度24分 西経2度40分 / 北緯51.40度 西経2.67度 / 51.40; -2.67 (Barrow Gurney) LA
木立に囲まれた教会塔の奥に湖が見える。 ブラッグドン英語版
Blagdon
行政教区 1,116 アクスブリッジ 北緯51度20分 西経2度43分 / 北緯51.33度 西経2.72度 / 51.33; -2.72 (Blagdon) AB
3階建ての四角い石造りの塔。塔右手には白壁の建物、左手には銀色の駐車車両がある。 ブリードン英語版
Bleadon
行政教区 1,079 アクスブリッジ 北緯51度19分 西経2度56分 / 北緯51.31度 西経2.94度 / 51.31; -2.94 (Bleadon) AB
茶色い畑を複数台の赤いトラクターが耕作している。畑の奥には森のある丘が広がる ブロックリー英語版
Brockley
行政教区 277 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度46分 / 北緯51.39度 西経2.76度 / 51.39; -2.76 (Brockley, Somerset) AB
アーチ窓と四角い塔の付いた石造りの建物 バーリントン英語版
Burrington
行政教区 464 アクスブリッジ 北緯51度20分 西経2度44分 / 北緯51.33度 西経2.74度 / 51.33; -2.74 (Burrington, Somerset) AB
アーチ窓と四角い塔の付いた石造りの建物 バットクーム英語版
Butcombe
行政教区 218 アクスブリッジ 北緯51度21分 西経2度41分 / 北緯51.35度 西経2.69度 / 51.35; -2.69 (Butcombe) AB
赤い屋根の家が谷に多数見える田舎町の写真。手前には木立がある チャーチル英語版
Churchill
行政教区 2,235 アクスブリッジ 北緯51度20分 西経2度47分 / 北緯51.33度 西経2.79度 / 51.33; -2.79 (Churchill, Somerset) AB
高い煙突の付いた赤レンガの建物。建物の前にはアーチ門がある クラプトン・イン・ゴーダーノ英語版
Clapton in Gordano
行政教区 348 ロング・アシュトン 北緯51度28分 西経2度45分 / 北緯51.46度 西経2.75度 / 51.46; -2.75 (Clapton in Gordano) LA
アーチ窓と中央に四角い塔の付いた石造りの建物。手前には木と道が見える クリーヴ英語版
Cleeve
行政教区 902 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度46分 / 北緯51.39度 西経2.77度 / 51.39; -2.77 (Cleeve, Somerset) LA
金属製の細い桟橋が海に向かって建ち、手前にはビーチがある クリーヴドン英語版
Clevedon
タウン 21,281 クリーヴドン・アーバン・ディストリクト
Clevedon Urban District
北緯51度26分 西経2度51分 / 北緯51.43度 西経2.85度 / 51.43; -2.85 (Clevedon) CL
木がまばらに生えた草地の中に、家屋と尖塔が見える コングレスベリー英語版
Congresbury
行政教区 3,497 アクスブリッジ 北緯51度22分 西経2度49分 / 北緯51.37度 西経2.81度 / 51.37; -2.81 (Congresbury) AB
黄色い石で出来た教会塔で、頂上には3本小さな塔が付けられている。手前側は草地になっている ダンドリー英語版
Dundry
行政教区 829 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度38分 / 北緯51.39度 西経2.64度 / 51.39; -2.64 (Dundry) LA
地区へのウェルカム・サインである道路標識 イーストン・イン・ゴーダーノ英語版
Easton in Gordano
行政教区 4,828 ロング・アシュトン 北緯51度29分 西経2度41分 / 北緯51.48度 西経2.69度 / 51.48; -2.69 (Easton in Gordano) LA
3階建てでクリーム色をした石造りの塔が左手にあり、右手奥には虹がかかる フラックス・ボートン英語版
Flax Bourton
行政教区 715 ロング・アシュトン 北緯51度25分 西経2度43分 / 北緯51.42度 西経2.71度 / 51.42; -2.71 (Flax Bourton) LA
石組みの建物の前に柵があり、手前に植え込みと戦争記念碑、赤や青のリースがある ハットン英語版
Hutton
行政教区 2,582 アクスブリッジ 北緯51度19分 西経2度56分 / 北緯51.32度 西経2.93度 / 51.32; -2.93 (Hutton, Somerset) AB
黄土色の石で出来た教会塔。手前には植え込みで出来た柵とピンク壁の建物があり、黒い車が停まっている ケン英語版
Kenn
行政教区 431 ロング・アシュトン 北緯51度25分 西経2度50分 / 北緯51.42度 西経2.84度 / 51.42; -2.84 (Kenn, Somerset) LA
手前から草地、石塀、木立があり、その奥に四角い石造の塔が見える キューストーク英語版
Kewstoke
行政教区 1,690 アクスブリッジ 北緯51度22分 西経2度58分 / 北緯51.37度 西経2.96度 / 51.37; -2.96 (Kewstoke) AB
三叉路の交差点から、向かいの白い柵で囲まれた木立を望む キングストン・シーモア英語版
Kingston Seymour
行政教区 388 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度52分 / 北緯51.39度 西経2.86度 / 51.39; -2.86 (Kingston Seymour) LA
コンクリート舗装された駐車場の奥に、白い2階建ての建物と赤い駐車車両が見える ロッキング英語版
Locking
行政教区 2,756 アクスブリッジ 北緯51度20分 西経2度55分 / 北緯51.33度 西経2.91度 / 51.33; -2.91 (Locking, North Somerset) AB
黄色い壁の建物2軒の奥に、四角い石造りの教会塔が見える ロング・アシュトン英語版
Long Ashton
