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ノートン・インターポール2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノートン・インターポール2
基本情報
車体型式 P41
エンジン 558cc cm3 
内径×行程 / 圧縮比 __ × __ / __
最高出力 85 bhp (63 kW)
      詳細情報
製造国
製造期間 1981~88
タイプ
設計統括
デザイン
フレーム
全長×全幅×全高 1,805 mm × 710 mm × __
ホイールベース 1,486 mm
最低地上高
シート高
燃料供給装置
始動方式
潤滑方式
駆動方式 チェーンドライブ
変速機 5速
サスペンション
キャスター / トレール
ブレーキ
タイヤサイズ
最高速度
乗車定員
燃料タンク容量 22.5 L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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ノートン・インターポール2Norton Interpol 2)は、ノートン・モータースが製造したオートバイである。当初は名目上の排気量588cc 空冷 2ローター ヴァンケル・ロータリーエンジンを搭載していた。

概要

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インターポール2のエンジンは信じられないほど滑らかに回転し当時としては速いオートバイであったが、様々なフリート・ユーザーで日常的に使用されるようになると幾つもの欠点が明らかとなった。この欠点の中に無線電波の干渉からの点火装置(Boyer Bransden electronic ignition)の絶縁不良があり、フリート・ユーザーの指令所で無線機の「通話」ボタンを押すとエンジンが停止することとなった。気温が高い環境下ではエンジンはオーバーヒートとなり、サーモスイッチが作動するとローターの1つを停止させることで残りのローターは如何なる状況でも動き続けた。しかし、動いているローターは停止しているローターよりもさらにオーバーヒートとなり、しばしばエンジン全体が適正温度になるまで動かせなくなることがあった。初期のモデルでは電装系のハーネスが短くフェアリング裏のマルチピン・コネクター部で切れることがあった。これは低速で走行中に「ロック・ツー・ロック」までハンドルバーを動かすと起こりがちであり、一歩間違えると動かなくなる恐れがある。これを修理するには整備士は特段の注意を要した。

ノートン・モータースはインターポール2を一般には販売しなかった。販売は警察、憲兵隊(特にイギリス空軍憲兵隊:Royal Air Force Police)、RACといったフリート・ユーザーに限られていた。

生産終了が近づくと新しい水冷版の2ローター ロータリーエンジンを搭載したモデルが幾台か製造され「インターポール2A」と名付けられた。

インターポール2とインターポール2Aの生産が終了すると次のP52型「コマンダー」に引き継がれた。

出典

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外部リンク

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参考文献

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Norton Interpol 2 Police Operators Workshop Manual. Norton Motors (1978) Ltd. (1984) 

Perkins, Kris (1991). Norton Rotaries. Osprey Publishing. ISBN 1-85532-181-5 

Magrath, Derek (1991). Norton the Complete Story. The Crowood Press. ISBN 1-86126-062-8