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ノート:キブル・ハウンド

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出典の検証

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現時点で唯一の出典である『デズモンド・モリスの犬種事典』の「キブル・ハウンド」の項(p.122)を確認しました。結論としては、本記事のごく一部は検証可能ですが、一部はモリスが断定していない仮説を断定的に扱っており、一部はモリスの記述と矛盾し、残りの大部分は検証不能です。

まず外見的には、『デズモンド・モリスの犬種事典』には「W.D.ドルリー」が1903年に書いた内容(参考書目と対照すると、Drury (1903)「British Dogs」と思われる)を引用して「交配によって脚が短くなり…」とあるだけで、特徴節の内容はほとんど検証できません。また由来については、同じくドルリーから「サザン、またはタルボットに由来」し「ウェルシュ・ハーリアも交配されている」という記述が引用されているものの、それは「2つの見方」の一つとして扱われていて、もう1つトマス・ビューイックが1793年(参考書目と対照すると、出版年が一致しませんがBewick (1790)「A General History of Quadrupeds」の第3版(1792年)か)に書いた「ビーグルとオールド・イングリッシュ・ハウンドのミックス」という説と並べられています。モリスはこのどちらかに肩入れするような主張はしていません。本記事はドルリーの説のみを断定的に取り上げていることとなり、モリスの本とは立場が異なります。またドルリーの説にしても、「ビーグルやバセット系の犬」「もともとはワイアーヘアの犬もいた」といった内容は、少なくともモリスの本では言及されておらず、検証不能です。

狩りについても、モリスの本ではパックで嗅覚・「視覚」を使って、「現在の短脚嗅覚ハウンドの典型とよく似た」やり方で狩りをしていたと書かれているだけです。

また絶滅時期について、モリスは「20世紀の初めあたりまでに姿を消してしまったように思われる」と書いていて、「19世紀初期から中期に絶滅」という本記事の内容とは矛盾します。1903年に出たドルリーの本に現存の犬種として書かれているなら、19世紀に絶滅してしまったというのはありえないでしょう。

なお本記事でも引用されているコカイン「狩猟論(Treatise on Hunting)」はモリスの本にも1950年出版として引用されていますが、Sir Thomas Cockaine「A Short Treatise of Hunting」[1]のことだとすれば1591年の出版ですから、おそらく誤植でしょう。(そもそも、モリスによれば20世紀初頭、本記事によれば19世紀に絶滅した犬種ですから、1950年の本で推奨されているわけがありません。)--Trca会話2015年7月22日 (水) 04:22 (UTC)[返信]