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ノート:カップリング反応

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・「パラジウムカップリング」というのはよく用いられる言葉なのでしょうか? 普通はパラジウム触媒によるカップリングなどと言うと思うのですが。 ・反応機構としてπ-パラジウム錯体が含まれるというのは本当でしょうか? 普通のカップリングでは生成するのはアリールパラジウムやビニルパラジウムなどのPd-C(sp2)種だと思うのですが。 それとも、こういう化学種をπ-パラジウム錯体と呼ぶことがあるのでしょうか?

「○○触媒を用いたカップリング」と表現を改めました。また、反応中間体はπ錯体ではないのでこちらも改めました。いかがでしょうか。--端くれの錬金術師(talk|contrib.) 2006年2月5日 (日) 15:32 (UTC)[返信]

A)古い話で恐縮ですが、(私の修士論文で扱った頃は)パラジウムカップリング(反応)と呼んでいました。たとえていうならば銅を使った銅カップリング(反応)とよぶの同様です。例えば古典的な銅のカップリングのウルマン反応は触媒サイクルではなく化学量論量が必要です。したがって触媒反応か否かはカップリング反応の本質ではないです。(なので、本文の銅触媒…という表現はよろしくないです)通常はパラジウム(触媒)のクロスカップリング反応と呼ぶと考えられるます。StilleがReportを出した頃はσパラジウム錯体Ar-Pd-Xはπパラジウム錯体Pd…Ar-Xを経由して生成する反応機構が提出されていました。

[[画像:説明図 ノート カップリング反応.PNG]](削除申請しました)

(最近のReportは読んでいないので、学説がかわっているのであればご訂正下さい、たぶん変わっていません。)本文の反応機構の図ではπパラジウム錯体→σパラジウム錯体の反応プロセスは書くと図が複雑化するのでハショりました。

なのでπパラジウム錯体は図示が無いというご指摘はもっともです。しかし、π電子を持たないアルキルハライドに対しては、Pd(0)はインサーション反応を起こさないので、確かに反応はπパラジウム錯体を中間体として経由します。すなわち、ご指摘のアリールσパラジウム錯体やビニルσパラジウム錯体というのは結果であり、出発原料としてアリルハライドやアリールハライドを使う以上は、πパラジウム錯体を経由します。図のわかりにくい点については陳謝いたします。あら金 2006年2月6日 (月) 11:10 (UTC)[返信]

自分こそ先走ってしまってすいませんでした。図にπ錯体がなかったので、ビニル-パラジウム種やアリール-パラジウム種の意味でπ錯体を使っているのだと勘違いしていました。図を差し替えた方がよさそうですがうまく描けるかなぁ。--端くれの錬金術師(talk|contrib.) 2006年2月6日 (月) 15:39 (UTC)[返信]
改良しました。あら金 2006年2月6日 (月) 19:49 (UTC)[返信]
わかりやすくなりました。ありがとうございます。反応機構描くのは苦手なもので・・・--端くれの錬金術師(talk|contrib.) 2006年2月7日 (火) 05:08 (UTC)[返信]