ノート:カラスムギ
栽培種のAvena sativa Linn.はエンバク、野生種のA. fatua Linn.はカラスムギという和名をふる習慣ができていると思うんですが、ウィキペディア日本語版のほとんどの記事で栽培種のA. sativa Linn.の方をカラスムギと扱い、エンバクをその異名としてしまっています。カラスムギ、エンバク、さらに穀物の記事を書いておられる皆さんにご相談申し上げたいのですが、今後この両者をどのように扱うべきとお考えですか?確かに文学作品などを読みますと、A. sativa Linn.をカラスムギとしているものをよく見かけはするんですが。ウミユスリカ 2004年7月3日 (土) 08:35 (UTC)
既存の記事と、英語版の記事のみを参考に本記事を加筆したWildDRiverです。自分の知識も少なかったのに、他の文献と照合することもせず不確かな記事にしてしまったことをお詫びします。また、ウミユスリカさんにお願いします。ウミユスリカさんはエンバクとカラスムギについての知見を持っておられるとお見受けします。この記事を修正し、もっと正確な物にしていただけないでしょうか?--WildDRiver 2004年7月4日 (日) 00:50 (UTC)
一応記事をエンバクとカラスムギに振り分けてみました。お詫びなんて恐縮です。エンバクみたいな比較的最近日本に入ってきたものは概念の混乱が多少あって当然ともいえるわけです。現に文学作品の翻訳では少なからず栽培種にカラスムギの語が使われているわけですから。恐らく麦の雑草として比較的古く日本に入っていた野生種に最初にカラスムギの名がつき、近代になって紹介された栽培種にも一部名称が混用されて混乱が生じたのでしょう。英語版の記事をお読みになっておられるようですからお分かりいただけると思うんですが、英語版のOatはそもそもカラスムギ属全体の総称として執筆されていますよね。こうした英語自体に胚胎した狭義、広義の問題と日本における標準和名の区分、さらに農学上の名称と翻訳文学界における名称がかなり混乱して今に至っているように見受けられます。サケとマスの混乱とか、チョウとガの混乱なんかも在来の概念と外来の概念の混合による混乱が生じています。チョウとガの概念の混乱に関しては最近チョウの項目に加筆しましたのでご覧ください。ウミユスリカ 2004年7月4日 (日) 02:25 (UTC)
= 燕麦・カラスムギの名の由来
[編集]58.12.27.105さんのおっしゃる根拠ですが、日本の文化史的に有用植物と似ているけれど役に立たないもの、取るに足らないものという意味合いの接頭辞として使われる動物は、ほぼ犬、烏、雀に限られており、燕をこうして使う用例は寡聞にしてほとんど知りません。つまり、烏や雀と燕は、文化史的な文脈がまったく異なります。その一方で、燕を接頭辞に使う例は圧倒的に形態表現の用例が占めます。例えば、燕石(腕足類スピリファーの化石)、燕尾服といったものですね。和名でツバメがつく生物にはツバメウオ、ツバメオモト、ツバメコノシロ、ツバメズイセンなどがありますが、いずれも取るに足らないもの、役に立たないものとの含意はありません。さらに付け加えるなら、燕麦は大和言葉ではなく漢語ですので、和名にイヌ、カラス、スズメを冠する文化慣習とは異質なものと看做せます。ですから、カラスムギという野生種・雑草を「麦に似ているが食用として役に立たない」という意味合いで名前をつけたという点においては58.12.27.105さんの挙げた文脈は当てはまりますが、燕麦については当てはまらないとするのが自然でしょう。燕麦は中国までは古くから伝わっていましたが、日本には明治期まで導入されなかったが故に国内の食文化が熟成せず、いきなり純飼料作物として導入されました。そのため、先んじて国内侵入して野生化していた雑草のカラスムギと栽培種の燕麦が混同され、燕麦までもがカラスムギと呼ばれるケースが多々あったということがあったわけですね。そのことが58.12.27.105さんの観点の遠因になっているのではないかと推察いたします。いずれにせよ、燕麦の語源をエンバクではなくカラスムギの項目で展開するのは妥当ではないでしょう。--ウミユスリカ 2005年12月11日 (日) 01:43 (UTC)
Avena sativa or Avena fatua ?
[編集]Sorry, but i think there is something wrong here. The picture shows avena fatua but it is named avena sativa. The Name in the box is a.fatua too but your interwiki-links are going to oat. The all can't be correct. Laben from Wiki germany --85.177.84.40 2006年12月12日 (火) 15:11 (UTC)
カラスムギを栽培種と記述しているのは誤りではないか
[編集]本記事の対象としているカラスムギ Avena fatua は森川利信 『麦の自然史 : 人と自然が育んだムギ農耕』 佐藤洋一郎、加藤鎌司編著、北海道大学出版会、2010年、pp.198-204 ISBN 978-4-8329-8190-4 において雑草型とされていて、栽培種の普通エンバク(マカラスムギ)Avena sativa と区別されております。
また、「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)においては、 Avena fatua はカラスムギで、Avena sativa はオートムギ(別名マカラスムギ、エンバク、この辺はエンバクの記事名がというのがありそうですが)となっております。
この点で疑義がありますので、当該個所に要出典タグを付けました。(署名忘れ)--Pseudoanas2011年6月13日 (月) 13:59 (UTC)--Pseudoanas 2011年6月13日 (月) 17:48 (UTC)補記
- 広辞苑のカラスムギの項目では、「1.エンバクの別称」と記載されています。--田幸 2011年6月18日 (土) 02:23 (UTC)
- ご指摘ありがとうございます。タグを除去いたしました。お騒がせをいたしました。--Pseudoanas 2011年6月18日 (土) 09:18 (UTC)