行政教区 6,044 ロング・アシュトン 北緯51度26分 西経2度39分 / 北緯51.43度 西経2.65度 / 51.43; -2.65 (Long Ashton) LA
緩やかな丘陵地に茶色い屋根の家屋が並ぶ集落と野原が見える ロクストン英語版
Loxton
行政教区 192 アクスブリッジ 北緯51度17分 西経2度53分 / 北緯51.29度 西経2.89度 / 51.29; -2.89 (Loxton, North Somerset) AB
丘になった草地の奥に木立があり、その奥に住宅地が広がる ネイルシー英語版
Nailsea
タウン 15,630 ロング・アシュトン 北緯51度26分 西経2度46分 / 北緯51.43度 西経2.76度 / 51.43; -2.76 (Nailsea) LA
墓地の奥に茶色い石組みの教会塔がある ポートベリー英語版
Portbury
行政教区 827 ロング・アシュトン 北緯51度28分 西経2度43分 / 北緯51.47度 西経2.72度 / 51.47; -2.72 (Portbury) LA
緑の耕作地の奥に、オレンジや青の屋根の住宅地があり、その奥に海が見える ポーティスヘッド・アンド・ノース・ウェストン英語版
Portishead and North Weston
タウン 23,699
  • ロング・アシュトン
  • ポーティスヘッド・アーバン・ディストリクト
(Portishead Urban District)
北緯51度29分 西経2度46分 / 北緯51.48度 西経2.77度 / 51.48; -2.77 (Portishead and North Weston) LA
草地の奥の建物は、左手の四角い塔が左に傾き、右側には赤紫や水色のタイルが貼られた屋根の建物がある パクストン英語版
Puxton
行政教区 359 アクスブリッジ 北緯51度22分 西経2度51分 / 北緯51.37度 西経2.85度 / 51.37; -2.85 (Puxton) AB
白い塀の付いたピンク壁・赤屋根の店には「セント・ジョージズ・ニュース」との文字が書かれている セント・ジョージズ英語版
St. Georges
行政教区 3,379 アクスブリッジ 北緯51度22分 西経2度54分 / 北緯51.36度 西経2.90度 / 51.36; -2.90 (St. Georges, North Somerset) AB
屋根に小塔がいくつか建ち、赤茶色の石でできた教会塔。手前には墓石や石塀が見える ティッケナム英語版
Tickenham
行政教区 910 アクスブリッジ 北緯51度26分 西経2度48分 / 北緯51.44度 西経2.80度 / 51.44; -2.80 (Tickenham) AB
交差点の奥に石造りの建物や赤い電話ボックスがあり、左側の店には「メリー・クリスマス」と書かれた看板がある ウォルトン・イン・ゴーダーノ英語版
Walton in Gordano
行政教区 273 アクスブリッジ 北緯51度27分 西経2度50分 / 北緯51.45度 西経2.83度 / 51.45; -2.83 (Walton in Gordano) AB
墓地の奥に黄土色の石でできた教会があり、壁には青くて丸い時計が付けられている ウェストン・イン・ゴーダーノ英語版
Weston in Gordano
行政教区 301 アクスブリッジ 北緯51度28分 西経2度47分 / 北緯51.46度 西経2.79度 / 51.46; -2.79 (Weston in Gordano) AB
赤茶色や青い屋根の住宅が丘の下に見え、奥には海が広がる ウェストン=スーパー=メア
Weston-Super-Mare
タウン 76,143
  • アクスブリッジ
  • ウェストン=スーパー=メア都市バラ
(Weston super Mare Municipal Borough)
北緯51度21分 西経2度58分 / 北緯51.35度 西経2.97度 / 51.35; -2.97 (Weston-super-Mare) AB
円形に積み上げられた石の上に細長い石が建てられている。奥には石塀と黄色い壁の平屋、赤い葉の木、更に石造りの教会塔が見える ウィック・セント・ローレンス英語版
Wick St. Lawrence
行政教区 1,331 アクスブリッジ 北緯51度23分 西経2度55分 / 北緯51.38度 西経2.91度 / 51.38; -2.91 (Wick St. Lawrence) AB
赤茶色の屋根に石積みの壁でできた店の写真。リースが飾られた壁には「プリンス・ウォータールー」との看板が掛かる ウィンフォード英語版
Winford
行政教区 2,153 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度40分 / 北緯51.38度 西経2.66度 / 51.38; -2.66 (Winford) LA
茶色い石積みの壁でできた建物がいくつか並ぶ通りを、トラクターなど数台の車が走る ウィンスクーム・アンド・サンドフォード英語版
Winscombe and Sandford
行政教区 4,546 アクスブリッジ 北緯51度19分 西経2度50分 / 北緯51.31度 西経2.83度 / 51.31; -2.83 (Winscombe and Sandford) AB
石造りの教会堂の前の草地に墓石がいくつか並ぶ ラクソール・アンド・フェイランド英語版
Wraxall and Failand
行政教区 2,302 ロング・アシュトン 北緯51度26分 西経2度44分 / 北緯51.44度 西経2.73度 / 51.44; -2.73 (Wraxall and Failand) LA
道の左側には茶色い石積み壁の建物、右側には白い壁の建物が並び、紺色の車が走っている リントン英語版
Wrington
行政教区 2,633 アクスブリッジ 北緯51度22分 西経2度46分 / 北緯51.36度 西経2.76度 / 51.36; -2.76 (Wrington) AB
2階建てでL字型になったショッピングモール。手前には茂った木とバス停がある ヤットン英語版
Yatton
行政教区 7,552 ロング・アシュトン 北緯51度23分 西経2度50分 / 北緯51.39度 西経2.83度 / 51.39; -2.83 (Yatton) LA
出典一覧
  • AB:旧アクスブリッジ・ルーラル・ディストリクト(ウェストン=スーパー=メアを含む) - [6][7]
  • LA:旧ロング・アシュトン・ルーラル・ディストリクト(ポーティスヘッド・アンド・ノース・ウェストンを含む) - [6][8]
  • CL:旧クリーヴドン・アーバン・ディストリクト - [6][9]

