ノート:ガラパゴスゾウガメ

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SilverSpeech氏の編集による問題点[編集]

キリがなさそうなので編集・修正を進めつつ散発的に挙げていきます。--Moss会話2018年3月8日 (木) 14:49 (UTC)[返信]

1. 記載者・年に括弧がない - 少なくとも出典としているIUCNではこれらに括弧があるのになぜかそれを外している。基本的なことだが、括弧の有無で意味が大きく異なる(括弧がある場合は原記載から属が変更された)。
2. 亜種を含めて15種~ - 亜種と種では分類階級が異なる。現在主流とされる分類では亜種は認めていない。これは提示された出典でも同様のはずなのだが、なぜか亜種が出てくる。
3. 15種(概要)vs. 11種(分類) - 15種とする説ではChelonoidis guntheriChelonoidis microphyesChelonoidis vandenburghi・サンタフェ島の未記載種を含めて15種と思われるが、分類の段落ではこれらを認めないと記事内でも分類が統一されていない。また実際には主流とされるのは既に記載されている14種とする分類と思われる。
4. IUCNを分類の根拠とする - 上記にも関連するがIUCNレッドリストを分類の根拠としている。詳細は省くがIUCNは保護の観点から、主流とされる分類とは異なる分類を採用していることもある。一例として2016年現在Clements ChecklistやIOC World Bird Listではヤンバルクイナはヤンバルクイナ属Gallirallus(日本産鳥類目録 改訂第7版より)だが、IUCN(正確には参照しているBirdlife Internatinal)ではヤンバルクイナはHypotaenidia属としている。

問題点の一部を追加します。--Moss会話2018年3月9日 (金) 15:23 (UTC)[返信]

5. チチュウカイリクガメ属に分類 - 現在の分類ではTestudoは地中海周辺および中央アジアに分布する種のみが含まれるためチチュウカイリクガメ属とするのが妥当であると思うが、当時の分類ではそれこそ南米のガラパゴスゾウガメ類を含む世界広範のリクガメ類が分類されておりチチュウカイリクガメ属とするのは妥当ではないと思われる。一例としてさらに遡ればアオウミガメの原記載はTestudo mydasだが、だからといってアオウミガメはチチュウカイリクガメ属として記載された等とは言わないであろう(1758年のLinnaeusの定義したTestudoはリクガメ・ウミガメ・淡水棲のカメも含むカメ広範を指していた)。分類の変化により学名は同じでも、和名が変化することはなんら珍しくはない。ここは現在の和名を記述せず単にTestudoとするべき。
6. 1957年~リクガメ属Geochelone (Fitzinger, 1835) を新設 - 学名の記載年の通り現在のリクガメ属Geocheloneの記載は1835年。新設などと記述したら記載と誤解されるおそれがある。属は種の学名と異なり他の属に分類されるということがないので、そもそも記載者および記載年に括弧はつけようがない。括弧が必要な種の学名には括弧を付けず、括弧がつくはずのない属の学名に括弧をつけるともはや滅茶苦茶。
7. 誤った系統樹 - 出典の系統樹と学名が異なる。百歩譲って学名を修正したとしても、分岐順も異なる。正確にはPoulakakis et al.(2015)の系統樹ではガラパゴスゾウガメ種群内で最初に分岐したのはC. beckiC. darwiniからなる単系統群。