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ノート:カシ

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カシをオークと呼ぶとの記述がされましたが、これは古い時代の誤訳に基づきます。ヨーロッパでオークと呼ばれるのは落葉性コナラ属、即ちナラ類であり、常緑性コナラ属を指すカシではないのです。実物に触れることなく恐らく明治の翻訳者がカシと訳してしまったため誤解が広がってしまったのですね。そのために日本で伐採されたミズナラの大木の材が日本人はオークの安価なまがい物のつもりで二束三文でヨーロッパに輸出してしまい、ヨーロッパ人は本物の上質のオークと喝破して高級家具に加工されていったというエピソードがあります。日本の木工企業のオークビレッジも日本のオーク(ミズナラ)をその品質にふさわしい優れた木工品にしようと起業されたものだったはずです。以上の理由で、オークの記述をナラの項目に移動することを提案いたします。ウミユスリカ 2005年1月3日 (月) 03:23 (UTC)[返信]

前述の投稿がちょっと言葉足らずだったので補足します。まず、英語の狭義のオークはナラです。これは北西ヨーロッパにあるブリテン諸島が落葉広葉樹林地帯でナラの分布圏だったからです。しかし、英語の認識する世界が広がるとともに地中海沿岸のコルクガシ等常緑のコナラ属植物にもオークの呼称を当てていったのです。日本列島が照葉樹林地帯と落葉広葉樹林地帯にまたがった地理条件ゆえに同じコナラ属の植物でも落葉種にはナラ、常緑種にはカシと区別した名称が日本語に発達したのと対照的です。ですから英語のオークのコアイメージはナラであり、ブリテン諸島に分布するオークもナラである。しかし、周縁イメージとしてはカシも含んではいるというのがより正確な現状です。ウミユスリカ 2005年1月3日 (月) 03:38 (UTC)[返信]

ナラもカシもひっくるめてオークと呼んで区別していないのかと思っていました。どちらかというとカシの方が主で。僕の勘違いだったようですね。ご指摘ありがとうございます。オークに関する記述はナラの方に移動します。Kurayamizaka 2005年1月3日 (月) 07:02 (UTC)[返信]