ノート:ウインドシア

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

改名提案[編集]

失効一ヶ月間コメント無し。--Challemoni会話2018年6月23日 (土) 04:24 (UTC)[返信]

改名提案 ウィンドシアー に改名(移動)を提案します。表のページにも記載しましたが、現在 気象庁では ウィンドシアー に表記が統一されているから。 --PENGUIN38FM会話2018年4月26日 (木) 17:23 (UTC) [PENGUIN38FM][返信]



 定義 本文 巻き戻されたので、ノートに記載しておきます。

ウィンドシアーとは、上昇流及び下降流を含む、風速・風向の(ないし、風ベクトル、または一方向の任意の風ベクトル成分の)、空間的かつ局所的な変化。鉛直シアは高度にz を用いると∂V/∂z ,また気圧高度p を用いると偏微分∂V/∂pのように表現される。風が地衡風である場合は、鉛直シアは温度風方程式で与えられる。ある点におけるウィンドシアーは、その点における風ベクトルからシアーベクトルへの回転の仕方によって、低気圧性あるいは高気圧性と呼ばれる。

-- 以下、詳細・出典

航空気象の最も権威的である定義のひとつは、ICAO(国際民間航空機構)の" Manual on Low-level Wind Shear " ICAO Doc 9817/AN449、2005年であることは、誰しも否定しないと思います。 この中で、WIND SHEAR については、『The most generalized explanation of wind shear is “a change in wind speed and/or direction in space, including updrafts and downdrafts”.』 と定義されています。 また、(一般)気象の最も権威的である定義のひとつは、WIND SHEAR の概念が生まれたアメリカ気象学会のGLOSSAY OF METEOROLOGY であることは、これも否定しないと思います。 この中で、WIND SHEAR については、『The local variation of the wind vector or any of its components in a given direction. The vertical shear can be expressed in terms of height ∂V/∂z or of pressure ∂V/∂p as the vertical coordinate. If the wind is geostrophic, the vertical shear is given by the thermal wind equation. The wind shear at a point is said to be cyclonic or anticyclonic according to whether the sense of rotation from the wind vector to the shear vector at that point is cyclonic or anticyclonic.』 This page was last modified on 25 April 2012  と定義されています。  平易な言葉で言えば、両方とも 風が変わる事、といっているわけで、航空気象でも、一般気象でも、定義は概ね一致しています。中山章 氏 は、気象学者で、過去に航空機のインシデント解析にも携わった方ですが、その経験が逆に航空気象ではDFDR (俗にいうBLACK BOX の一部) の解析が一般的であって、航空気象と一般気象とで 定義が異なる、といった意見を持つに至った一因であると推測します。 そして、上記の定義を見れば定義が異なる、といった主張が間違っていることがわかると思います。  現在、航空機運用の現場で働いていますが、ウィンドシアーの内容に関して PILOT(運航乗務員)と情報のやり取りをする時、最も多用するのは 鉛直ウィンドシア―の 〇〇kt/1,000FT であり、ドップラー・レーダーやドップラー・レーダーで 解析された 〇〇kt のウィンドシア―です。 DFDR の解析は相当の費用がかかるので、実際の航空機運用では毎時大気解析や主要航空路断面予想図といった航空気象用の天気図や、ドップラー・レーダーやドップラー・レーダーの解析図が 主体となっています。 DFDRによるウィンドシア―の解析は、事故・インシデントと言ったものが主体になり、稀な事例となります。  よって、中山氏 の本に書かれた 定義での ウィンドシアー の単位については 非常に限定的であって、適切ではありません。

[ WIKIPEDIA管理者に 話が通じない、と巻き戻されていますが、それは、WIKIPEDIA管理者 に気象・航空気象・航空機運用・流体力学の素養がないからです。  単に、上記ふたつの定義をまとめて、日本語に訳しているだけです。

また、細部を見ることなく、全てを巻き戻されてしまっています。現在 気象庁では ウィンドシアー に表記が統一されている。と記載も表のページからは消されているので、改名提案がされている経緯も本文(表のページ)にはありません。

 巻き戻しを実施した WIKIPEDIA管理者 が過去に一部の人に 非常に感情的・衝動的と評されていたことに納得がいきました。書き手が減っていることにも納得がいきました。