経済

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ノース・サマセットの経済は古くから農業に支えられており、メンディップ・ヒルズ英語版ではウール生産用の羊が育てられたり、谷では酪農が行われたりしていた。これらの収穫は年次のノース・サマセット・ショー英語版で祝われる。ジョージ朝以来、浜辺の町はこの地区の経済的に重要な場所であり、中でもウェストン=スーパー=メアは小さな村から巨大なリゾート都市にまで発展した[注 2]。英国にある他の浜辺のリゾート地同様、20世紀中盤から後半にかけては観光業が衰退したが、この地区の経済は安定している。

19世紀には、近くの主要な港湾都市・ブリストルで、現代の新しい船が細い川の流れに合わない問題が持ち上がり、ブリストル港英語版の管理会社は沿岸に新しいドックを建てる場所を探し始めた。最初に用いられたのは南ウェールズからの石炭輸送に用いられていたポーティスヘッド・ドック(: Portishead Dock)だったが、設備が貧弱で用が足りなかった。より新しいロイヤル・ポートベリー・ドック英語版は大量の自動車輸入に用いられていることで有名である。

以下に示すのはノース・サマセットと隣接するノース・イースト・サマセット、サウス・グロスタシャー英語版の地域的な粗付加価値英語版の動勢である。国家統計局の資料を基に、100万ポンド単位で示した[10]

粗付加価値1 農業2 工業3 サービス業4
1995 5,916 125 1,919 3,872
2000 8,788 86 2,373 6,330
2003 10,854 67 2,873 7,914

^1 数値が丸められており、各分野の数値の合計と合わないこともある。
^2 狩猟や林業を含む(第一次産業
^3 電力事業や建設業を含む(第二次産業
^4 金融仲介業が間接的に考慮されている(第三次産業

