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ノート:アトキンソンサイクル

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内燃機関では燃焼温度が高く、排気温度が低いほど効率は高くなるので、下死点と上死点の容積の比(圧縮比)が高いほど効率は良くなる。

これは下死点と上死点の容積の比が高いほど断熱変化による温度変化が大きくなるためという理解でよろしいでしょうか? 正しいのであれば、この旨説明があった方がわかりやすいと思うのですが、いかがでしょう。 また、内容としてはほぼ同一の記述がなされているミラーサイクルと統合してはいかがでしょうか。--Hew 2005年6月1日 (水) 07:41 (UTC)[返信]

英語版が別記事であるのだから、統合の必要も無いような?みっとし 2005年6月1日 (水) 12:11 (UTC)[返信]
ご指摘ありがとうございます。英語版は気が付きませんでした。「英語版が別記事であるから」というのは、英語版優位という意味ではなく、英語版では何らかの根拠があって別記事になっているのではないかという御指摘であると理解致します。そこで両者の差異を示す記述を探してみますと、Atkinson cycleには Four stroke engines of this type with forced induction (supercharging) are known as Miller cycle engines.、またMiller cycleA similar delayed valve closing is used in some modern versions of Atkinson cycle engines, but without the supercharging. という記述があり、過給の有無が両者の差異であると読み取れます。これは過給のあるものが実際の応用例であるとする日本語のアトキンソンサイクルと異なる説明ですが、英語版の解釈に従うとすればその旨記述した上で別記事のまま存続させるというのであれば異議ありません。
いずれにせよ、現状では両者の差異について言及されていないため、差異(があるなら)を明確にするのがよいかと思います。--Hew 2005年6月2日 (木) 02:42 (UTC)[返信]
ミラーサイクルがアトキンソンサイクルの一種なので記事の書き分けが難しいのでしょうね。アトキンソンサイクルとして最初に作られたのはミラーサイクルとは違うエンジンなのですが、アトキンソンサイクルを実用化するのに、より作りやすいミラーサイクルで実用化されたというのが複雑な所。アトキンソンサイクルの実現方法を「ミラーサイクル」「その他」とでも項目分けして、最初に作られたのは「その他」の方だと書くとか?最初のエンジンの方法が、写真を見ても理解できないので記事を書けない。みっとし 2005年6月3日 (金) 09:59 (UTC)[返信]
最初のアトキンソンサイクルとは英語版の外部リンクのアニメーションGIFにあるものでしょうか。この動画によりだいたい原理が理解できました。要するに、2重クランクを用いて上死点・下死点の位置が1回転置きに交互に変わるような仕組みを設け、(圧縮比)<(膨張比)となるようにカムと点火系を連動させたものですね。これに対しミラーサイクルでは、1つのクランクのみをもちいて(通常のレシプロエンジンと同様)、物理的なストロークは毎回転同一であるが吸気のガス量を減らすことで等価的に(圧縮比)<(膨張比)を再現しているということですね。--Hew 2005年6月8日 (水) 08:12 (UTC)[返信]

インデントが深くなりましたので改めて英語版の主張を取り入れて整理しますと、

(広義の)アトキンソンサイクル
オットーサイクルを基礎として(圧縮比)<(膨張比)となるような機構を持つ内燃機関全般を指す(日本語版の定義そのまま)
(狭義の)アトキンソンサイクル
レシプロエンジンの吸気バルブの閉じタイミングを変化させることで上記性質を実現したもので、過給がないものを指す(英語版の定義;例:トヨタ・プリウス)
ミラーサイクル
狭義のアトキンソンサイクルに過給を行ったものを指す(英語版・日本語版に争点なし;例:マツダ・ユーノス800)

という解釈でどうでしょうか。御異議がなければ、統合案は撤廃し、現状の項目名を維持したまま上記内容に沿った形で編集を施したいと考えております。--Hew 2005年6月8日 (水) 08:12 (UTC)[返信]