ところで、∂V/∂z は、ノートに普通に書けるのですね。本文(表のページ)には、分りづらい MARKUP 言語 でないと記述できないのに。 というか、MARKUP 言語 が分りづらいのではなく HELP ページがわかりづらいのかもしれません。 ] 

RESPONSE をお願い致します。 --PENGUIN38FM会話2018年4月27日 (金) 00:44 (UTC)[返信]


[ 上記書き込みより先に、当該 WIKIPEDIA管理者からRESPONSE頂いていました。 『ウィンドエア記事およびアカウント、検証可能性について』 ウインドシアでも、ウィンドシアーでもありませんでした。どの記事のことでしょう。 ななめ読みで気分で巻き戻している様に感じます。 当該 WIKIPEDIA管理者さま、本文の記事は適切ではありません。 原文を載せているので、より良い記事になるように ご自身で日本語に訳して、掲載して欲しいです。 対案を出さずに削除するのは おかしい、と思います。 また、PENGUIN28FM と PENGUIN38FM は同一人物であることは、当該TOPICSの履歴に明記していますので、作法に少しズレているかもしれませんが、主旨・目的には より合致していると思います。  (殆どの人は記事を書いた人にではなく、記事の内容に興味があるので、TOPICS の履歴は見ても 記述者のことなど見に行かない人が殆だと思いますので。 ) ]  --PENGUIN38FM会話2018年4月27日 (金) 01:12 (UTC)[返信]

  • コメント 出典にある『航空実用事典』では「風のシア,ウィンド・シア(wind shear)によるもの」の項があります。『現在 気象庁では ウィンドシアー に表記が統一されている』と書かれていますが、[1]では「ウインドシヤー」表記で、必ずしも表記は統一されていないようです。なお、学術用語集では気象学編および航空学編で「風のシヤー」としています。JAXA気象情報技術でも「ウィンドシア」表記です。表記の揺れがある状態で、気象庁の資料だけで改名しようとするのはあまりに稚拙でしょう。日本語で一般的に使われる表記がなにかをよく調査し、その結果を基に改名提案されるようお願いします。--アルビレオ会話2018年4月27日 (金) 02:11 (UTC)[返信]
  • コメントコメント依頼・改名提案が出ていたので目に留まりました。
  • Wikipedia:ページの改名#改名前にすべきことに太字で改名の前に本文先頭の主語を書き換えてはいけません。とあります。次からはご注意下さい。
  • もとが外国語で、カタカナ化したときに複数の表記がある(表記ゆれ)ことはよくあります。この場合、ふつうはWikipedia:リダイレクト#表記揺れ#翻訳の揺れとして、リダイレクトを作成して処理するというのが無難です。大抵の場合、どれかが「間違い」で、どれかが「正しい」とかいうのではないので、「シア」と「シアー」で議論するのはあまり生産的ではないでしょう。リダイレクトを作った上で、あとは記事本文のなかで複数の表記があることを示せば、ふつうの読者にとっては親切です。(例:コンピュータ#呼称
  • 本件の場合、英語でも「Wind shear」と「Windshear」の2つの表記が認められますよね。日本語では、すでに他の方々がお示しですが、たとえば
といった表記がみられます。1つ目は「ウインドシア」への誘導ですけれど。こうみると、日本語文献では「ウインドシア」表記も十分な認知度があるといえますから、敢えて記事名を変えなければ解決できないような問題があるようには感じません。
  • 朝日新聞キーワードでも「ウインドシア」ですが、これは2009年3月23日のフェデックス80便着陸失敗事故のときのものです。私の個人的な体験としては、日本ではこのときに「ウインドシア」なる語が一般人も知るところになったように思います。
  • 「中山氏の定義が間違っている」とのご主張については、なるほどそういう考え方もあるのか、とは思いますが、ウィキペディアではWikipedia:検証可能性Wikipedia:独自研究は載せないという基本理念があります。「中山氏の定義が間違っている」と言っている文献を示すとかでない限り、我々執筆者が「誰それの見解は間違い」と判断してはあかんということになっています。次善の策として、「A氏の本『X』ではこれこれとされる。B氏の本『Y』ではこれこれとされる。」のように、両論表記をするといいでしょう。ただ、中山氏は「日本大百科全書」でも解説を担当しており、ウィキペディア的には一般的には「権威ある」「信頼できる」情報源とみなされるでしょう。それに反する主張は特別な主張とみなされるかもしれません。(つまりそれ相応の情報源を示す必要がある。)
  • 本件は、「航空分野」と「気象分野」では取扱が異なるようですから、気象分野ではこう、航空分野ではこう、と、きちんと区別して説明するといいです。現在の版の冒頭部は航空分野に偏重しています。
  • 個人的には、「専門書」ではない「百科事典」であるウィキペディアとしては、つまりわけがわかっていないド素人が何かを調べるために最初に手を付ける初心者向けの入門編としては、いまの冒頭文はむずかしすぎる、と感じます。上で示したコトバンクの解説と見比べてみて下さい。「平易な言葉で言えば、両方とも 風が変わる事」とのことですから、冒頭部としてはそのぐらいの平易さがふさわしいと思います。冒頭部ではなく、記事の本文では詳述する分には構わないと思います。--柒月例祭会話2018年4月27日 (金) 04:14 (UTC)[返信]

