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ノート:タイリクハクセキレイ

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ハクセキレイ

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今回ようやく Motacilla alba の記事をまとめることができました……さすがユーラシア全域に拡がる種だけあり、概要を洗い出すだけでも大変ですね、疲れた(^^;。

日本におけるハクセキレイ (M. a. lugens) の分布は、記事中に掲載の文献で引用されていた日本野鳥の会による調査結果によると 1980年代までの分布域は東日本中心であったことがうかがえますが、当時でも広島あたりまで拡大していたとあり、現在はもっと西へも拡がっているようです。ただし西日本では少数(ホオジロハクセキレイも多い)と思いますので、「日本(本州以東)での普通種」としました。

しかし場所によってはハクセキレイ (lugens? ocularis?) とホオジロハクセキレイ (leucopsis) の交雑も現実にあるのかもしれませんね……どうなるのやら。
--cory 連絡帳|写真集 2007年11月13日 (火) 13:52 (UTC)[返信]

近縁種について

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近縁種を敢えて併記したのは、遺伝的な近縁種ということもありますが、タイリクハクセキレイ#競合に関連するためでもあります。

実際、本文に掲載の文献(中村 1985)が書かれたとき以上に、ハクセキレイの侵入が進んでいるように感じられます。私がよく観察する平瀬川流域でも、この数年で、沿川の急傾斜地の森林が潰され宅地造成されるのと逆比例するかのように、セグロセキレイを見かける頻度が漸減しているように感じられます。2007年夏は、中流部ではついに一度も見られなくなってしまいました(セキレイ達の数が増える秋以降はまた見かけるようになりましたが、この辺りでは繁殖できなくなったということかもしれません)。

さて、ここでは日本の(主に北海道から本州東部にかけての)セグロセキレイハクセキレイの関係について記述していますが、オオハクセキレイやタイリクハクセキレイ亜種同士でも同様に考え得ることかもしれません。それが、セグロセキレイハクセキレイにではなく本記事中に書いた理由でもあります。

たとえば en:White Wagtail#Gallery に掲載されているインドで撮影された大量の写真や、各所に掲載されている東南アジアで撮影された写真などを見ると感じますが(かつてはインド・東南アジアには leucopsis はあまり分布していなかったようです)、インドなどにおいても似たような傾向が起こり得るかもしれません(leucopsis が東から、personata が北から侵入し、maderaspatensis の分布域を狭めている、とか。ただし具体的な生息数調査はされていないようですし、よくわかりませんが)。

現地の様子が分かるわけではなし、そうした研究をされている方の文献も見当たらなかったので言及は控えましたが、どなたか詳しい方がおられたら書いていただければと思います。
--cory 連絡帳|写真集 2007年11月13日 (火) 13:52 (UTC)[返信]