人口統計

[編集]
ノース・サマセットとの比較
2001年の国勢調査 (en ノース・サマセット
単一自治体[11]
サウス・ウェスト・イングランド[12] イングランド全体[12]
全人口 188,564 4,928,434 49,138,831
外国出身者 9.5% 9.4% 9.2%
白人 97.1% 97.7% 91%
アジア人 1.7% 0.7% 4.6%
黒人 0.9% 0.4% 2.3%
キリスト教 75.0% 74.0% 72%
ムスリム 0.2% 0.5% 3.1%
ヒンドゥー 0.1% 0.2% 1.1%
無宗教 16.6% 16.8% 15%
75歳以上 9.9% 9.3% 7.5%
失業者 2.1% 2.6% 3.3%

ノース・サマセット地区はおよそ145平方マイル (380 km2)の広さがあり、85,000世帯・19万3,000人が居住している(うちBMEは1.4%)[注 3][14]

この地区の人口は1950年代から比較して2倍になっており、2011年までには6,184人・3.0%、2026年までには17%の人口増加が見込まれている。地区の45歳以下の人口が占める割合は全国平均よりも下回っているが、この年代層の人口増加率は2034年には全国で最も高いものになると予想されている。反対に、ノース・サマセットの高齢化率(60歳以上の女性と65歳以上の男性の比率)は他のイングランドウェールズの高齢化率より4.2%高い。この年代的不均衡は、過去75年間進行し続けて全国平均より30%近く高い値となり、結果としてこの地区は比較的高齢化が進んでいる[15]

2001年の国政調査では、労働者年代の人口が134,132人、就労者は91,767人で、就労率は68.4%だった。この値は同じ調査でのイングランド西部の就労率(68.8%)と概ね同じ値である[14]

2001年の国政調査では、地区住民の1.38%が「見た目で明らかな人種グループ」(英: a visible ethnic group、つまり黒人やアジア人など)に属しており、この数字に加えてさらに1.27%が自身を「白人でない」と回答した[16]

1801年からのノース・サマセット地区の人口
1801 1851 1901 1911 1921 1931 1941
地区の人口 16,670 33,774 60,066 68,410 75,276 82,833 91,967
1951 1961 1971 1981 1991 2001 出典
地区の人口 102,119 119,509 139,924 160,353 179,865 188,556 [17]

教育

[編集]

地区には81の学校があり[18]、およそ28,000人の学生に教育を提供している[19]

ウェストン・カレッジ英語版は地区の継続教育[注 4]の主な担い手となっている。この学校では高等教育にも進学できるコースがあり、バース・スパ大学英語版西イングランド大学英語版とも連携している。

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ "Town Hall" には通常「市役所」との訳語が当てられることが多いが、「市」(シティ)ではないため「タウン・ホール」との転記を使う。
  2. ^ ジョージ朝は、ハノーヴァー朝の祖となったジョージ1世から、3代下ったジョージ4世までの治世期間を指す言葉である。この間4代にわたって王の名前が「ジョージ」であったことからこの名前が付いており、文化的区分にも用いられる。
  3. ^ "BME" とは、"Black and minority ethnic"(黒人・マイノリティ民族)の略称[13]。白人以外の人種を指す。
  4. ^ 職業教育に焦点を置くもので、大学進学とは一線を画している。英国やアイルランドで見られる制度。

出典

[編集]
  1. ^ Article 4 of the Avon (Structural Change) Order 1995 (SI 1995/493)” (28 February 1995). 2016年8月17日閲覧。
  2. ^ Report to the Executive” (2005年6月14日). 2012年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月9日閲覧。
  3. ^ Minutes of the Extraordinary Meeting of the Council” (2005年6月28日). 2013年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月9日閲覧。
  4. ^ “England council elections”. BBC News Online. http://www.bbc.co.uk/news/special/election2011/council/html/hc.stm 20 August 2011閲覧。 
  5. ^ “ELECTIONS 2015: Conservatives retain control of North Somerset Council”. http://www.bristolpost.co.uk/elections-2015-conservatives-retain-control-north/story-26466376-detail/story.html#ixzz47ALf5Xyp 2016年8月17日閲覧。 
  6. ^ a b c 2011 Census Profile” (Excel). North Somerset Council. 2014年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月4日閲覧。(アーカイブ先はファイル直リンクでダウンロード開始、クリック注意)
  7. ^ Axbridge RD”. A vision of Britain Through Time. University of Portsmouth. 2016年8月17日閲覧。
  8. ^ Long Ashton RD”. A vision of Britain Through Time. ポーツマス大学. 2014年1月4日閲覧。
  9. ^ Clevedon UD”. A vision of Britain Through Time. University of Portsmouth. 2014年1月4日閲覧。
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外部リンク

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