可能であれば、2018年4月21日 (土) 09:05‎ から、巻き戻し・削除された2018年4月26日 (木) 22:50‎ までの版をご参照下さい。

「尚、表記については、イを開拗音(小文字)にするか、語尾に長音(ー)をつけるか、シアかシヤか、いろいろな意見があるが、 西暦2000年頃から気象庁では ウィンドシアー の表記に統一している。」の記述をしています。私は、言語狩りや言語統制を 行おう、としているのではなく、現在の版に較べ寧ろ積極的に いろいろな表記があることを表記しました。(消されていますが、 履歴で確認できます。)私が主張しているのは、Wikipedia は利用者が多いために、ここで記事タイトルとなっている表記が日本語の 代表的な表記法と受け止められてしまうのだけれど、気象庁等で表記を統一しようとしているので、その流れに乗って記事タイトルを 変更してはいかがですか、と提案しているのです。気象庁等の表記が『ウィンドシアー』となっているのを認識した上で、 いずれかの表記に拘りがればご自身の論文や書籍でどのような表記をするのかは自由であると思いますし、表記に関しては何が正しい、 何が誤っている、と主張したことはありません。(定義に関しては、部分的に誤りがある、と主張していることは否定しませんが。) そのような誤解を生む大きな要因は、定義部分だけでなく、私の記載が一括で全て削除されているからです。 (WIKIPEDIA管理者にあっては、定義部分が気に入らないのであれば、2018年4月26日 (木) 22:09 まで巻き戻し・削除すれば 十分であるのに、改名提案に影響する部分を含め、数時間を要した私の記載を1クリックですべて削除し、 そのくせに、記事名もウィンドエア記事について、というコメントを返信し、内容を十分読んでいないと受け止められても当然の対応を されていることに不快感を感じているのです。)

アルビレオ(会話) 2018年4月27日 (金) 02:11 (UTC) さんへの RESPONSE COMMENT。 まずは、コメントありがとうございます。 『[1]では「ウインドシヤー」表記で、必ずしも表記は統一されていないようです。』⇒  まず、私の記載は「ウインドシヤー」表記ではなく、『ウィンドシアー』の表記なので、訂正させていただきます。  [1] は、『気象衛星画像の解析と利用-航空気象編-,気象衛星センター,2002年』ですね。私も津村書店で書籍として購入して所有して    おります。原稿は、表記統一前に書かれて入稿されたものである、と思われます。私も、正確に何年とは、記録を残しておりません    ので、後日、「尚、表記については、イを開拗音(小文字)にするか、語尾に長音(ー)をつけるか、シアかシヤか、いろいろな    意見があるが、西暦2000年頃から気象庁では ウィンドシアー の表記に統一している。」の部分を再び、書き加える機会に恵まれ    れば西暦2000年頃の記載を西暦2005年頃に書き換えることは、吝かではありません。 『JAXA気象情報技術でも「ウィンドシア」表記です。』⇒ 一方、DREAMS PROJECT の ALWIN(空港低層風情報)提供システムの 外部への正式な公表であるプレスリリースでは、全て、『ウィンドシアー』の表記 に訂正されています。http://www.jaxa.jp/press/2017/04/20170419_alwin_j.html JAXA気象情報技術のページが表記統一前に作成されて、そのままになっているか、あるいは、本来業務の片手間にやっているサイト 管理担当者のチェック漏れであると思われます。 『表記の揺れがある状態で、気象庁の資料だけで改名しようとするのはあまりに稚拙でしょう。』⇒  私の理解では、表記の揺れがある状態は西暦2000年頃まで、それ以降に関しては、統一しようという運動がある、という認識です。  気象庁等は国の機関なので、タイトル改名を検討することは十分意味がると認識しています。  私は、1990年代に、社内報告書で『ウインドシヤ』という表記で報告書を提出しました。表記に対して拘りがなっかので、  報告書を提出する際に手近にあった書籍の表記になぞりました。提出後に、ある上司から、お前の表記はおかしい、指摘されました。  いまだに、時々表記法とかに対する細かな配慮がないと言われます。マイナーな表記法を使っていると、そのようなことが起こります。  Wikipedia 等を使っている後輩や、他の利用者には、そのような(ある意味では下らないことで)不愉快な思いをして欲しくないのです。  ですから、記事のタイトルの変更の検討は、十分に意味があると思います。

