ノート:アフラトキシン
毒性の表現について
[編集]ラットの実験データの東京都の資料ですが、記載に誤りがあると思われます。
>15μg/kg(μg:百万分の1g)のアフラトキシンB1を含んだ飼料で飼育されたラットは、全て肝臓ガンになりました。
となっていますが、毒性実験でのxμg/kgは、通常、実験動物の体重1kgあたりの摂取量で書かれます。これは、日本医真菌学会の資料を見て頂ければ理解出来ると思います。原資料ではおそらくラットの体重あたりの摂取量(アフラトキシンB1をを飼料に混ぜ15μg/kg摂取させると、くらいの表記)が書かれていたと思われるのに、なぜか東京都の資料では飼料1kgあたりの濃度とされています。(飼料の濃度で毒物量を記載しても、実際の飼料の摂取量が解らない以上、摂取された物質の絶対量が計算できないので、こういう記載方法は、毒性実験では行わない) 資料として引用するには、東京都の資料は問題あるように思えます。 --222.228.190.173 2008年9月15日 (月) 09:35 (UTC)
アフラトキシンの発癌性の強さについて
[編集]この編集で、「最も強い天然発癌物質」が「地上最強の天然発癌物質」に置き換わっております。たぶん、アフラトキシンよりも強い海産毒素があるということを示唆したいのだと思われますが、はっきりしません(直後にあるダイオキシンの10倍という表現も…ですが)。---Redattore 2006年11月22日 (水) 06:15 (UTC)
指摘されたようなことは意図していません。このようなことを表現する場合、「最も強い」だけだと比較対象の範囲が分かりにくいので、”地球上で”とか、”あらゆるものの中で”という言葉を付けるのが 一般的なので、そのようにしました。--ミキティ 2006年11月22日 (水) 10:09 (UTC)
- ネットで検索してみたところ、「天然物で地上最強の発癌物質」という表現が流布しているようですね。どのような実験で出た値を元にしたのかがわかりません。発癌物質、変異原性物質を扱う専門家ならば必ず、「サルモネラ菌を使ったエームス試験で最も高い変異原性を示した」とか、「ラットを使った実験で最も高い肝癌発生率を示した」とか、条件つきで示すはずです。そのように、どのような実験で最も高い発癌率(あるいは変異原性)をあらわしたのか、情報源をお持ちではありませんか?(ミキティさんでもどなたでも) 実験条件がなければ、この表現を維持するのは少々きついです。--スのG 2006年11月22日 (水) 10:41 (UTC)
検出例について
[編集]厚生労働省のウェブサイトに大量にのっていますが一部だけを抜粋するのはどうかと思います。米国などからのものにも検出例があると思いますが。特にこういう危険なものが検出されると言う事象は特定の国に対する人の見方を操作してしまう場合があるので慎重にすべきだと思います。 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
毒性の表現について
[編集]「ラットを使用した実験では、100%の発癌性を示す」という文章が記述されていたのを、東京都の資料にあわせて調整しました。私は毒性学は素人ですが、元の文章が非常に曖昧なことは分かります。研究報告については結果だけ書くのではなく、どのような条件で実験を行ったときにどのような結果が出たかというのを述べていただけますようお願いいたします。また、東京都の資料だけでは Wikipedia:信頼できる情報源 としては心許ないです。記述の元となっている研究報告があるはずですので、それをご存じのかたは置き換えていただけますようお願いします。--Su-no-G 2008年9月9日 (火) 04:03 (UTC)
- このような、資料はいかがでしょうか?
- 日本医真菌学会の資料食品のカビ汚染とリスクアセスメント pdfあたりに若干の記述がありますが、不十分です。
- 財団法人 放射線利用振興協会、放射線利用技術データベース放射線に対するアフラトキシン等カビ毒の安定性 (pdf)で安定性についての記述があります。
- 加熱による分解に関しては、アサマ化成、食品衛生ミニ講 食品加工と微生物その5
- 取りあえず今回はリンクのみを記述し、後日内容の加筆をさせて頂きます。 --Apple2000 2008年9月10日 (水) 09:12 (UTC)
- 挙げていただいた3件のリンク先のうち、上2件はリンク先の文献自身に検証可能性が確保されている(つまり、文章が述べていることがどの文献を参考にしたものかがわかる)ため、申し分ないと思います。3件目はデータがあるものの、そのデータがどこから引っ張られて来たものか分からないため、その点の問題は残ります。Yazdanpanah et al. Food and Chemical Toxicology 2005, 43, 1135-1139. DOI: 10.1016/j.fct.2005.03.004 はいかがでしょうか。その文献自身および、その文献の Introduction 節の中央付近からひかれている文献は参考になりそうです。--Su-no-G 2008年9月11日 (木) 04:24 (UTC)
- 東京都健康安全研究センターインフォメーションによると、件の東京都の資料はWogan GN and Neworne PM: Dose-response characteristics of aflatoxin B1 carcinogenesis in the rat, Cancer Research, 27, p.2370-2376, 1967からの引用だそうです。Madness 2008年10月2日 (木) 12:41 (UTC)
- 挙げていただいた3件のリンク先のうち、上2件はリンク先の文献自身に検証可能性が確保されている(つまり、文章が述べていることがどの文献を参考にしたものかがわかる)ため、申し分ないと思います。3件目はデータがあるものの、そのデータがどこから引っ張られて来たものか分からないため、その点の問題は残ります。Yazdanpanah et al. Food and Chemical Toxicology 2005, 43, 1135-1139. DOI: 10.1016/j.fct.2005.03.004 はいかがでしょうか。その文献自身および、その文献の Introduction 節の中央付近からひかれている文献は参考になりそうです。--Su-no-G 2008年9月11日 (木) 04:24 (UTC)