ノート:ジャン・ルノディー
姓の表記
[編集]Renaudie という姓をルノディーと表記したのは、「展望フランスの建築[PDF]」に倣いました。これはフランス外務省発行広報誌の特集であり、一応の「権威」を持つといえます(ロシア系の名前であるシュメトフを無理にフランス語読みしたりしてはいますが)。しかし他方で、「タラソテラピー(thalassothérapie)」という領域において日本でも著名であるらしい Jacques-Bernard Renaudie という同姓の人物について、ジャック=ベルナール・ルノーディ という表記が定着しており、このような著者名での日本語版の訳書も出版されているようです。もしこの人物の項目が将来作成されれば、表記を統一する必要が生じます。
ちなみに、au については、名詞 automne や形容詞 mauvais のように二通りに発音しうるというような例があるほどですが、Renaudie については子音との連関からいって、フランス語の発音記号で「 o 」が自然であるような気がします。[1]
Renaud で終わっていたら疑いなくルノーでしょう。しかし文学賞の名前 prix Renaudot はルノドー賞、ルノードー賞そしてルノード賞の三通りの表記が存在するようです。
固有名詞の表記はじつにやっかいな問題をふくみます。とくに、フランス語圏の姓 (noms de famille) に詳しいかたに、ご意見をお聞かせ下さるようお願い します。 ルノーディにかぎらず、現状より適切な表記があるという確信をお持ちの場合は変更を提案してください。
--建築的散策者 2007年6月16日 (土) 14:39 (UTC)
geopatronyme.com によると、Renaudie という姓は、もともとはリムーザン地域圏に多かったようです。これは建築家の出身地とも一致します。ところで、「ロワール川の南では、 o ouvert と o fermé のあいだで実際上区別をつけない」とも言われています。[2]
南洋堂書店のサイトには、高額古書の扱いで「都市住宅 1968年8月号 爆発号」の内容紹介があります。そこでは、アトリエ・ド・モンルージュの四建築家の姓がルノディ、リブレ、テュルノエ、ヴェレと表記されています。変更するとしたらこのルノディがよいかもしれません。同姓の人物のジャック=ベルナール・ルノーディという表記は白水社(駿河台下交差点をはさんで南洋堂とは目と鼻の先)という「権威」を背景にするものですが、あまり気にする必要はないと思えるようになりました。Riboulet については別のページで議論するべきことですが、ノート:ピエール・ブーレーズが参考になります。Boulez はかつてはブレーズと表記されていたのだそうです。
- ^ フランス語の発音記号で o ouvert と呼ばれる「 ɔ 」(表示できない場合あり)、o fermé と呼ばれる「 o 」 はいずれも日本語のカタカナ表記のどれにも完全に対応するわけではありませんが、一般的には前者を「オ」に、そして後者を「オー」に対応させてフランス語からの外来語や固有名詞を表記する慣習があるようです。 Total (tɔtal) をトタル、Aurélie (ɔʀeli) をオレリー、 gaullisme (golism) をゴーリスム、などのように。 しかし、robe (ʀɔb), pot-au-feu (potofø), beaux-arts (bozaʀ) 等 の慣習的なカタカナ表記(ローブ、ポトフ、ボザール)は反対になっているなどの例もあり、カタカナ表記の規則はきわめていい加減であることも明らかです。
- ^ たとえば、Français notre belle langue に Beauté Jean と名乗る人が2006年九月12日付けで次のように書いています : Au sud de la Loire, on ne fait pratiquement pas la distinction entre o ouvert et o fermé. Tous les mots ont un o ouvert. "La rose" et "la rosse" ont la même aperture.
--建築的散策者 2007年6月29日 (金) 15:51 (UTC)
- tmonzenetです。私はジャン・ルノディーでよいように思います。ノート:ピエール・リブレにも同様のことを書きましたが、ルノーディという日本語転記はやや古くさいような気がします。ですが、そんなにはこだわりません。もし広く意見を知りたいのでしたら、正式な改名提案ということにして、Wikipedia:改名提案で提案なさってはいかがですか。提案しても分野によってはまったくレスポンスがないことも多いですが、思わぬ援軍があったり、予期せぬ難敵が現れたりするかもしれません。(可読性向上のため脚注の位置を移動いたしました。ご容赦ください。)--tmonzenet 2008年4月14日 (月) 04:12 (UTC)