--- 他の方への RESPONSE COMMENT は、もう暫くお待ち下さい。 --PENGUIN38FM会話2018年4月29日 (日) 10:24 (UTC)[返信]

[知人の知人に、気象庁の予報官の方がいるので、調べて頂きました。 I さま、ありがとうございます。お手を煩わせてしまい申し訳ありません。 『 「外来語の表記」 に関する 「内閣告示第二号 平成三年六月二十八日」 があり、告示以降は 「ウィンドシアー」 の表記にするよう

上職に指導を受けています。』

『 「外来語の表記」 に関する 「内閣告示第二号 平成三年六月二十八日」 』 抜粋 『第2表に示す仮名は,原音や原つづりになるべく近く書き表そうとする場合に用いる仮名で,これらの仮名を用いる必要がない場合は,一般的に,第1表に示す仮名の範囲で書き表すことができる。 2 「ウィ」「ウェ」「ウォ」は,外来音ウィ,ウェ,ウォに対応する仮名である。 注3 英語の語末の‐er, ‐or, ‐arなどに当たるものは,原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて「ー」を省くことができる。』]

--- 他の方への RESPONSE COMMENT は、もう暫くお待ち下さい。 --PENGUIN38FM会話2018年5月9日 (水) 07:23 (UTC)[返信]

返信 PENGUIN38FMさんへ

  • まずはWikipedia:記事名の付け方をご一読下さい。記事名を付けるにはにあるように、ウィキペディアでは記事名を定める基本的な考え方として、信頼できる情報源において最も一般的に使われている、などの要件を定めています。
  • ウィキペデイアは国の出先機関でもなければ役所でもないので、内閣告示はあまり考慮に値しません。ただ、世の中の文献(信頼できる情報源)が告示にしたがって表記を変えていき、それが一般的になった暁には、ウィキペディアに影響を及ぼすことになりますね。でも今は、先に示した辞典類にみられますように、民間の出版社が内閣告示に準拠しているということでもなさそうです。
  • 別の観点から言うと、ウィキペディアは原音主義はとっていませんので、「原音や原つづりになるべく近く書き表そうとする場合」にもあてはまらないでしょう。たとえば「junior」や「senior」は「英語の語末が-orに当たるもの」ですが、「ジュニアー」「シニアー」とはふつう書きませんよね。これは注3でいう「慣用」というものでしょう。windshearについてもそうした「慣用」表記を行っているところがたくさんあるということです。--柒月例祭会話2018年5月9日 (水) 09:14 (UTC)[返信]

---00-01 【はじめに】

   タイトルの改名を提案した者です。
   表のページではないので、改名等の議論に参加して頂く方は、ある程度の知識を持っているか、勉強されるかしてから、議論に加わるであろう、と期待していました。また、知識がないのであれば、それを補うための高いWEB  検索技能と、WEB CONTENTSを読み解くための高いコンピューター・リテラシーの能力とを備えているものと期待していました。いずれの期待も裏切られたので、勝手ながら議論をするための基礎知識を持って頂くための講義を始めさせて頂きます。
  私は事業用操縦士免許(飛行機・陸上・多発)・計器飛行証明・運航管理者の国家資格を有し、また、気象予報士の試験に合格していますので、この議論をするのに必要な最低限の知識は備わっている、と自認しています。
  なお、以下の講義には理解し易くするため、正確さを犠牲にして、1~2割程度の適切ではない表現を含んでいますので予めご承知下さい。
  