 
アトキンソンサイクル、ミラーサイクルについては、ずっと昔(おそらく20年以上前)から、兼坂弘さん(ミラーサイクルとリショルムコンプレッサーの組み合わせの優位性を主張していた人です)という方が、言っていた説明がぴったりだと思います。昔の記憶なので、間違っているかもしれません。
アトキンソンサイクル
アトキンソンさんが考えたもの。二重クランクを使用して、圧縮比<膨張比のエンジンを制作した。二重クランク等、複雑すぎて実用的ではない。
ミラーサイクル
ミラーさんが考えたもの。二重クランクという複雑な機構を使わず、バルブタイミングの調整のみで、圧縮比<膨張比を実現したエンジン。
pv線図などは、アトキンソンサイクルと同一。そのため、厳密には、アトキンソンサイクル・ミラーシステムと呼ぶべきである。
しかし、圧縮比<膨張比を実現するための方法として、二重クランクとバルブタイミングの調整との間には、発想の飛躍が認められ、尊敬の意味をこめ、ミラーサイクルと呼ぶ。
過給の有無は関係なし。
--210.188.189.64 2005年7月25日 (月) 13:28
私も過給の有無でミラーサイクルとアトキンソンサイクルを区別するのは適当でないと考えます。自然吸気でもバルブタイミングの早閉じ、遅閉じでアトキンソンサイクルを実現したものがミラーサイクルというのが適当であると思います。--61.207.131.69 2005年10月9日 (日) 21:28 (UTC)[返信]

(発言者が分かりやすくなるようIP氏の署名を付加させていただきました。)

基本的には「210.188.189.64」さんと「61.207.131.69」さんの意見に同意です。というか、プリウスがアトキンソンサイクルと呼称していることに引っ張られすぎかと。ユーノス800で過給器を使ったのは、大柄な(=重い)クルマであり、ミラーサイクルではパワーが足りなかったので効率のいい過給器を組み合わせたというのが正確なところです。トヨタがなぜ「ミラーサイクル」ではなく「アトキンソンサイクル」という呼称を使ったかというと、憶測の域を出ませんが、ミラーサイクルはマツダが世界初をアピールしてましたので、プリウスの先進性アピールのために、二番煎じのイメージがある名前を避けただけではないでしょうか。

アトキンソンサイクル
アトキンソンさんが考えた、二重クランクを用いて高膨張比を実現したエンジン(狭義のアトキンソンサイクル)。転じて、高膨張比サイクルエンジン全般を指す(広義のアトキンソンサイクル)
ミラーサイクル
ミラーさんが考えた、バルブタイミングの調整で高膨張比を実現したエンジン。機構がアトキンソンサイクル(狭義)に比較して簡便なため、現在の高膨張比エンジンの主流。

以前ネットでFlashアニメーションを使って分かりやすい解説をしたページがあったんだけどなぁ。--Tak 2005年10月14日 (金) 17:58 (UTC)[返信]

英語版のアトキンソンサイクルのアニメがわかりやすいと思います。このように複雑な機構のために熱効率自体は当時としては非常に高かったが、高速化が困難で高出力化が望めなかったために廃れたと富塚清著「動力の歴史」には紹介されていました。また、ミラーサイクルの方は一部書き換えてみました。まだ不完全ですが、全部削除するのは少し、はばかられましたので。--Qura 2005年10月14日 (金) 19:37 (UTC)[返信]

私の考察

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私は、かつて兼坂弘氏が毒舌評論に書かれていた「アトキンソンサイクルを簡便に実現できた機構という意味で、アトキンソンサイクル・ミラーシステムと呼ぶのが正しい」という説を支持します。 ミラーさんは、出力の調節機構としての役割を求めて吸気時期可変制御を思いついたが、それが結果的にアトキンソンサイクルの簡便な実現に繋がった、という考察に説得力を感じるからです。--163.139.164.229 2005年10月24日 (月) 03:45 (UTC)[返信]


ひとまず意見集約

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統合提案者のHewです。皆様、活発な御議論ありがとうございます。提案を開始してからしばらく編集作業より離れておりましたが、大方の皆様の意見はTak氏のまとめに集約されていると考えてよさそうですね。ミラーサイクルの方の統合提案撤回を忘れておりましたので取り下げたいと思います。百科事典の記事としてより有用性を増すためには、歴史的経緯を含めた議論が引き続き行われることが望ましいですね。参考文献のひとつとして兼坂氏の書籍を挙げるのもよいと思います。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、追記をお願いいたします。--Hew 2005年10月25日 (火) 00:42 (UTC)[返信]