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ノート:つばさ (2009年のテレビドラマ)

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適切な批判を行うためのノート

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適切な批判を行うためのノート1;  「祖母の年齢は72、73歳という設定ですが、あれでは明治、大正の女。戦後の6・3・3教育を受けている昭和2ケタ世代はあんなに古風ではなく、実情に合っていない」(zakzak、「ウェルかめ」も厳しいスタート 朝ドラ低空飛行のワケ)との批判があるが、戦後が1945年以降であると考えると、2009年で72,3歳というのは、戦前の教育や風土を8,9歳の時まで受けていることになる。この年齢であれば、古風な考えを持っていている確率が0ではないと言える。また物語というのは完全なドキュメンタリーであることや確率の大きい事項を扱わなければならないという訳ではなく(そうであるならば、人気のある貧乏とお金持ちの結婚なんて、ほとんど実情に合うはずがないのに「花より男子」のようにヒット作が出ている理由にならない。億万長者の存在だけで僅か1%である)、少ない可能性でも在り得ることが大切であり、老舗のお店を継いでいるという点から考えても、この批判は少々酷であると言える。さらに、家庭に余力の無い場合は、中学校卒業が最終学歴であるのが実情ではないのか。戦後直後に満足に学校に通えなかった可能性もあり、徒弟の激しい職人の居る場所で、尚且つ幼少時の人格形成に重要な時期に戦前の家庭の風土と教育を受けて、古風な振る舞いや行いになる確率が本当に実情に合わないと言えるだろうか。

適切な批判を行うためのノート2;  文献が出るまで待たなければならないが、「遺影の表情が動いたり」する演出は、細田守監督の映画「サマーウォーズ」にもあるが、作品自体が酷評という訳ではない。リアリティーが欠けると言う点では確かそうなので、二重露光を使って、霊が微笑んでいる、とすればさらに受け入れられたかもしれない。この演出には今後の調査・研究が何よりも重要である。

適切な批判を行うためのノート3;  「ちゅらさん」では、妖精(キジムナー)が出てくる場面があるが、それでも平均視聴率22.2%の高視聴率である。何があったかが問題ではなく、どうしてこの虚構が受け入れられなかったのかを、難しいことではあるが、丁寧に分析していくことが大切ではないかと言える。

適切な批判を行うためのノート4;  「作家の麻生千晶氏は『(中略)NHK風の臭い人情話、周りがヒロインを温かく見守るという朝ドラの定番パターンを壊してほしかった』と不満をもらす。」とあるが、どういう方向性(途中は愛憎劇、最後はハッピーエンドでよいのか? NHK風の臭い人情話を入れずに受け入れ易く展開するには? NHK風の臭い人情話でない人情話とは何か? など)が必要か、具体的な文献を示して建設的な意見として欲しかった。そうでなければ、理念の無い無責任で実情を考慮していない発言とも受け取られかねない。詳細で建設的な議論が記載されたHPがあれば、世の中の為に教えて頂きたい。

適切な批判を行うためのノート5;  高い視聴率を取れなかった理由は本文の評判のところで明らかになった。しかしながら、今後視聴率至上主義を続けていく場合、同じような種類の作品しか制作されなくなれば、最終的にマンネリとなり、結局は視聴率低下への道を歩んでしまうだろう。この対策方法として、ひとつは何度も見ていい王道とは何かをしっかりと今回の作品で年代別に明らかにすることであり、もうひとつは伝統の幅を広くさせていくことが挙げられる。年代別での王道は調査すればよいが、伝統の幅を広くさせるには、ゆっくりでもいいから少しずつ受け入れられる幅を広げるように物語の制作を行っていくことである。時代の流れは急に見えることもあり、どの年代層にも受け入れられて展開していくかということは今回の傾向を見て分かるとおり、大変に難しい。しかし、制作の皆様には、是非、今回の挑戦で恐れを抱かずに徐々に他の作品で「こんな展開も受けいれられるように出来た」と、視聴者の許容する枠を年々大きくしていくことを行って、人情溢れる、長期的な先を見た「米俵百俵の精神」でこれからもがんばって欲しい。 --one 2009年10月18日 (日) 9:50

セクション名について

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「およそのあらすじ」とありますが単に「あらすじ」ではいけませんか。Suzukitaro 2009年10月4日 (日) 15:12 (UTC)[返信]

番組の反響

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埼玉県川越市がメインの舞台となったが、本作を見ていたと言う川越市の人があまりおらず、「地元ウケ」もあまり良くなかった。2010年3月末時点でNHK朝ドラ史上歴代ワースト2位の視聴率に留まったが、これには「PR不足ではないか?」と言う指摘もある。しかし、番組が進行するにつれて好意的な意見が増えたのは事実である。

趣向の推移について

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本文で挙げたラジオでの聴取率の年齢別推移では聴取率自体の比率が低すぎるために適切な文献を挙げたとは言えないが、『冬のソナタ』などでは、西日本新聞「ドゥラマ(下)海越えたキャンディの系譜」[1]やJリーグ観戦者調査報告書[2]を元に集計結果を纏めた税リーグニュース[3]、文研(BUNKEN)[4]での個人視聴率の年齢別調査結果における大河ドラマなどにおいて、概ね年月と共に高い年齢層へと比較的高い視聴率や趣向がシフトしていると見ることができる。これらの結果を鑑みると、少子化や他の数々の影響も否定できないが、「各年齢層で趣向が存在し、その趣向が年月と共にシフトしていく可能性」を無視するのは合理的ではないと考えられる。これらの可能性があることを示唆せずに評価を書くことは、これらの情報を知らない人々に本作品における正しい評価を判断して頂くことができなくなる。その為、wikipediaでの公平中立を旨として、本文に記載させて頂いた。独自研究に抵触する可能性も高くあり、その場合には、消して頂いても構わない。

  1. ^ http://www.nishinippon.co.jp/news/World/Asia/hangryu/series/d/2.html
  2. ^ http://www.j-league.or.jp/aboutj/
  3. ^ http://blog.livedoor.jp/zeileague/archives/cat_50037946.html
  4. ^ http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/shichou/list_shichou1.html

外部リンク修正

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