A-02 【啓蒙的説明】ウィンドシアーの定義と、知っておくべき背景的知識。

  【進歩的な小・中学生、及び、高校で科学を選択・専攻しなかった方々を主な対象として】
 ウィンドシアーとは、風の変り目であり、空間的な風の変化のことです。(時間的な風の変化ではありません。単位時間あたりの風の変化は『風の変化率』、と呼ばれています。) 3次元空間の2地点、A地点での風とB地点での風とを比べたときに、(上向き方向成分・下向き方向成分も含めて)3次元での風の向きか、風速かの、少なくともどちらか一方が変化している状態を、「A地点とB地点との間にウィンドシアーがある。」と表現するのです。ですから、ウィンドシアーは竜巻やら台風やら(本来の意味での)マイクロバーストやら、といった特定の気象現象を表す言葉ではありません。A地点での風とB地点での風との風が異なっていることは、極めて通常のことです。むしろ、A地点での風とB地点での風が異なっていないことの方が少ない、と言っても良いでしょう。
 ですから、航空事故・航空インシデント(事故になったかもしれない重大な事例)・気象災害 等といった事例に関連して「ウィンドシアー」という言葉が使われている場合には、明示的に言葉で表されていなかったり、記されていなかったりしても、暗黙の了解として、今話題にしているのは「強い(STRONG)、または、強烈な(SEVERE))ウィンドシアー」ですよ、といった理解が求められています。また、調査中の事例に関連して「ウィンドシアー」という言葉が使われているのであれば、「(その影響を検討する必要がある程度には強い)ウィンドシアー」を話題にしている、との理解が求められています。
  この辺の背景的知識を上手く伝えられていない書籍や記事の多くは、「ウィンドシアー」が強い風の急変といった、特定の気象現象であるかの印象を読み手に与えてしまっています。しかし、記事の場合には少ない文字数で背景も一緒に伝える必要があったり、書籍では 定義の部分に強い風の急変といった意味のことが書いてあっても、書籍全体を読めば、それとなく理解できるようになっている書籍もありますので、その誤解の原因は、書き手だけではなく、読み手側の理解力が原因である場合も見受けられます。
  また、「ウィンドシアー」の「大きさ」と「強さ」とは、英語では同じ「Intensity」で表されるのですが、日本語では慣例的に、「大きさ」は風が変化する大きさ(3次元空間の2地点、A地点での風とB地点での風とのベクトル差の大きさ)をそのまま表し、「強さ」は 「弱い」・「並みの(強さの)」・「強い」・「強烈な」の区別を表す、と区別して使用しています。
  さて、目端の利く方々は既にお気づきのことと思いますが、A地点での風とB地点での風とを比べた場合のその「ウィンドシアー」の風速変化・風向変化と、A地点での風とC地点での風とを比べた場合のその「ウィンドシアー」の風速変化・風向変化と、は通常は異なっていますので、A地点での「ウィンドシアー」といったものは、定まらないことになります。
  ところが、実際には航空気象に興味のある方は、FXJP106(主要航空路6時間断面予想図)・FXJP112(主要航空路12時間断面予想図)や毎時大気解析の解析図では、特定地点の「ウィンドシアー」の大きさが航空気象図で図示されているのを見たことがあることでしょう。実用には気象図に図示できないと、とても不便ですから、暗黙の前提条件を加えて、特定地点の「ウィンドシアー」の大きさを決めています。
  つまり、特定地点の「ウィンドシアー」の大きさを図示するには、明示的に記されていなかったりしても、読み手には暗黙の前提条件の了解が求められているのです。
  最も多く用いられている暗黙の前提条件は、特定地点の上下の高度を比較して「ウィンドシアー」の間にあるその特定地点の「ウィンドシアー」の大きさと見做す、という暗黙の前提条件です。例えば、特定の地表上の特定地点A地点の、気圧高度 4000FT 上空をB地点、気圧高度 5000FT 上空をC地点、気圧高度 6000FT 上空をD地点、とすると、B地点とD地点とのウィンドシアーの大きさを、その間にあるC地点のウィンドシアーの大きさと見做します、という暗黙の前提条件です。従って、航空気象図等で「鉛直シアー(Vertivcal Windshear)」と言った場合は、殆どの場合に於いて、「ウィンドシアーの鉛直成分」、といった意味ではなく、「鉛直方向で比べたウィンドシアー」という意味で用いられています。単位は kt/1,000ft 等が使われます。
  2番目に多用されている暗黙の前提条件は、平面を適切な細かさの矩形に区分わけして、特定地点Aをその矩形の中心と定義して、隣接する全て(8個)矩形の中心(地点B~地点I)とのウィンドシアーの大きさを夫々(それぞれ)調べて、それらの最大値を特定地点Aのウィンドシアーの大きさと見做します、という暗黙の前提条件です。これは、ドップラー・レーダーやらドップラー・ライダーやらでの観測における、ゆるい傾斜の逆円錐面上の図示等でしばしば見られます。ドップラー・レーダーやらドップラー・ライダーやらでのウィンドシアーの観測ではその特定地点Aでの高度の上方と下方とに観測データがある、とは限らないので、隣接する矩形と比較しています。また、正方形ではないので、1).比較する矩形ごとにやや距離の差がある事と、2).ウィンドシアーの大きさが概ね同じで、鉛直方向で比べたウィンドシアーの航空機への影響と水平方向で比べたウィンドシアーの航空機への影響とが異なるため、同じ kt/1,000ft の単位で PILOT に通報すると、錯誤を招く恐れがあるので、航空機への影響とが概ね近づくよう矩形の大きさを調整しています。単位は最大速度差 kt と表示するようにしています。

A-03 【啓蒙的説明】気象庁によるウィンドシアーの予報、及び、実況・速報について

 【進歩的な小・中学生、及び、高校で科学を選択・専攻しなかった方々を主な対象として】

 【事実】 気象庁は、空港関係者向けに、(強い、または、強烈な)ウィンドシアー(が高い確率で発生する状態)を予報しています。     (一般気象・災害通報に置き換えると、イメージとしては、天気予報のようなものです。)      これは、日本では『ウィンドシアーに関する飛行場気象情報』と呼ばれるものです。以前は、テレタイプ(気象庁のサーバーに繋がったプリンターのようなもの)で英文で打電・配信されていました。しかし、2005年以降に MS-WINDOWS のアプリケーションである『航空気象情報提供システム』による発  表に置き換わり、英語・日本語によって発表されるようになりました。      以下の例のようなものです。      例、      『RJAA ウィンドシアーに関する飛行場気象情報 第2号       2018年05月13日08時08分UTC       成田航空地方気象台発表       有効期間 13日13時00分UTCまで

      ウィンドシアーが       13日09時00分UTCから13日13時00分UTCまで予想される。=       RJAA AD INFO 2 VALID TL 131300       WS FCST 130900/131300=』      なお、上の例では(強い、または、強烈な)ウィンドシアー(が高い確率で発生する状態)が13時00分UTC頃に終息(終わる)ことを予報しているのではないことに留意しなければなりません。『ウィンドシアーに関する飛行場気象情報』は指針・ガイダンスによって6時間の範囲で予報するように記載さ   れています。また、気象業務法 等によって、指針・ガイダンスを超えた予報は禁止されています。従いまして、初めから18時00分UTC頃まで(強い、または、強烈な)ウィンドシアー(が高い確率で発生する状態)が続く、と予測していても、一旦13時00分UTCまでの予報を発出して、13時00分UTCまで  に予報の終了時刻を変更して再度予報を出し直さなければならないもです。ですから、(予報官によっては、分の端数を切り捨てたがる人もいますので)予報の時間が5時間を超えている場合には、割と高い確率で、予報の終了時刻が延長されます。もちろん、延長されない場合も、早めに終了させてしま  う場合もあります。逆に、5時間に満たない予報時間であれば、その予報の終了時刻に(強い、または、強烈な)ウィンドシアー(が高い確率で発生する状態)が終息(終わる)確率が高いのだな、と予測出来ます。      また、『ウィンドシアーに関する飛行場気象情報』とは別に、PILOTを対象として(強い、または、強烈な)ウィンドシアー(が高い確率で発生している状態)を実況・速報しています。      (一般気象・災害通報に置き換えると、イメージとしては、地震速報のようなものです。)      これは、日本では『低層ウィンドシアー情報文』と呼ばれています。WSA(ウィンドシアーアラート)とMBA(マイクロバーストアラート)の2種類があって、航空管制官を介して口頭で英文で発表されます。      またDATA-LINK(航空機とのSMS(short message service) のようなもの)のために、英文の略号によっても発表されます。       A-04 【啓蒙的説明】気象庁の『ウィンドシアー』の表記の統一について  【事実】 気象庁は、現在、『ウィンドシアー』に表記を統一しています。これは、気象庁の職員に確認しています。   その事実に辿りつけなかった方々は、古い情報を引き当てて、表記は統一されていない、と思い込んでいるだけで、WEB 検索技能と、WEB CONTENTSを読み解くためのコンピューター・リテラシーの能力が不十分であったに過ぎません。  また、表記の統一の根拠として、「外来語の表記」 に関する 「内閣告示第二号 平成三年六月二十八日」 を上げています。この告示に例外等があることは、承知していますが、これは WIKIPEDIA で議論しても意味のない事で、気象庁はそう決めた、という事実に意味があるのです。(その決め方に異 論があるのであれば、気象庁に入庁するか、国土交通省に入省するか、あるいは、内閣に入閣して、決定権のある部署と交渉して下さい。)   A-05 【啓蒙的説明】気象庁は何故『ウィンドシアー』の表記を統一する必要があったのか、また、その時期が2005年頃であったのか。  【推測】 これは、2005年から日本語による予報が開始されて、予報官によって表記が異なると、気象庁として不都合なので表記を統一したものと推測されます。気象庁の職員に確認しましたが、「(表記を統一した)きっかけはわからない、ただ、『ウィンドシアー』と表記しないと、上司に直せ、と言われるから『ウィンドシアー』と表記しているに過ぎない。」とのことで、確認はとれませんでした。   A-06 【皆さまへの問いかけ】    この表記に関する議論は、例えれば、雷をひらがな表記する場合に「かみなり」と表記するか、「いかずち」と表記するか、「いかづち」と表記するか、といった問題と類似の問題です。現代仮名遣いは政府が決めた事なので、従いたくないので、「いかづち」と表記したい。気象庁は「かみなり」と表記・発音しているが気象庁とWIKIPEDIAは関係ない。いろいろな読み方、表記があるので、統一するする必要はない。今の記事が「いかづち」だから、変更する必要はない。と、皆さんは仰っているのです。    それぞれの人がどう表記・発音するかは、自由です。巻き戻されて削除された私が記載した主な部分は   『ウィンドシアー。(wind shear または、 windshear)、または、風のシアー。ウィンドシアーとは、上昇流及び下降流を含む、風速・風向の(ないし、風ベクトル、または一方向の任意の風ベクトル成分の)、空間的かつ局所的な変化。鉛直シアは高度にz を用いると∂V/∂z、または、∂V/∂p のように表現される。風が地衡風である場合は、鉛直シアは温度風方程式で与えられる。ある点におけるウィンドシアーは、その点における風ベクトルからシアーベクトルへの回転の仕方によって、低気圧性あるいは高気圧性と呼ばれる。   その表記については、イを開拗音(小文字)にするか、語尾に長音(ー)をつけるか、シアかシヤか、いろいろな意見があるが、西暦2005年頃から気象庁では ウィンドシアー の表記に統一している。なお、シアーとは、ズレ・剪断の意味で、流体力学的には風のテンソルのgrad(傾度)のことである。   ウィンドシアーの単位については、その観測方法・解析方法により、種々の表現がとられる。特定の航空機に着目して、そのDFDR(Degital Data Recorder)等のデータを基に解析すれば、kt/s (MKS単位系では ms^-2) となる。また、航空気象図等では、鉛直シアーとして kt/1,000ft (MKS単位系では s^-1) となり、また、水平シアーの表現は kt/NM(MKS単位系では s^-1 となる。さらに、ドップラー・レーダーやドップラー・ライダー等での観測では、(隣り合う座標面の風速差という意味で、 単に、風速差 最大 kt、あるいは、kt の増加、 kt の減少 (MKS単位系では ms-1) という表記・単位が用いられる。』   ですが、現在の表のページよりも、表記に関しては多くの表記法を列記し寧ろ私の記載の方が表記のバリエーションに対して寛容です。(尚、削除された際には記憶が不鮮明でしたので『2000年頃から気象庁では』と記載していました。)   しかしながら一方で、WIKIPEDIAは多くの人が目にしますので、記事のタイトルはなるべく標準的なものであるべきだ、と考えるのです。「いかづち」やら「いかずち」やらではなく、「かみなり」にしましょう、と提案しているのです。どうでもいい、と考えるのであれば、ご賛同いただけませんか?

B-07 【疑問の提起】表のページでの、中山章さんの言う 『航空と気象の分野の定義があり』とは、何をいっているのか。   B-07 からは、表記の問題ではなく、巻き戻されて削除されたA-06 に記載した、私の書いた定義に関する話題です。   中山章さんは、また、度々、別の書籍・文献で『航空での定義は異なる』と記載しています。この『航空』とは何をいっているのか  少なくとも私は強い違和感と疑問を感じましたし、 「アルビレオ」さんは、航空学、あるいは、航空工学(学術用語集に航空学は刊行されていないものと認識していまので、航空工学の間違いではないか、と推測します。また、旧文部省の事業で、改訂されておらず、内容も古いままです。)と受け取ったようです。   中山章さんの論文・書籍に記載された 参考図書・引用文献をさらうと、ウィンドシアーに関する章立て・記述内容から、中山章のウィンドシアーに関する知見が、概ね   1).『T.Theodore Fujita、"The Downburst",1985』   2) .『ICAO Circular 4186-AN/122、"WIND SHEAR", 1987』   の2冊に拠ることが理解できます。代表的、古典的な教科書です。   『航空と気象の分野の定義があり』・『航空での定義は異なる』は、1). に記載された   『In meteorology, wind shear is ~~    Wind shear, in aviation, ~~』 を和訳したものであろうことが推測出来ます。   しかし、1).と2).を注意深く読み解くと1).藤田 哲也さんは、航空での定義はこうだ、とは述べていません。   『気象学での定義は~~。一方、操縦術(航空機を操縦する理論)としては、~~と理解出来る。そう理解すると、ウィンドシアー遭遇時の、機体の航空力学的挙動は~~。』と述べているのです。藤田 哲也さんはICAO の気象部会・気象パネルにも参加し 2).の策定にも強い影響を与えています。     ICAO の気象部会の結論?総意?が2) .『ICAO Circular 4186-AN/122、"WIND SHEAR",   1987』であり、ICAO 全体の結論?総意?が 3).『" Manual on Low-level Wind Shear " ICAO Doc 9817/AN449、2005年』です。   3).の中には、(【啓蒙的説明】を行うと、)ウインドシアーに遭遇するごく限られた時間内においては、航空機は進入速度やら巡航速度やらといった概ね一定の対地速度で移動しているので、近似的に等速直線運動をしていると見做せる。そうすると、1秒毎に航空機は等間隔で移動しているので、1秒毎の距離変化を単位距離と見做すこともできる。さらに、1秒間の差を近似的に同時刻と考えると、1秒毎の航空機の風の変化は単位距離距離毎のウィンドシアーと考えることができる。そう考えると、航空力学的理解にも便利だ、と述べているのです。   ですから、 3).において、『 Summarizing the three ways of expressing wind shear intensity   ~~. a) the intensity in km/h per 30 m = 8.4 km/h per 30 m or in kt/100 ft = 4.2 kt/100 ft; b) the same intensity in scientific units = 0.07 m/s; and c) the intensity as it might affect a landing aircraft in km/h per s (kt/s) (i.e. acceleration) for a 3-degree glide slope and 300-km/h (150-kt) ground speed (i.e. rate of descent 3.9 m/s(13 ft/s) = 1.09 km/h per s (0.546 kt/s) or 0.025 g, where g = acceleration due to gravity. The actual headwind/tailwind shear components would have to be calculated by resolving the vector difference along the runway headings.』と、『飛行機が単位時間に受ける風ベクトルの変化量』・『飛行機の進行方向に沿う気象のウインドシアに飛行機の速度を乗じたもの』の条件付きでの使用を認めているのです。   2).にも概ね同様の事が記載されており、その定義に、藤田 哲也さんは異論を述べていません。むしろ、その定義を後押ししています。   従って、中山章さんの和訳は不適切であり、『定義が違う』という表現は誤っていると言わざるを得ません。 --PENGUIN38FM会話2018年5月23日 (水) 03:51 (UTC)   [返信]